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「冬の住処〜春よ来い〜」※再掲

※校正・再考しすぎて別物になったので再掲

誰にでも

心には冬が()んでいる

誰よりも深い苦しみなら

心を

揺らす事もないだろうに

ただひたすらに

生きる事もできただろうに


会えなくなってから

どれくらい経つのでしょう

あれから

何をやっても上手くいかずに

やりたくもない事ばかりが

増えていきます

今を生きるだけで

精一杯な時間を

ずっと過ごしてきましたが

近頃では

満たされないわけでも

特別何か不安になる事が

あったわけではありませんが

抜け殻の様な日々を

過ごしています

何処か詰まらない毎日の中

ふとした瞬間(とき)

会えるはずもない

あなたの姿を

探してしまいます

それでも

人前に出る時は

どうしても笑顔が必要なので

滑稽な程の化粧をします

毎日何かと忙しく

平日ムーブは

タスクで詰まっていますので

程よく忘れて

生きています

こんな事

いつまで続くのかしらね

何だか一生を棒に振りそうね


ごめんなさい

私はウソを吐きました

心の霧は晴れていません

今では会えないあの人に

この苦しい気持ちを

悟られない様

大丈夫じゃないのに

大丈夫なフリをしました

別れには

2つの事象(ケース)があるけれど

どちらも

会いたい時に

あなたはいない

せめてもう一度

遠い空の上から

こんな私を

叱りに来てくれれば良いのに

そう言えばここは

少し淋しい

ああ、そうか

私は

淋しかったんだ


誰かこの淋しさを

行方不明にしてくれませんか

このスカスカした毎日が

いっぱいになる様に

今頃になって

会いたいと気付くなんて

これは何かの罰ですか

誰かこの淋しい気持ちを

誘拐してくれませんか

この物足りない毎日が

いっぱいになる程に

これが何かの罰ならば

会いたいと

思うだけでも罪ですか

きっと誰にでも

心には「淋しさ」と言う冬が

()んでいる


誰にでも

心には煙る様な影がある

頬撫でる風の

空耳でしょうか

呼び止められた気がして

振り向いた雑踏の中

会えるはずないと

分かっているのに

こんなに心を

揺らしてしまうのは

何故なのかしらね

この心の

淋しさを埋める程の

大樹が根を張り芽吹く頃には

もう一度

私らしくなれるだろうか

晴れない霧がない様に

この冬を越えて行けば

もう一度

自分らしくなれるだろうか

だから春よ、来い

早く来い


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