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想い出  作者: 彼岸  章華


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9/20

困惑にて


 おや。皆様、如何なさいました?


 揃いも揃って、其のような。

 まるで、狐に化かされたような。


 失礼、言葉選びが悪かったですね。しかし、なんと申し上げれば。


 ああ。我々の映像作品を見ているような時のような表情、と言えば、伝わりますでしょうか。


 しかし何故、其のような表情をなされていたのです?


 はい?

 実際に、映画を見ていたと、仰いましたか?


 其れは、其れは。

 皆様は余程、冗談がお好きでいらっしゃる。


 では、逆にお聞きしますが。

 ()()()()()()()()()()()で、何が見えると言うのでしょう。


 ご覧の通り、皆様の前方にある映画の窓帷(カーテン)は、未だ上がっておりません。


 夢でも、ご覧になられていたのではないですか?


 先程も申し上げました通り。

 映画は未だ始まっていないので御座います。


 其れとも、まさか狂いでも、起こったのでしょうか。


 其れにしては。第一、どうやって。


 嗚呼、失礼したしました。

 独り言で御座います、お気になさらず。


 しかし、此のままではいけません。


 不安など、此の映画を見ていただく上では、必要(いら)ないので御座います。


 仕方ありません。


 先程の事などは何も分らないままですが、映画の方を始めさせて頂きます。


 ご安心ください。

 もし、狂いが起こったとしても問題ありません。


 我々は今まで、何度も狂いを経験したことがあるので御座います。


 元より、我々の役割は此のような事態に備え、皆様の安全を第一に行動するというもの。


 ですので、どうかご安心を。


 皆様には擦り傷一つ、つけることは御座いません。


 お約束致します。


 ですが、念のため。

 もう一度、申し上げます。


 お席のご準備は、宜しいですね?




 大変、結構。


 さて。

 此のような不可解なことが起こっても、舞台は続けなければなりません。


 気を取り直して、開幕で御座います。


 此度も、心行くまで、ご堪能あれ。

この度も、作品をお読みくださり、ありがとうございます。

感謝の言葉しか出てきません。

今回は少し長くなりましたが、楽しんでいただけると幸いです。


それでは、次回作をご期待ください。

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