第42話:パーティー用の軽食なのか引きこもり用の非常食なのか、それが問題だ!
文明開花に帰ってきて、夕飯も終わってみんなが落ち着いた頃に相談した。
「家のリフォームも終わったのでお披露目をしたいんですけど、文明開花の皆さんは宿と食堂があるから一斉には来れないですよね?」
「そうね……ランチが終わってから夕食までの間だったら幼なじみの誰かに来てもらって、私たち3人少しの間だったら行けるけど……でも幼なじみの3人も交代にしないと、ねぇ……」
「そうですよね……はじめに、皆さん3人に来てもらって、その後幼馴染みの方達順番にと交代で来てもらうようにしましょうか」
「そうね。それが丸く収まると思うわよ」
「でもたいして見るとこなんてないんですよ。一応お世話になった方々にちゃんと独立して自立しますってお見せするだけで。簡単なお菓子と飲み物を収納カバンに入ってるものからちょろっと出せばそれで足りるかなぁと思って。軽食は事前にサンドイッチと唐揚げとポテトフライ、巻き寿司とおにぎり何種類かは作ってもらっといていいですか?私の時間が経過しない収納バッグに入れとくんで」
(本当はドラッグストア機能で懐中時計ショッピングでお菓子や飲み物を少し買うがな。はははははは)
「わかった。用意しとくよー」
「お姉ちゃんいつ出て行っちゃうの?」
「家具や生活に必要なものは全部売主が残してってくれたから、すぐにでも住めるのよ。でもみんなにお披露目が終わってから引っ越そうかなと思って」
「お披露目はいつにするのかな?」
「理さん、この際だから余ったら私も食べるから100人前用意しといてもらっていいですか?あとカレーとライスも。鍋は小分けにできるようにいくつか後で買ってきてお渡ししますね。サンドイッチとか唐揚げとかポテトフライ等のお皿も渡します」
「了解。明後日位までには用意できるよ」
「じゃあ明々後日にお披露目パーティーをして、それでお引っ越しします。よろしくお願いします」
「「「了解!!」」」
「あっ!それからこれなんですけど、今日特許の手続きやらいろいろしてきたんですけど、(ウォシュレットの手続きのついでにしてきたのであった。)まだ市場に出回ってないので、文明開花の皆さんと私だけで、周りに人がいないところでお願いしたいんですけど……。共鳴歯車って知ってます?」
「「「共鳴歯車?」」」
(知るわけないよね。私がチートで作ったからね。ちょっと言ってみただけ)
驚いてる3人を尻目に、私は1人で淡々と説明を始めた。長距離のものはこの3人には必要ないので、4人用の4分割に炭酸入浴剤をしたものを歯車に浸し瞳さんと花ちゃんと私には小さいかわいい歯車で、カラフルなペンでデコってそれぞれの数字のところに名前を書いた。理さんには小さめな歯車で、無骨に黒のサインペンでそれぞれの番号のところに名前を書いたものを渡した。短い紐を通して、キーホルダーのように根付け風につけられるようにした。
そして使い方も説明した。内緒事なので、キッチンの狭いところでみんなで試してみたが、声が近すぎて丸聞こえなんだけど、一応歯車からも聞こえるから実験は成功ってことで。それに元の世界のマイクみたいにハウリングとかはしなかったので、さすが謎技術だと思った。
そしてくれぐれも世に一般的に出回るまでは、使用するときは文明開花の人以外には見られないようにお願いした。私の親しい人には渡すけどね。それで私が引っ越して用事があるときは、まずこれで連絡をしてから来るようにとくれぐれもお願いした。
(いきなり来られたら迷惑だからな!親しき仲にも礼儀ありだぞ!)
そして今日もとりあえず平穏無事に?過ぎていくのであった。




