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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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試運転…からドラゴン

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


いよいよ試運転である。


何故か幹部が全員乗り込んでいる…


家を留守にする者には火の用心をしっかりするように言い聞かせた。


貨車にも積めるだけの各街への物資を積み込み、空いたスペースには重りを最大積載量になるように積んでおく。


さて、行こう‼


ガ…タン ゴ…トン ガタ…ン ゴト…ン ガタン ゴトン


ポォー ポ ポォー


蒸気を上げながら徐々に進み出す蒸気機関車。


「「「ワァー‼‼」」」


みんなが客車から乗り出し大歓声を上げる。


ちなみにこの機関車の最高時速は最大積載量で120km。


炭水車と機関車で160kmを上限にしている。


線路を完全に水平に敷いてあるので速度はその分稼げる仕様になっている。


各街間を4時間弱。


ミーミルから海の街で13時間弱といったところで走破する。


一応、石炭は無補給でさらに安全マージンを取って積載しているが補給と各街での停車時間も設定する。


なので実際には各街で5時間程、ミーミル→海の街で15時間といったところだろう。


今回の鉄道敷設により正確な距離を測ったのだが、海の街→ミーミルは1,218kmだった。


海の街→平原の街で416km、平原の街→森の街411km、森の街→ミーミルで391km。


今までは各街3日、海の街→ミーミルは10日弱、まさに流通革命である。


いや、1日およそ140km程を進むスレイプニルも大概なんだけどね。


ミーミルからソフィーは敷設を保留している。


作れば人間達も興味を持つと思うが、いきなり技術だけを提示しても安全を置き去りに開発に走ってしまうだろうからな…


少なくともこの区間で安全面の課題を洗い出しておくべきだと思う。


なんて思考をしつつも列車は進む。


みんなは列車の仕組みから石炭の補充作業、給水システム、ブレーキや加減速の操作方法などをまとめたレポートを片手にそれぞれを思い思いに見学している。


うーん…流れる景色越しに見ると結構いろいろな物が見れるな。


中々新鮮だ。


空を飛ぶ魔物って結構いるんだね。


時々襲いかかって来ようとするが、空高くまで覆った空間に阻まれて近づけないでいた…


と、思っていたのだが…


なんか凄いのが来た。


トールも空を睨んで唸ってる。


あれはドラゴンなのかな?


みんなも気が付いたようで慌てた様子で空を見ている。


んー…


魔力の反応からすると空間包囲を突破出来る程では無いが、今掴みあげた岩は列車に当たると大惨事だな。


よし、止めるか。


「機関停止。上空のドラゴンらしきものに対処する‼」


キキー。と音を立ててスピードの落ちる列車。


そこにドラゴンは岩を落として来た。


魔力で岩を包み、地面にそっと下ろす。


と、同時に空に浮かび上がってドラゴンと対峙する。


【人間か…我らの空に上がって来るとは身の程知らずが…】


思念が届いたので波長を合わせる。


【何故攻撃してくる?】


【人間ごときが大層な物を作りおって…目障りだから叩き潰そうと思ったまでだ】


【なるほどな。人間ごときの結界すら破れ無かったので岩を投げた訳か】


【貴様…我ら竜種は至高の存在。愚弄するつもりか?】


【そちらが敵対すると言うなら是非も無い事だ。我々は黙って蹂躙されるつもりは無い】


【ほう…ならば抗ってみせよ‼】


言うや強烈なブレスを放つドラゴン。


魔力壁を作ってそのままお返しする。


【ギュアアァァッ】


悶えるドラゴン。


と、そこへ…


【やれやれ…】


久しぶりにドラゴン姿のミニルが来た。


「ミニル騒がせちゃったみたいだね。ごめんよ」


【いえいえ…我が眷属が大変失礼を致しました】


【???】


困惑して狼狽するドラゴン。


【久しいな…古龍】


【は、はい。神竜様。ご無沙汰しておりました】


【このルーク様は我にミョルニルという名を授けてくれたお方。あまり面倒なことをするでない】


【神竜様に名を‼誠に御座いますか?】


【ああ。お主も実感したであろう?このお方には勝てぬよ。大人しくしておれ】


【さ、左様に御座いますか…】


【良い機会じゃ。他の眷属にもルーク様並びにそのお連れの方々には手出し無用と伝えよ】


【しかし…】


【納得いかぬか?】


【………】


こちらを睨む…ええと…古龍?


【ルーク様。恥ずかしながら竜種は己の力を過信する者が多く、力でしか相手を認められぬ者が多いのです。つきましてはこの古龍にそのお力をお見せ願えますか?】


「構わないけど、それで良いのか?」


【力には従います。出来れば殺めぬようにしていただけると…】


「それは問題無いよ。分かった」


【古龍よ聞いたな?】


【はい】


【では、胸を借りてみるが良い】


そう聞くやこちらに向かって凄まじい速度で近づいた古龍。


接近戦で噛み付こうとしてるようだ。


ブレスは跳ね返して見せたからね。


体の周りに魔力を纏って噛みつきを受け止める。


そのまま古龍の体を魔力で包み、重力を加算する。


堪えきれず地面に墜落する古龍。


さらに重力を加算していく。


【あ、が…ま、まいっ…】


魔力を霧散させて解放する。


「これで良かったのか?」


【大変申し訳ありませんでした。ルーク様】


良かったみたいだ。


「とりあえず、こちらから竜種に害意は無いんだ。意に沿わぬ事があるのなら教えてくれれば対応しよう」


【は、はい。他の竜種にもルーク様のことはしかと伝えます】


【古龍よ。しかと伝えよ。以後ルーク様に向かう竜種は全て滅びるとな】


【かしこまりました。神竜様にもご迷惑をおかけして申し訳御座いませんでした】


なんとか収まってくれたかな?


ミニルに感謝だな。

読んでいただきありがとうございます。

評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。

また、誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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