シーン113さらなる悪夢。
シャロンの叫び声が鳴り響く。
それはボルドーの用意したあの魔神具によるものだった。
ボロボロであったシャロンの身体に突き刺さり、そして一体化していく。
その様子に私達は恐ろしさを感じていた。
『シャロン………………………………これは。』
『アキニー…………この状況は良くないな……………まるでここに新たな魔王をもう一人誕生させたかのような危険な力を感じてるよ。』
『ええ…………でも……………でもここは私達が何とかしなければ……………』
『そうだな。』
そう言った二人は目を閉じ更なる力を魔神に与えていく。
激しい炎を燃え上がらせる。
『『魔神………………………………蛇鳳凰』』
二人の魔神の更なる攻撃!!
それはシャロンへと向かって放たれる!!!
『これは!!』
『きっと…きっといけるよ!!!』
私はそう叫んでいた………だけどその瞬間……。
激しい炎がシャロンを包み込み焼き付くそうと燃え上がる。
『やった』
私がそう言葉に。
炎の中からシャロンの声が聞こえてくる。
『クククッククク………これは凄い。』
『『なにっ!?』』
『そんな…………………ばかな……………………。』
アキニー様とエルザックさんの驚きの声。
するとたちどころに消えていく激しい炎……そして炎はシャロンに吸い込まれていく。
二人の攻撃を吸収しさらに光を増すシャロンの鎧である魔神具。
『えっ!?どうして!?』
そこへ声を上げるボルドー。
『クククッ……………どうだその魔神具は素晴らしいだろう!???シャロンよ。』
『ええ……………これは本当に素晴らしいですねえ……………ボルドー殿。』
『そうだろう…そうだろう…………この研究をするためにこれまでどれほどの金を投じてきたと思っておるのだ………ありとあらゆる攻撃を吸収しそしてその力にかえる能力………さあ…………新生シャロンよ……奴らを。』
『消せ。』
冷たく微笑むボルドー…………だがシャロンは既に上機嫌だった。
『クククッ………この僕にこのような力をくださるとは…………感謝…………感激ですねえ…………御意……………ボルドー様の言葉のままに。』
すると何かをしようと魔力を高めていくいくシャロン。
赤く光っていくシャロンの魔神具は醜悪な光を発していた。
『これは……………………………………………』
『何か嫌な気配が……………………………』
その瞬間………シャロンが口を開く。
『死ねええーーーーーーーーーーーーっ!!』
『!!!!!』
シャロンから発した力は燃え上がる炎………そればなんと先程のアキニー様とエルザックさんの二人の発したはずの炎だった。
炎の蛇と鳳凰の力が私達に向けられ襲いかかってくる!!
『これはいけない!!!!』
『フン!!!こんな時こそ我が力が役に立つ…………………』
そこへ私達の目の前に立ち尽くしたのは何とベアスリーさんだった。
ベアズリーさんの魔神具『凍槍』を手に構え叫んだ。
『魔神『凍熊王』!!』
『凍氷壁』
そして巨大な氷の壁がそびえ立つ……………巨大な炎が私達を守ってくれた………かに見えた。
すると。
ニヤリと笑みを浮かべたシャロン。
『クククッ………その氷の壁……………どこまで耐えられかな……』
『なにっ!?』
そして炎の勢いがさらに大きくなっていく。
『これは!?』
ベアズリーさんは目を見開き驚きの表情を見せると叫ぶ。
『アルマジャーローーーーーーーー!!!皆にバリアを貼れーーーーーーーーーーー!!』
『クククッ…………遅い………………………………。』
冷静に、そして冷徹にシャロンは笑う。
『僕の新しい魔神…………これまでのものとは比べ物にならない…………これまでの魔神の吸収とそして…………技を吸収する力を加えたのだ…………………さあ………もうこの僕に敵うものなど……………どこにもいないんだ。』
『………『蛇鳳凰』』
そしてベアズリーさんに向かい激しい炎が巻き起こる!!!
『ぬおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』
『しねーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』
そしてベアズリーさんを激しい爆炎が襲ったのだった。
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