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壁ドン?
「おはよう!神楽坂くん」
最近、女子から喋りかけられるようになった。
「あ…おはよう!」
「おはよう…あっ…ごめん…姫野さん…」
「ううん…大丈夫だよ…ただ、なんで澪くんが私以外の女子か喋ってるのかなぁ…とか、思ってただけだから…」
「‼︎真実ちゃん!いたんだ…ごめん…」
真実ちゃんは、本当に神出鬼没だ。
「ねぇ…澪くん…こっちに来てくれる?話したいことがあるの…」
真実ちゃんに連れられて来たのは、体育館裏だった。
「真実ちゃん?話って何?」
ドンッ‼︎…壁ドンされた…
「えっと…?」
「ねぇ、澪くん…私以外の女子と話さないでって言わなかった?どうして、喋ってるの?」
「本当にごめんって…僕も悪かったと思ってるから…それより、早く今日戻ろう?先生に怒られるよ?」
「そうだね。それは、いけない…」