1-17.晩餐/湯浴み②
くっ、、期間が開いてしまいましたが投稿。
一個前からの続きなのに暫く離れていて何書こうとしていたか自分でも困惑してました。。。
「それにしても君結構強いんだね!?ただのゴブリンだけじゃなくて魔法を使うのって多分マギアゴブリンでしょ?1人でやっちゃうなんてやるじゃん!」
「だろっ!俺が鍛えただけのことはある!」
「エド、適当なこと言わないで。最近来たばかりの勇者なんでしょ?」
見かけによらず猫舌で食べ始めが遅れ、かつえらく上品に食事をするラジェット以外は食事を終えた。村長とジョンはキッチンで洗い物を始めており、こっちはヒロの冒険譚に花を咲かせている。今は洞窟での戦いについて話している所だ。軽く酔いが回ってきたのかエドとルカは3割増しのテンションだ。
「マギアゴブリンか。ギルドの昇格試験の定番だな。何の魔法を使うやつだったんだ?」
「魔法の分類はよく分かりませんが、多分雷ですね。」
「オレ、カミナリゴブリン、キライ。」
「あー昔そんなことあったよね。ラジェットが雑魚を引き付けている間にエドがマギアゴブリン倒してくる予定だったのに、気が付いたら黒焦げになってピクピクしてたこと!」
「いや、何回でも言い訳させてもらうけどよぉ、絶対避けたんだよ。当時は確かにまだまだ未熟だったけど身体強化してはっきり見てたから間違いない。ギリギリで避けたはずの雷が途中で曲がったんだよ。」
「確かに熟練の魔法使いだったら魔法を思った通り曲げられるけどマギアゴブリンが?天才さんだったのかな?」
「そうに違いない。なんせ俺と死闘を繰り広げた位だからな。」
「死闘も何も一発目でやられてたでしょ。まぁその後直ぐに私が敵を討ったけど。」
「さすがにあの時のエドは情けなかったが、確かにマギアゴブリンは厄介な相手だ。タンク視点でも特に雷のやつは魔法的な防御をしないと貫通してくるからな。」
「あのぉ、それって単純な物理法則では?避雷針みたいな。」
「『避雷針??』」
「雷というか電気は金属とか流れやすい物質に引き寄せられるじゃないですか。多分エドさん剣を持ってたんじゃないですか?それに向かって雷が曲がったのかと。」
「全然何言ってるか分かんないんだが、雷が剣に向かって曲がる?言われてみれば確かにそうだった気が…。」
「待て、電気?どこかで聞いたことがある。街の照明を全てその電気に変えるという話が―」
「ラジェット、流石博識だな。電気は中々ホットな話題だ。魔石が枯渇しかけているある街で盛んに研究されているらしい。と言っても私よりそちらの勇者殿の方が詳しそうだがな?」
洗い物がひと段落したらしいジョンが話に割り込んだ。品定めをする商人の表情だ。すっかり仕事モードに入っている。
「いやいや、詳しいだなんて。ちょっと学校で習っただけです。あ、学校って伝わります?子供たちが集まって勉強をするところなんですけど…。」
「あぁ、学院のようなものだな。勇者達の世界では誰でも学べる環境があると噂は聞いたことがあったが、まさか本当だったとは。」
「ジョンのやつ、珍しくテンション上がってんな。ヒロ、気を付けろよ?」
小声でエドが話しかけてくる。何をどう気を付ければよいのか分からないが、目の前で下を向いてぼそぼそ呟き始めたジョンを見ると兎に角気を付けようと思わせられる。
「村長!ジル姉ちゃんは!?」
その時、キッチンの方からシンの声が届く。どうやら目覚めてしまったようだ。少しうるさくし過ぎたかと反省する。
「安心しな、シン。さっきも言っただろ?大分熱も下がってきたみたいだからもう大丈夫さ。」
「そっか、そうだった…。」
「一回家帰るか?ジルの傍に居てやったらどうだい?」
「うん、そうする!」
「今日は先生と他も何人か家に居てくれるらしいからね。お前も安心だろ。夕食持たせてやるからちょっとそっち行ってな。」
やっと疲労が抜けてきたのか、それとも不安が和らいだからか今まで見た中で一番笑顔のシンが駆けてくる。
「ヒロさん、ヒロさん!…っ、……グスっ」
寄ってきたシンは座ったままのヒロに抱き着き胸に顔をうずめた。無理もない、まだ10歳の少年だ。最後に残った家族が生死の境を彷徨っていたのだ。優しく頭を撫でてやる。
「…っ、ありがとう、ありがとう…。」
ぐちゃぐちゃな心で、それでも絞り出した言葉を繰り返す。何度も、何度も。擦り切れそうになった少年の心がじんわりと伝わってくる。
思い返してみればこの世界で最初に出会った人間は彼だ。それもどこかも分からない森の中でゴブリンに襲われている所で。一昨日の話なのに随分と前のことに感じる。
何故森の中に幼い少年がと思っていたが、彼は家族を守るために立ち上がった勇者だったのだ。いや、ただ家族を失うことを恐れた普通の子供だったのかもしれない。それでも、本当の勇者である自分を動かし、結果として姉を救った。
自分のガラではない、どころか出会ったばかりの他人のために死なないらしいとは言え命を懸けるなど信じられない。実際に行動をしてしまった後でも何故このような行動をしたのか理解ができない。それでもこの幼い勇者が流す温かい涙に心が満たされるのだった。
超久々な投稿!
前話の後書きで今年の抱負としてこの章書き終えるのを余裕でしょと書いてましたがどこがじゃい状態です。
取り敢えずここから数話はあまり期間開けずに書きたい。
遅くとも次は来週中にでも。。。
さて、今回の感想。
登場人物の書き分けが難し過ぎるーですね。
口調だったり流れだったり地の文で補完したりしてますが、誰のセリフか分かりますかね?
書き手目線だと誰どれが分かるようになってますが、読んでくださってる方には伝わるのだろうか?
分からないでも、バットリアクションでも何でもいいのでご意見貰えると嬉しいです。
マックス7人のシーンでこれかー。
登場人物多そうな学園物のラノベでも読むか。
あっ、よう実のアニメ見てきます。




