第一話 「夜のはじまり、またははじまりの夜」02
ミドル① 翌朝
GM:ではミドルフェーズいきましょう。シーンプレイヤーは松田!
松田:はい。(コロコロ)……1上がって50%になった。
GM:はい。このシーンは強制で、葛城も登場してください。
葛城:はい。ちょっと待ってね……(コロコロ)うわぁ、10も上がった!もう48%だと!?ふざけるな!(一同笑)
GM:はい、それでは。ビルの一角が黒焦げになっており、黄色い、Keep Outと書かれたテープが張られています。
松田:おいおいおい、なんだよこりゃぁ!?
GM:警察官があわただしく動いています。早乙女が、「あーだめだめだめ、ここ入っちゃダメ、危ないから下がって!」などと野次馬を誘導しています。
松田:早乙女がいるってことは、自分もその場で仕切っている側?
GM:松田は刑事なので、現場検証の手伝いのために来ています。どうやらビルの中でガソリンが撒かれ、放火された様子であることがわかります。知覚判定に高い達成値で成功すると、いいことがあるかも知れない。
葛城:こっちはどんな立ち位置なの?
GM:後ほど説明します。ちょっと待ってね。
松田:(知覚判定)……3。
GM:では特に変わったものは見つからなかった。
松田:捜査は苦手なんだよー俺は……(一同爆笑)
GM:では松田がそうボヤいていると、十文字から電話が入ります。
松田:はい。松田ッス。
GM:「やぁ。あのですね、本件に不破探偵の関与があったことが確認されました。現場から近いので、不破探偵事務所へ行って話を聞いてきてもらえすか?」
松田:わかりました。……じゃあこの場は早乙女に任せて、行ってしまっていいのかな?
GM:大丈夫です。
松田:じゃあ早乙女に……「かくかくしかじかということで、俺は不破事務所のほうに行ってくるわ。あとよろしくな!」
GM:では、そんな話をしているところに、葛城は登場してください。
葛城:はい。
GM:あなたが今日来るように言われていた、UGN神ノ浦支部に到着すると、そのビルの一部が黒焦げになっており、黄色いテープが張られています(一同笑)
葛城:んんっ。聞きしに勝る治安の悪さ(笑)
松田:あれ?松田はここがUGNの支部であることを知っている?知らない?
GM:UGNと警察の協力関係はあるだろうから、知っている、だね。そんな松田の前に、UGNのバッジをつけた人が現れたという感じだろうか。
葛城:今回の世界観としては、ここではUGNはどのくらい組織として浸透しているの?
GM:秘密裏に活動しているという感じかな。
葛城:警察の一部の人は知っているという感じ?
GM:そうだね。特にトクハンのような、レネゲイド絡みの捜査をしているような組織は知っている。
松田:ということは、この地域では警察とUGNの関係はあるよね?
GM:そうだね。限られた人は知っている。十文字はもちろん知っていた。だから松田ももちろん知っていていいよ。オーヴァード関連犯罪の捜査をするにあたって避けては通れない両者だからね。
葛城:でもこっちは、どの警官がUGNのことを知っている人かわからんからなぁ。
松田:UGNのバッジをつけているって言ってたよね?じゃあこちらからはUGNの人だとわかっていいよね?
葛城:では。「今日から配属になったはずだったが……いきなりこれかぁ……」(一同笑)と、支部長に連絡を取ってみます。
GM:出ませんね。
葛城:出ない……。
睦月:「お前の職場は爆破した!」(一同笑)
誰なんだ?君は(笑)
松田:では、「どうも初めまして、トクハンの松田純一です」と名乗りながら警察手帳を見せる。
葛城:こちらも、「UGN神ノ浦支部に配属になった葛城だ」と言って、UGNの身分証を見せる。持ってるよね?身分証みたいなもの。
GM:うん。そんな感じで二人が自己紹介をしていると、ジョギングウェアを着た女の子が、野次馬の列から出てきます。陽葵ですね。「刑事さん、いまうちのお父さんの話ししてませんでしたか?」と聞いてくる。
松田:えっ?あんた、不破さんの娘さん?
GM:(陽葵)「はい、不破慧悟の娘の陽葵です」
松田:ああ。うちの部署は、不破さんとはちょっとした繋がりがあってな。少し話を聞きに行きたいんだが。
GM:では陽葵は、「では案内するのでついてきてください」と申し出る。
松田:ああ、それは助かる。葛城さんは一緒に来る?……こちらに誘う理由はないけど。
葛城:こっちも、警察の動きにしゃしゃり出る理由もないけど。
GM:では陽葵が、「そちらの方もあまり顔色が良くないようなので、よかったらウチで少し休んではどうですか?コーヒーぐらいはお出ししますので」と声をかける。
葛城:すまない。じゃあまぁ、そうさせてもらおうか。
GM:では二人が同行を承諾したところでシーンを終わります。
松田:では、陽葵ちゃんはバイクの後ろに乗せていこう。
睦月:おお!
GM:警官が二人乗りを推奨していいのだろうか(笑)
葛城:では事務所の場所を確認しておきます。近く?
GM:近いね。
葛城:では俺は歩いていくことにしよう。先に行っててくれ。
GM:では三人は移動を開始。
睦月:うち二人はバイクで(一同笑)
松田:それでは。「行くぞ、クリムゾン・バーナー!」(笑)
ミドル② 邂逅
GM:では次のシーンプレイヤーは師走。
師走:はい。登場判定するよ!(コロコロ)……8上がった。侵食率は46まで行った。
GM:そして睦月も強制登場です。
睦月:やったぁー!(コロコロ)……3。
GM:OK。では最初は回想シーンから。オープニングで出てきた派手な女性・柚木乃蒼が応接スペースに座っています。陽葵の淹れるコーヒーの良い香りが漂っています。で、依頼の内容について話します。
師走:うん、うん。
GM:依頼の対象は、八木ヨシキ(25)
師走:八木、ヨシキさん……(メモを取る)彼氏さん?
GM:はいそうです。自称ロックシンガーですが、乃蒼は楽器を弾いているところを一度も見たことがありません。
睦月:あはははは!
師走:ま、まぁボーカルだからとかじゃないかな。
GM:大変に金回りの良い男だそうで、乃蒼の勤める駅前の高級クラブ、店名を「ノエル」と言いますが、そこで来るたびに平気で十万単位のお金を使っていくそうです。
葛城:金回りがいいとか、そういうレベルじゃねぇ!(一同笑)
師走:凄いですねぇ。
GM:ね。そうして頻繁に指名を受けているうちに、プライベートでも交際するようになったとのこと。
師走:なるほど~。
GM:で、付き合い始めてから態度がガラリと変わりまして。連絡がつきにくい、レスポンスがとにかく遅い、別の女がいるか、あるいは既婚なんじゃないかと、乃蒼は疑っています(一同笑)……なので、身辺を調べて欲しいという依頼ですね。
睦月:すごい、探偵事務所だぁ。完璧な依頼だぁ。すごく、いい(笑)
GM:いいでしょ?(笑)
師走:ふむ。大変困ってらっしゃるようですね。
GM:はい。さらに、繁華街でも治安のあまりよろしくない、みゆき通りという場所があるんだけど、そこの酒場「バッカス」に、頻繁にしつこく誘うようになったそうな。ただし乃蒼は仕事の時間と被るので、毎回断っているようです。
師走:その彼氏さんと連絡を取ろうと思えば、取れるの?
GM:まず、あんまり電話に出ない。
師走:でも、アドレスとかは知ってる?
GM:そうだね。メッセンジャーアプリで送信しても、なかなか既読がつかないという感じ。
師走:では、主にどこでミュージシャンとして活動されているの?
GM:乃蒼は、彼がミュージシャンとして活動しているところを見たことはないそうです(一同笑)
睦月:それはもう、バッカスに行けばミュージシャンとして活動してるんだって!行こうぜ!(笑)
師走:たしかに今のところ、手がかりになりそうなのはバッカスぐらいしかなさそうだなぁ。
GM:乃蒼が話す内容としては、そんなところだね。質問があれば答えてくれます。
師走:外見はどんな感じなの?写真はある?
GM:金髪のヤンキー。ヤカラという感じ。耳にピアスをバチバチにつけているような。
師走:あぁ~。なかなか元気のある感じなんだね。……でも、毎日十万使えるって、相当稼いでいるんだろうなぁ。ヤバいことやってるんじゃないかなって、探偵の勘としては思っています。
睦月:若い、金髪、耳にピアス。かっこいぃ~(笑)
GM:なお乃蒼によると、かなりのイケメンとのこと。
師走:なるほどね~。
GM:写真も入手できます。
師走:では(乃蒼に)「恰好いい彼氏さんですねー」
睦月:世界観違うだろ(一同笑)
GM:では、そんな感じで回想シーンから目覚めていきます。事件の次の日の朝です。眠っていた睦月が目を覚まします。
睦月:では、さっきの激しい感じの出会いのシーンは終わってしまったと(笑)
GM:ではそれも振り返っておこう。矢吹は脇腹から血を流しながら階段を昇り、睦月を事務所に預けます。なお、師走は矢吹に会ったことがあります。不破の仕事仲間です。
師走:はい。「矢吹さん、なんスか?こんな夜中に……」
睦月:「ここは……どこなんですか?」
師走:「その子は?」
GM:矢吹は簡潔に事情を説明します。「とある事件に巻き込まれて命を狙われている、と不破は情報を掴んでいた。ここで匿ってやってほしい」
師走:わ、わかりました。先生はどうしたんですか?
GM:矢吹は黙って首を横に振る。……そして血を流しながら去ろうとする。
師走:え、うちで治療して行った方が……。
GM:矢吹は「足がついちまうからな」と言い、すぐにハーレーに跨って病院へ向かいます。
師走:では、お気をつけて。
そして残された若者の会話が始まる。
睦月:えっと……ぼくは多分、睦月って呼ばれています。
師走:どこから来たんだ?
睦月:あ、ところで、師走さんで間違いないですか……?
師走:あぁ、俺が師走だ。
睦月:ええっと……伝言がありまして。……「優しく、元気な子になれ」でしたっけ?(一同爆笑)
GM:「タフで優しい男になれよ」です(笑)
睦月:それが、トレンチコートを着た人からの、伝言です。
師走:そ、その人はどうなったんだ!?お前と一緒じゃないのか?
睦月:多分……死にました(一同爆笑)……あの爆発では、おそらく助からないでしょう。で、ぼくは本当にお邪魔しちゃっていいんですか?
師走:先生がそこまでしてお前を守れと言うなら、守らないわけにはいかないだろう。……とりあえずそこに座ってくれ。
睦月:は、はい。
GM:ではそんなやりとりが昨晩ありました。今は朝になっています。
師走:では「おはよう!」と声をかけて、コーヒーをドンッと置きます。
睦月:他に誰かいる?
GM:そうすると、ランニングウェア姿の陽葵が、松田と葛城を連れて事務所に入ってくる。二人は登場してください。
師走:では二人でいるうちに一言。「陽葵には先生のこと言うなよ」と。
GM:釘を刺された!(笑)
睦月:はい……陽葵さんには、先生のこと言いません……。ではここで、師走くんに対してロイスを結んでおきます。(コロコロ)……ランダムで、感情は✓慕情/厭気。
葛城:では登場。(コロコロ)……侵食率は4上がって52です。
松田:松田も登場。(コロコロ)……5上がって55です。
GM:はい、ではみんな揃ったので状況を整理していきましょう。
一同:はーい。
状況は次の通り。
・睦月には記憶がない。ただし、ロイスを結んでいるため、「憂鬱のヘスティア」という単語をなぜか覚えている。それが何を意味するかは、現段階では不明。
・睦月は何かの施設にいたようだが、不破と矢吹によって連れ出された。
・昨晩、放火事件があった。警察では「神ノ浦市ビル放火事件」として捜査を進めている。
・葛城によると、そこは自身が赴任予定だったUGN神ノ浦支部のビルであった。
・UGNの支部機能は壊滅状態である。
睦月:ということは……ぼくを監禁していたのはUGN……!?(一同笑)
GM:(笑)では、あとはPC同士の情報交換のシーンとします。なお、陽葵は睦月を匿うことを快諾します。「じゃぁ、師走くんのベッドを使わせてあげてね!」(一同笑)
師走:あ、あぁ……ここは仕方がないからなぁ。俺はソファででも寝るよ。
GM:(陽葵)「倉庫にコンパネがあるから、それで簡易ベッドでも作るといいんじゃないかな」
師走:ありがとう。
松田:では、さっきの話は全員聞いたということでいい?
GM:そうだね。いいよ。それで……
睦月:(遮って)「ここはどこなんですか?僕は誰なんですか!?」(一同笑)
GM:(笑)付け加えると、松田は不破慧悟に話を聞きに来たつもりが、今は行方不明というのが、今の状況です。昨夜から連絡がつきません。
その後、PC間ロイスなどをもとに、関係性を確認していく4人。
松田:睦月の話を聞いて、もしかして火災は睦月と関係があるかも知れないっていうのは、思い至ってもいいのかな?
GM:それはもちろんそうだね。
松田:ではそれを踏まえて、(睦月に)「記憶を失っているところ悪いが、なにか知っていることがあれば聞かせてくれないか」
睦月:ええ、ぼくの知っていることでよければ。ぼくの知っていることは……なんだろう?(一同笑)……トレンチコートを着たおじさんが死んだことと……。
師走:死んだって言うな!(一同笑)
睦月:陽葵さん今はいないよね?今は4人のシーンだよね??
GM:いるよ(笑)
睦月:陽葵いた!じゃあ今のは言わない。
師走:先生は訳があって身を隠しているに違いない。死んだとか言うな(笑)
睦月:ではトレンチコートのおじさんが身を隠されたことと(笑)、両手放しのハーレー・ダビッドソンは案外乗り心地が良くない……(一同笑)。あとは、ぼくの胸にぶら下げているルービックキューブは、昔と呼ばれていたことぐらいでしょうか(笑)
GM:では、この後の展開のために、師走は自分のデスクの引き出しを開けたい衝動にかられます(一同笑)
師走:(笑)そういえば……
協力的なプレイヤーばかりで本当にありがたいことです。
引出しを開けると、そこには3枚の名刺が入っている。
GM:一枚は、非常にアメリカンなデザインのネームカードで、これは矢吹のものです。もう一枚は紫色で、月とか蝶とかがあしらわれている名刺。夜職っぽいもので、「月影シオン(つきかげ・しおん)」という名前が書かれています。繁華街にあるスナック「むきむき☆ムーン」というお店のママさんです。
睦月:むきむきムーン!(笑)
GM:47歳男。
一同:あぁ~。(納得したような相槌)
GM:明るく朗らかな性格のオネェです。もう一枚は、白い紙に黒い文字と言った感じの、お堅い名刺。高坂文蔵と書かれています。神ノ浦市に本社がある老舗商社「明海商事」の従業員で56歳。定年間近です。地下倉庫の左遷部屋である「施設管理二課」というところで働いています。一応課長職(一同笑)……ですが、これはカヴァーという奴で、実はこの人はUGNに繋がっている人です。
一同:おぉ~!
師走:情報屋さんかな?
GM:この人は調達屋さんです。シオンのほうが情報屋です。「早耳のシオン」というコードネームがついています。矢吹は運び屋で、コードネームは「(自称)ハーレーから生まれた男」(笑)。元バイクレーサーです。
師走:だから両手を放しても撃たれても、そのまま走り続けることができるんだ。
睦月:恐ろしい……!
GM:ではそんな人脈を確認したところで、シーンを終了します。
ミドル③ 捜査開始
GM:さて、ではここまでを整理していこう。まずは睦月、なにはなくともロイスを結んでいけるよう頑張ってください。
睦月:していこう。早くも1つタイタスになっちゃったからね(笑)
GM:(笑)うん、戻って来れなくなっちゃうからね。で、次に松田の動きを整理していくと、まずは今回のビル放火事件を調べていく。
松田:はい。
GM:まだ犯人が分からないですが、不破を襲った存在が誰なのかを調査していくことになるでしょう。そして、忘れてはいけないのが、十文字に指示を受けているドラッグの取り締まり。
松田:そうなんだよね、そこがまだ、全然つながっていないんだよね。
GM:で、葛城ですね。当面は……UGNの支部の再建が目標となります(笑)
葛城:う、うん。
師走:支部長も行方不明だしね。
葛城:まぁそれに関しては、ビルの状況だったり捜査の進展について情報を流してもらえるよう、松田にお願いしておきます。今は何も行動しようがない。
GM:ではここで葛城の人脈についても説明します。如月美琴さんという人物がいるんですけど、この人はUGN日本支部・地方拠点支援グループという組織に所属する担当エージェントです。
葛城:あー、神ノ浦支部の方の人じゃなかったのか。
GM:はい。日本支部から地方へサポートをするための部署で働いている人なのです。今回の葛城の転属については、この人が事務方として葛城とやりとりをしていました。眼鏡スーツのクールビューティーで、年齢は非公開。まったく冗談が通じない性格をしています。
葛城:勝手にイメージしていたキャラとは、だいぶ違っていたなぁ。
松田:ではここで、睦月くんにロイスを取ります。庇護/✓憐憫です。
一同:かわいそうに……(笑)
睦月:ぼくもそう思う(笑)
葛城:私はPC間ロイスで取った師走への感情が、憧憬/✓隔意となりました。憧憬は若さに対して。彼はまだいろいろなことがあるだろう、俺とは違う(笑)
GM:はい、では整理できたところで、ここからは……自由!(一同笑)
一同:自由だぁ!!(笑)
GM:もちろん、やることがわからなかったりする場合は、GMからもシーンを用意しています。
睦月:なるほど。
GM:では、自由行動したい人がいましたら、順番にどうぞ!
松田:とりあえず、三枚の名刺が出てきたので、まずはそれを辿れっていう事だと思うんだよね。
睦月:文蔵さん、シオンさん、矢吹さん。……たしかに、逃げている時に矢吹さんの手を借りているので、一番状況には詳しいと思います。
GM:そうだね。昨晩は足がつかないように早々に事務所を立ち去っているので、詳しい状況については聞けていません。
睦月:でもあの傷です。あんまり長くはもたないと思います……(一同笑)
GM:またロイスをタイタス化しようとしている!?(笑)
睦月:まだまだ、ロイス結んでもいないので(笑)
葛城:ではひとまず、如月美琴に連絡を取ります。現状を説明しないことには。
GM:わかりました、ではそのシーンから行きましょう。登場してください。
葛城:(コロコロ)……3上がって55です。
GM:ではですね、反対に如月の方から電話がかかってきます。
葛城:じゃあ出ます。「……もしもし、葛城だ」
GM:「如月です。状況は聞きました。ひとまず駅近くのビジネスホテルを手配しましたので、そちらを仮拠点にしてください」だそうです。
葛城:おお、それは助かる。
松田:仕事早いね。
GM:「またなにか情報があれば、私宛に共有をお願いします。支援できることがあるかも知れません」だそうです。
葛城:ああわかった。その時はよろしく頼む。ひとまず俺は、オーヴァード絡みの事件を追うことにする。
GM:「報告のあったその少年について、再度の襲撃があるかも知れないと、上層部は考えています。時間が許せば護衛をお願いしたいとのことです」
葛城:わかった。
睦月:そうだよね……。
GM:そして如月は、「それにしても……朧支部長ほどの手練れが敗れるなんて信じられません……」と言います。朧は戦闘力において、日本支部内でも一目置かれる存在だったようです。戦果だけで支部長まで昇進するほどの人だからね。
葛城:ならば、どこかで生きていてもおかしくはないな。
GM:「葛城さんも、最大限警戒して事にあたってください」
葛城:わかった。
GM:それから、GMからのルールの補足です。押収品などがある場合に、UGN日本支部に送って調査を依頼することができます。
一同:ふむふむ。
GM:なので、しっかりとした施設で解析などを行う場合は、時間がかかるものと思っておいてください。結果については、シナリオを跨ぐ場合も多いです(笑)
睦月:そういうのが、けっこう出てくるんだ(笑)
GM:ご承知おきください。今回のキャンペーンは、わざといろいろ不便にしています(笑)
葛城:あと、睦月のことをUGNは知っているんだよね?
GM:はい。何と言っても、UGNの支部の中に睦月は匿われていたわけだからね。
睦月:そうだよね。
葛城:裏を読めば、睦月はUGNの実験体だったのかも。
GM:如月レベルでは、詳しく聞かされてはいない様子です。
葛城:なるほど。では当面は事件を追うことと、なるべく睦月を守る、と。あ、ついでに買物をしよう。購入判定できる?
GM:「何を買うか」によって、今買えるものは変わってきます。
葛城:応急手当キットは?
GM:それなら薬局に売っているだろうからOKです。「UGNボディスーツ」みたいな、普通の店で売ってないようなものを購入するときは、シーンを限定させていただきます。
睦月:文蔵さんの所へ行けと。
GM:そう、そういうことです。
葛城:まぁ俺はマイナーアクションで武器を出すから、基本、武器防具は買わないけどね。(コロコロ)……お、ギリ成功した。
GM:はい、ではここでシーンを終了します。
ミドル④ 早耳のシオン
松田:では、不破さんのこととか、脱法ドラッグのこととか何かわかるかも知れないので、月影ママのお店に行ってみます。お話を聞きに行きたい。
GM:では登場してください。
睦月:師走くんは行かなくて平気?今はいいのかな。
GM:物語としては同行していた方が自然だけど、侵食率も上がってしまうので、どうするかはお任せします(笑)乃蒼の依頼のこともあるしね。
師走:そう、自分としては、先生はタフな人だから大丈夫だと思っている。それよりも、探偵として任された依頼をこなすことの方が大切だと思っています。
GM:いいですね。では松田。
松田:侵食率は4上がって59になりました。
GM:いいペースだね。それでは神ノ浦駅にほど近い裏路地に、スナック「むきむき☆ムーン」はあります。光る立て看板が掲示されています。化粧をしたマッチョな男性がデザインされています(一同笑)
睦月:やばそう(笑)
松田:ブーメランパンツ履いてそう(笑)
GM:時刻は、ちょうど飲み始めるぐらいの夕方としよう。お店に入ると、紫色の着物を着た、身長2メートル近い巨体の、女性のような存在がいます(一同笑)。月影シオンです。
睦月:でっか!(笑)
松田:俺187cmなんだけど……この俺が見上げている……!(笑)
睦月:髪型も盛っているだろうから、さらにデカいよね。
GM:たしかに。天井に擦っていそう(笑)「あらぁ~、いらっしゃぁ~い」
松田:あんたが月影さんッスか?
GM:ではシオンは「あなた、いい身体してるわねぇ~」と言いながら、胸板を触ってきます(一同笑)
松田:「オス。恐縮っス。自分、こういうものなんですけど。」と、警察手帳を見せる。
GM:するとシオンの表情がスッと引きしまる。「あなた、あたしの事はどこから?」
松田:ええと、不破さんに教えてもらいまして……。
GM:では、「そうなの。慧悟ちゃんの仲間なら安心ね」と言います。
松田:不破さんのことは聞いていますか?
GM:「ええ。あの慧悟ちゃんがやられちゃうなんて、信じられないわ。危険な相手かも知れないから、あまり深入りしないほうがいいのかもね」と言いながら、水割りを作ってくれます。
松田:頂くッス。……ってことは、やはり色々知ってるんスね。流石早耳のシオンさん。
GM:「あたしね、ここで長い事お店やってるからね。ここには裏社会を含めた、たくさんの情報が集まってくるようになってるのよ」
松田:じゃあ、そのシオンさんの情報網で、ちょっと教えて欲しいことがあるんスけど。不破さんのことと、ドラッグのこと。
GM:では今回は無償で教えましょう。そのうち調達ポイントがかかるようになるかも(笑)
GMの説明。
不破慧悟は、「神ノ浦のフィリップ・マーロウ」の異名をとる探偵。この街で起こった様々な事件を解決してきた、凄腕敏腕探偵。51歳。決して約束を破ることがなく、常に依頼者の立場を第一に考える姿勢から、街の人々には大変に慕われている。現在行方不明。
松田:ハードボイルドなんスね。
GM:(シオン)「そうね、街の顔役、ってところかしら」
松田:憧れるように、聞き入っています。
GM:「それから、脱法ドラックが最近流行っていることも聞いているわ。ウチのお客さんにも、使ったことがある人がいるみたい。詳しい話が聞けたら、連絡するわね」
松田:一応聞きますけど……こちらのお店では取り扱ったりしてないっスよね?
GM:ないようだね。ただシオンには心当たりがあるようで、名刺を一枚くれる。事務所で見た、高坂文蔵のものだね。「この人もあたしたちの仲間。何かしらの品物を持っているかも知れないわ」とのこと。
松田:わかりました。あ、私はこういうものですので……と言って、自分の名刺を置いていく。自分のことは知っていますか?(GMに)『プロミネンス』とよばれるオーヴァードであることについて。
GM:ああ、シオンは知っています!いい話題が出たので、発生条件を満たしてないけど、この情報を出しましょう。シオンは、UGNと協力関係にある、イリーガルの情報屋です。
松田:あぁ~。
GM:なので、UGNのデータベースにアクセスしたときにでも見つけたということにしましょう。「あなたが『プロミネンス』さんね。ウチのお店、ご贔屓にしてね」
松田:わかりました。今度後輩を連れて来ますので。……あと、睦月っていうガキのことは、聞いたことありますか?
GM:これは知らないご様子です。ただシオンが言うには、「慧悟ちゃんは男の子の足取りを追ってたみたいだから、その子のことかもね?」
松田:うーん、これは刑事として知ったことじゃないし、刑事の仕事として保護してるわけでもないから、しゃべってしまっても大丈夫?
睦月:プレイヤーとしてはいいと思うんだけど、キャラクターとしては、「あ、ぼくの事ガキって言ってる」って思ったら、誠意を感じられなくなりロイスがタイタス化します(一同爆笑)
GM:隙あらばタイタス化しようとするな!(笑)
睦月:この会話聞けていたらタイタス化できたのになー。
葛城:したいのか。
松田:まあ、良い奴だとか悪い奴だとか関係なく、陽葵ちゃんも睦月も15歳なんてションベンガキだから(笑)
睦月:それ、目の前で言ってくれたら関係性変わるから(笑)
GM:PC同士は、なかよくやってくださいね(笑)では巨女の投げキッスに見送られながら店を後にし、シーンを閉じます。
一同:巨女!!(一同笑)
松田:では早耳のシオンさんにロイスを取っておきます。ありがとうございました!
GM:「また来てねぇ~ん♡」




