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第三章 第16話 対策

グスタフの工房。


---


扉が、


勢いよく開く。


---


中。


---


帰りを待っていた、


門番ドワーフ。


---


数人。


---


振り向く。


---


グスタフが、


短く言う。


---


「報告だ」


---


布を、


置く。


---


開く。


---


現れる。


---


大きな、


火魔石。


---


空気が、


変わる。


---


門番の一人が、


低く言う。


---


「……これは」


---


グスタフが、


答える。


---


「採掘場だ」


---


短く。


---


「やられてる」


---


沈黙。


---


門番が、


言う。


---


「燃焼時間が違う」


---


「一度火がつけば、止まらん」


---


別のドワーフが、


続ける。


---


「数も異常だ」


---


グスタフが、


腕を組む。


---


「連鎖すりゃ終わりだ」


---


門番が、


低く言う。


---


「……事故じゃないな」


---


誰も、


否定しない。


---


門番が、


振り返る。


---


「自警団に上げよう」


---


「封鎖と調査を進める」


---


動き出す。


---


―――


---


工房。


---


机。


---


問題。


---


どう止めるか。


---


ディーターが、


口を開く。


---


「スライム塊で包むのはどうだ」


---


残っていた、


ドワーフとグスタフが、


眉をひそめる。


---


「……なんだそれは」


---


アンが、


前に出る。


---


「見せるよ」


---


リーネが、


頷く。


---


スライム塊。


---


水。


---


混ぜる。


---


手際よく。


---


粘度が、


変わる。


---


まとまる。


---


形を、


保つ。


---


アンが、


持ち上げる。


---


叩きつける。


---


――ボフッ


---


衝撃が、


吸われる。


---


崩れない。


---


リーネが、


押す。


---


水が、


にじむ。


---


だが、


流れない。


---


リーネが、


言う。


---


「水を含ませて、混ぜるだけ」


---


「混ぜすぎないのがコツ」


---


ディーターが、


補足する。


---


「水分保持と……衝撃吸収だ」


---


「ほぉ……」


---


ドワーフたちが、


無言で見る。


---


やがて。


---


グスタフが、


頷く。


---


「……使えるな」


---


別のドワーフが、


言う。


---


「量を増やせばいいだけだ」


---


グスタフが、


笑う。


---


「話が早ぇ」


---


振り返る。


---


「スライムだ」


---


「狩れるか?」


---


門番ドワーフが、


鼻を鳴らす。


---


「ナメるな」


---


「すぐに集める」


---


武器を取る。


---


「数を揃えろ!」


---


「急げ!」


---


ドワーフが、


駆け足で行く。


---


―――


---


材料が、


揃う。


---


トールが、


腕を組む。


---


「でかすぎる」


---


「近づくだけでも危ねぇ」


---


アンが、


言う。


---


「投げる?」


---


首を振る。


---


「無理」


---


「量もいるし、距離も足りない」


---


リゼが、


言う。


---


「運ぶにも嵩張る」


---


ディーターが、


低く言う。


---


「包む前に近づけない」


---


沈黙。


---


手はある。


---


だが、


届かない。


---


ジョーが、


ぽつりと呟く。


---


「……水鉄砲だ」


---


一同、


止まる。


---


「……なんだ、それは」


---


ジョーが、


口を開く。


---


「……書くもの、あるか?」


---


グスタフが、


答える。


---


「紙はねぇ」


---


「板ならある」


---


板と、


墨。


---


出される。


---


ジョーが、


描く。


---


筒。


---


棒。


---


水。


---


「中に水を溜めて」


---


「押し出す」


---


短く言う。


---


「離れた場所から濡らせる」


---


グスタフが、


板を見る。


---


目が、


細くなる。


---


「……作れるか?」


---


ジョーが、


短く言う。


---


グスタフが、


ニヤリと笑う。


---


「……5分で作ってやる」


---


竹。


---


削る。


---


組む。


---


速い。


---


正確。


---


やがて。


---


完成。


---


水を、


入れる。


---


押す。


---


――シュッ


---


水が、


飛ぶ。


---


火魔石に、


当たる。


---


濡れる。


---


反応は、


鈍い。


---


トールが、


頷く。


---


「これなら届く」


---


だが。


---


グスタフが、


言う。


---


「一発じゃ足りねぇ」


---


短く。


---


「量が要る」


---


再び、


沈黙。


---


ジョーが、


口を開く。


---


「……背負えばいい」


---


短く言う。


---


「運ぶんじゃない」


---


「繋げる」


---


再び、


板に描く。


---


袋。


---


管。


---


接続。


---


「スライム撥水の布で袋を作る」


---


「中に液を溜める」


---


「底から筒を伸ばす」


---


「これに繋ぐ」


---


水鉄砲を、


指す。


---


沈黙。


---


グスタフが、


再び笑う。


---


「……なるほどな」


---


「背負って撃つか」


---


ジョーが、


頷く。


---


「連続で使える」


---


トールが、


笑う。


---


「……やれるぞ!」


---


空気が、


変わる。


---


方法は、


見えた。


---


あとは、


やるだけだ。

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