その1 キャラクター紹介
【はじめに】
本作は、矢野俊策氏、F.E.A.R.社が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作リプレイです。
【レギュレーション】
・使用サプリメント:[基本1・2 / 上級ルールブック /エフェクトアーカイブ ]までをGMは使用しています。プレイヤーの使用サプリメントに制限は設けていません。
・経験点:初期作成 + 追加経験点23点。 前回カジュアルキャンペーンのGMを務めたプレイヤーが、GMとして得た経験点をPC全員に分配することを快諾してくれたため、そうなりました。
・ステージ:日本海側にある架空の地方都市[神ノ浦市]
【注意喚起】
本リプレイには、TRPG特有のダイス運による展開の乖離や、キャラクターのロイス・タイタス化といった劇的な演出が含まれます。また、一部に流血・欠損・独自の解釈を含む場合がありますのでご注意ください。どちらかというと、公式に準拠せず、独自の解釈で創作している部分の方が多いです。
それでは、若き探偵と記憶喪失の少年、そして若き刑事とUGNエージェントの織り成す冒険をお楽しみください。
2026年2月、都内某所。
TRPGの同好の士たちが集まり、ダブルクロスのキャンペーンを開始することとなった。
GM:セッションシートは書けたかな?……ありがとう。それでは、はじめますか。
PL2:始める前に気合を入れましょう(笑)んーっ!(←大きな声を出して力んでいる)
一同:んーっ!(笑)
GM:はい、ナイス気合でした(笑)。それでは、本日のセッション名を発表します。「夜のはじまり、またははじまりの夜」です。新キャンペーン、よろしくおねがいしまーす!(拍手)
一同:よろしくおねがいしまーす!(拍手)
GM:はい、ということでまずは、自己紹介から行きますか。PC①からお願いします。
PL1(以後、師走):はい、PC①で、名前は年之瀬 師走です。いつもバタバタと忙しくしているキャラクターのイメージです。年齢は20歳前後、探偵事務所に住み込みで働く、探偵助手です。高校卒業と同時に都会に憧れ、神ノ浦市へやってきました。アルバイト生活をしていたところ、トラブルに巻き込まれた人を救っていた先生に出会い、その姿に憧れて弟子にしてもらうよう頼みこみ、住み込みで働くようになりました。
GM:いいね、いいですね。
師走:大人の男を気取っているけれども、まだまだ若造です。シンドロームはハヌマーンピュア、ワークス・カヴァーともに探偵です。能力値やHPは高くないですが、とにかく<サイレンの魔女>を撃つ!あとは<援護の風>で、仲間の判定ダイスを支援するという感じのキャラクターです。イージーエフェクトで<軽功>と<真偽感知>を取りました。壁や水面を走れるのと、対象が嘘をついているとわかる、という能力です。
一同:すごい!
師走:たぶん、肝心な時は「わからない」となると思います。美人に見とれているとかで(笑)
GM:なるほどね(笑)
師走:Dロイスは《対抗種》を取りました。攻撃力が上がる代わりに、攻撃するたびに血を吐きます(笑)。ロイスは不破慧悟さん、これが私の先生で、憧れの存在です。なので感情は✓憧憬/劣等感で取っています。それから先生の娘さんの不破陽葵さん。こっちは多分年齢が近いので、✓庇護/隔意で取っています。先生の大事なご令嬢なので、守りたいと思っています。
GM:陽葵は16歳・高校1年生で設定してます。
師走:あぁ、じゃあ完全に妹だね。そんな感じでよろしいでしょうか。よろしくお願いします。
GM:はい、ではPC②お願いします。
PL2(以下、睦月):はい、PC②、睦月です。15歳でモルフェウス/ノイマンのクロスブリード。今回はGMから指定がありまして、「記憶喪失の少年」というワークスを取っています。カヴァーは「翻弄される少年」!(一同笑)
記憶喪失なので、設定をいちおう作ってはあるのですが、このシナリオ中は採用されないかな?ゆくゆく判明していくのかと思います。
GM:設定はね、積極的に拾っていくよ。
睦月:素晴らしい!一応……実は元UGNの実験体だったんですけど、一度ジャーム化しまして。で、そのときに捕まってジャームとしての様々な要素をそぎ落としていった結果、こうなりました(笑)。Dロイス《レガシー》というものを持たされまして、これは睦月の心を縛り付けておく牢獄なんです。そのためすべての判定ダイスが-1されます。
PL4:マイナス1?
睦月:マイナス1Dです。なので最初は肉体判定のダイスが振れません(笑)
GM:マイナス1Dかぁ。なかなか厳しいね。自動ファンブルになっちゃう。
睦月:そうなんです!(笑)。肉体判定は、侵食率60%まで自動ファンブルです。(一同笑)
元の実験体はモルフェウスで、<物質合成>は入れたいなとか、ロマンばっかり追い求めて作ってます。戦闘中は、<物質合成>で武器を作って攻撃、《レガシー》の効果で達成値が+7されているので、「1D+11」みたいな達成値で攻撃します。<コンセントレイト>も取ってません(一同笑)
当たらなさそうだったら、<神速舞踏>でさらに+8できます。あとは<天性のひらめき>を3レベル取りました。これでね、途中で達成値が必要な時に役に立てばいいなと。それから、<勝利の女神>で、師走の<サイレンの魔女>の達成値を上げたい、これだけはゆずれないかと!(笑)。あとは記憶喪失の設定なので、ハンドアウトの通り施設から連れ出されるまでは、なにもわからないという状態です。よろしくお願いします。
GM:自分の生い立ちとかも、一切覚えてないからね(笑)
睦月:そうそう、わからない!(一同笑)。でもね、ただ一人、なにやら女性の面影のようなものはうっすらとあります。ロイスは特殊ルールで1つだけ、「憂鬱のヘスティア」というのを✓懐旧/不安で取っています。シナリオロイスとして、不破慧悟さんに✓尊敬/悔悟で取っています。
GM:OKです。ではPC③行きましょう。
PL3(以下、松田):はい、名前は松田純一。コードネームは“紅炎”と書いて“プロミネンス”と読みます。25歳の男性で、身長187センチ、体重84キロの大柄な男です。サラマンダーのピュアブリードで、カヴァーは刑事、ワークスはレネゲイドビーイングです。公安警察特殊犯罪調査室神ノ浦分室に配属された若手の刑事。直情的で悪を許さない熱血漢!弱きをたすけ強気をくじくという、昔ながらのわかりやすい硬派野郎です(一同笑)。刑事になって数年ですが、刑事になりたての頃に偶然オーヴァード同士の戦いに巻き込まれて、巻き添えをくらって一度死亡しています。
睦月:死んだァーっ!(笑)
松田:ですが、その時に「若くして殉職した、炎のように熱き魂を持った刑事の伝説」にレネゲイドウィルスが宿り、レネゲイドビーイングになったのです!(一同笑)
睦月:それでレネゲイドビーイングなんだ(笑)
松田:その時のオーヴァードが、巻き添えで若い刑事を死なせてしまったことに責任を感じて……
睦月:ベムラー!(爆笑)
松田:そう、変身するという仮面ライダーキャラでありながら、ウルトラマンでもあるという(笑)
GM:どんな設定でも持ってきたらいいさ(笑)
松田:まぁそういう経緯で松田はレネゲイドビーイングと同化し、復活することになりました、と。<オリジン:レジェンド>ですが、エフェクトを使用すると、元の正体の姿になるという設定があったので、変身するキャラにしました。変身するキャラをやりたかったので!(一同笑)
変身でいるようなエフェクトがなかったもので。
GM:<完全獣化>で良いではないか(笑)
PL4:キャラ作成時に「アンチェインアームズ」を持っていれば……(一同笑)
松田:やれることは、自分にバフをかけて自分で攻撃する。炎をバンバン飛ばして攻撃するイメージです。<災厄の炎>で至近に範囲攻撃できますが、単体遠距離攻撃にも変更できます。<結合粉砕>で装甲値も無視できます。最初はエフェクトレベルが低くて火力が出ないので、それを補うためですね。
睦月:素晴らしい。
松田:侵食率100%を超えると、<プラズマカノン>という高ダメージ攻撃が使えるので、そこからが本番。Dロイスはダメージを補うために《申し子》で、「アンプリフィケーション」を取りました。
GM:おおー《申し子》!地味だけどいいよねぇ。
松田:最初は低火力を補う目的で、後半はボス戦でさらに火力を上げることができるって言う、腐らないエフェクトなんで取りました。あとは変身ヒーローなのでバイクも買いました(笑)。行動値は下がるけど200メートル移動できます。
GM:エンジンかけるのに時間かかっちゃうのかな(笑)
睦月:「おいぃ、このポンコツぅ!」ってね(一同笑)
松田:バイクには「クリムゾン・バーナー」と名付けました(笑)普通の店売りのバイクだけどね(一同笑)
GM:ではロイスも教えてください。
松田:ロイスは上司の十文字仁志さん、✓尽力/隔意で取りました。あとシナリオロイス「売人の元締め」、執着/✓憤懣で取ってます。あとは都築京香へ好奇心/✓不信感で取りました。これはべつに、ぶっちゃけどうでもいいです(笑)
GM:今回のこの世界には、都築京香出てこないからね。霧谷雄吾も出てきません!(一同笑)
睦月:あぁ~(残念そう)
松田:レネゲイドビーイングだからね、都築京香にどこかで会っていそうだなと。そういう感じですかねー。
GM:ではPC④お願いします。
PL4(以下、葛城):はい。名前は葛城永一。コードネームは「Kalanchoe」です。
GM:からんこえ?
葛城:カランコエとは花の名前なんですが、花言葉が「あなたを守る」とか、「小さな幸せ」という感じで。後で述べますが、生きる意志を示さないキャラクターで、それを心配した上司たちが「小さな幸せ」を得て欲しいという願いをこめてつけました。オーヴァードに目覚めたきっかけが、婚約者と外出中に交通事故に巻き込まれて死にかけたんですけど。
GM:みんな死にかけてるんだな(笑)
葛城:ちょっとかぶっちゃったかなぁって思ったけど、まあいいや。で、その時にたまたま居合わせたFHの綿貫由香里が私だけを手当てし生き返らせ、結果オーヴァードになりました。ブラム=ストーカーのエフェクトにそんなのがあったので。で、何故か彼女を助けなかったことに殺意を覚えています。
睦月:殺意!(笑)
GM:すごいダブルクロスっぽいキャラクターだなぁ(一同笑)
葛城:バロール/エグザイル/ミストルティンのトライブリードです。素手で単体攻撃をするキャラなんだけど、射程が視界です。
GM:どうなっているんだ?波〇拳?(一同笑)
葛城:かつては空手をやっていたので、そういうところもあるでしょう。
GM:ゴ〇ゴ〇のピストルのほうかな?エグザイルだし。
葛城:ミストルティンのエフェクトに<イデアホルダー>っていうのがあって、シンドロームごとに特殊アイテムがあるんだけど、エグザイルの取得アイテムが「種別:アーキタイプ装備時の攻撃が視界になる」って書いてあるの。「長手のイデア」っていうアイテム。
GM:そかー。エグザイルだから手が伸びるんだね。
葛城:あとバロールの方で「斥力のイデア」を取ってきたので、同じく「種別:アーキタイプ」装備時のガード値が+10されます。<崩れずの群れ>でカバーリングの距離を伸ばし、<孤独の魔眼>で範囲攻撃を防ぎます。
GM:立ち回り器用そうだね。
葛城:で、トライブリードにしてしまったので、残念ながら<時の棺>はナシです。
睦月:大丈夫です!!
葛城:Dロイスが《リビングデッド》、パッシブでダメージが-2Dされます。 <神殺す刃>も使うと装甲値が8上がるので、かなり被ダメージを削ることができるんじゃないかなぁ、と。
睦月:確かに、2D+18なら、一回は攻撃耐えられるかも。
葛城:ロイスは婚約者の雨宮唯。✓幸福感/不安で。もう一人はGMの用意してくれた、同僚の如月美琴にロイスを結んでいますが……いまの話しの流れなら、綿貫のほうが良かったかな?
GM:変えてもいいよ。どうせ如月の方はすぐシーンに出てくるから。
睦月:ああなるほど、そこでロイス結べばいいか(笑)
葛城:なるほどね、その考え方があったか。じゃあそうしよう(笑)では綿貫由香里に変えます。ネガティブ感情が殺意で……ポジティブの方は考えておきます。シナリオロイスは朧迅という……派遣されたUGN支部の上司になるのかな?
GM:朧は、UGN神ノ浦支部の支部長です。
葛城:今のところ感情は信頼/✓無関心です。そんなところかな。
GM:OK。ではPC間ロイスを結んでいきましょう。師走→睦月→松田→葛城→師走の準で取ってください!
師走:会ったことないんだよね?
GM:そうだね、すぐ会うけど。だから感情は空欄にして後で決めてもいいよ。
師走:ではそのときの気持ちでいいんだね。
しばしプレイヤーたちは感情表のダイスを振ったりして、関係性を決めていく。
睦月:では”プロミネンス”松田さんへ、✓誠意/厭気で取りました。
松田:葛城はUGNだから、名前ぐらいは知ってるのかな?
GM:会ったことはないだろうね。まぁでもすぐ会うから、その時に感情を決めるでも大丈夫。名前だけ書いておいてくれれば。
松田:UGNの人だし、ポジティブは信頼かな。ネガティブは「もっと熱くなれよ」ということで。
睦月:松田〇作みたいな昭和のキャラかと思ったら、ウルトラマンの斎〇工になり、まさかの松岡〇造になっちゃった(笑)
松田:名前は、松田優〇と、その演じた柴田純から取っているよ。
葛城:「なんじゃこりゃぁ~!」しか知らん!(笑)
思いがけず、ジーパン刑事の本名を知る一同。
GM:では取得した人教えてください。
師走:睦月へは、✓連帯感/憐憫で。仲間っぽいかんじがするのと、なんかちょっとかわいそうだから(一同笑)
GM:まぁ、記憶ないからね。(←誰のせいか)
睦月:僕は……睦月って呼ばれてた気がする。……師走?師走と睦月って、なんだか連帯感だねっ(一同笑)
GM:他のみんなも教えてください。
睦月:はい。”プロミネンス”松田さんへ、✓誠意/厭気です。
松田:葛城さんに対して、✓信頼/隔意です。
葛城:葛城は師走に取っているのですが……ちょっと、感情はまた後で決めます(一同笑)
GM:では、取ったタイミングで教えてください。
葛城:はーい。
GM:では、久しぶりのGMなので、張り切ってトレーラーを読んじゃうぞ!(笑)
その日、不破慧悟はいつものように颯爽と事務所を出て行った。自分も早く一人前の探偵に、そして一人前の男になるんだ!年之瀬師走の胸には希望の炎が燃えていた。
そして師走は、一生忘れることのできない、あの夜を迎えることとなる―――。
「神ノ浦市ビル放火事件」
このシンプルな、何の変哲もない呼び名の事件。その日から、すべての日常は変容する。
ダブルクロスキャンペーン・ギガントマキア第一話 「夜のはじまり、またははじまりの夜」
探偵は歩きはじめる。真実をたぐり寄せるために。
一同:おぉ~(拍手)
GM:朗読上手でしょう?(一同笑)はい、ということで、簡単に物語の舞台を説明しておきましょう。
神ノ浦市という、日本海沿岸に位置する中規模都市。人口は約25万人くらいです。山と海に挟まれており、霧がよく発生する神ノ浦湾が街の象徴となっています。昔、宝石の翡翠が多く取れたり、海の幸も豊富。地方の中心的都市、また観光都市としても発展してきた歴史があります。そんな感じ。
さぁ、それではオープニングシーンをやっていきましょう!




