ソフィー武具店
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
大変お疲れな様子のリドリーさんには少し休んでてもらうことにした。
ミーミルからコックスを連れてくる。
「コックスそういう訳なんだが、この町の武器と防具を頼めるかい?」
「構わねぇが…どこまで技術を提供するかは難しいところじゃな…」
と、そこへ…
〖ルーク鋼を用いた物は禁止じゃ〗
ゴール爺が来た。
「なるほど」「了解です。ゴール様」
と、なると…
鍛鉄、ウーツ鋼辺りが妥当かな?
「魔金属への付与割合は?」
〖50%までは良いじゃろ〗
なるほどね。
「武器は鍛鉄、鋼、ウーツ鋼に50%を上限として10%刻みに魔力割合を下げる物を用意する。あとは魔物素材で良いか?」
「妥当なところだな」〖良いじゃろう〗
「で、防具は魔物素材と金属は魔チタンと魔アルミを付与50%で作る。軽さがあった方がいいし、こちらは魔力も上限で統一で良いだろう。技術を出し渋って人が死ぬのは悲しい」
「なるほどな」〖良いじゃろ〗
「で、魔アルミの方は形を整えた後に表面加工を施す。メンテナンスの手間を軽減させて、表面硬度を上げられるんだ」
「そいつぁすげぇな。合金する訳じゃ無いんだろ?」
「ああ。アルマイト加工といって金属表面を化学反応で変質させて覆うんだ。雷への耐性も付与出来る」
「楽しみだぜ‼」
「その他の素材は都度相談しよう。冒険者が持ち込むこともありそうだからね」
「ああ。よくある話だな。この町は高ランクが多いから、オリハルコン、アダマンタイト、ミスリル辺りを持ち込まれても不思議じゃねぇ。久しぶりに打てるかもと思うと胸が踊るな‼」
「もし、持ち込まれたら1度見せてくれ。多分作れると思う」
「………」〖………〗
あ、やってしまったかな…
〖ルーク…お主…あれだけ言ってまだ分からんのかー‼‼〗
「ご、ごめんゴール爺。間違えた。1度見てみたい」
〖たわけがっ‼‼もう遅いわ‼‼〗
よし、話題転換だ。
「で、店の名前はソフィー武具店ね。異論は認めないから」
「構わんぞ。分かりやすくて良い」〖ほっとくとまたルーク武具店になりそうじゃからな〗
そう言って笑うゴール爺。
よし‼作戦成功だ‼
心の中でガッツポーズを決める。
〖何が作戦じゃ…たわけが‼〗
あ、あれ?
ウィンディだけじゃなくて精霊みんなに心の声が伝わってる!?
なんということだ…
まぁ良いや。
考えてもしょうがない。
「じゃあ、悪いけど頼むよコックス。金属の付与は先に終えて用意しておく。防具の付与は3日に1度顔を出して行うよ。金属の補充はその時にやるから」
「おう‼鍛冶も店をやりてぇってやつがいるからよ。金を稼いで酒を浴びるほど飲みてぇらしい」
「代金は素材をソフィーへの卸し価格で。売値との差額を報酬で構わない。その代わり、必要な人の手に渡るように相手をよく見てやって欲しいと伝えてくれ」
「大丈夫だ‼武具がそいつに相応しいかの見極めはドワーフの共通認識だからな。手の届かない奴も武具に相応しいならなんとか相談に乗ってやることにするさ」
「頼もしいぞ。よろしくな。」
そうして鍛冶も順調に動き出した。
さて、店と金属素材を用意したらミーミルでご飯にしようかな。
お昼を食べ終え、お茶で一息。
久しぶりに甘味と新レシピを作るか。
甘味はティラミス。
ヘスティにレシピを伝えて作ってもらったマスカルポーネの出番だ。
ボウルに全卵を割り入れて、砂糖を加え、良く泡立てる。
さらに生クリームを加えて7分立てになる様に空気を含ませて泡立てる。
そこにマスカルポーネを加え、良く混ぜる。
「卵と生クリームでどちらも泡立てて空気を含ませる事でふわりとした食感になるんだよ」
エスプレッソドリップで抽出したコーヒーに砂糖とココアパウダーを加えコーヒーシロップにする。
コーヒーシロップに砕いたビスケットを入れて水分が滴らない程度にする。
ビスケット地にマスカルポーネを乗せてココアパウダーをふりかけたら完成。
試食。
うむ。このふわふわ濃厚な感じ。大変良い出来だ。
みんなを見ると。
幸せそうな顔で食べている。
〖ふわふわ濃厚‼幸せ‼〗
ヘスティも満足そうだ。
〖ビスケット地はコーヒーにお酒を入れても良いかも〗
「ああ。ブランデーが良いと思う。コーヒーリキュールを作っても良いんだけどね」
あ、そろそろラム酒も作ろうか。
ウォッカも良いな。
うむうむ。
夕食のレシピは大根おろし満載のみぞれ鍋。
鳥の魔物の水炊き風にしてみた。
魔物の味が濃いね。
良い出汁が出てる。
〆はうどん。
白湯スープに大根の甘みが加わってなんとも奥深い味わいとなった。
頑張って大根を下ろした甲斐はあっただろう。
…魔力が。
食後のお茶では鍛冶組で早くもソフィー武具店の人選が決まったそうだ。
さらに他の街に報告した所、俺があまりソフィーでの武具に乗り気じゃないと思われていたそうで、自分も武具店をやりたいと希望する者が結構いた。
街の鍛治の手が許すなら構わないと伝えたところ大層喜んでやる気を見せてくれているらしい。
武具ばっかりになっても困るんだけどね…
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