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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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パスタを作ろう

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


一通りの作業を終わらせ、料理の精霊の元に行くと何やら悩んでいた。


「どうしたんだい?」


〖小麦…パンにするのはとても美味しいけど、もっと使い方があると思うの〗


自分で気が付くとは流石である。


「よし。じゃあ小麦のパン以外の料理を作ろうか」


〖うん‼〗


「今の家の状況だと先ずは小麦の種類が大事なんだ。なので畑に行こう」


畑の小麦区画。その中でデュラムセモリナに組成が似た物を収穫していく。


脱穀、製粉を済ませ家に戻る。


〖いつもの小麦じゃ駄目なの?〗


「卵があるとほぼ全ての品種で作れるんだけど、今の手持ちだと元々小麦が持っている特性にお願いする作り方の方が美味しくできるんだ」


〖卵。欲しいね〗


「そうだね。近い内に街に行くから探してみるよ」


〖ありがとう!〗


「で、この小麦粉を水と少しの塩を加えてよく捏ねる。それはもうひたすら捏ねる」


〖パンと工程は同じ?〗


「パンは捏ね過ぎるとみっしり詰まって重くなってしまうんだ。そういうパンの種類もあるけど、家ではふっくらさせて作るようにしているよ。でも、これは逆にみっしりしてる方が美味しい食感になるからひたすらに捏ねるんだ」


〖なるほど〗


「で、捏ね終わったら小さじ一杯分程にちぎってまとめる。これで準備は完成だよ」


〖もっと色々な形も出来そう〗


キラキラした目でそういう料理の精霊。

本当に良い感性だなぁ。


「うん。卵が手に入ったら色々応用していこう。さて、これを茹でると完成になるんだけど…」


〖絡めるソースが必要?〗


す、鋭い…


「その通り。今日はトマトとバジルにしよう」


〖分かった!トマトはこの長細い方が良い?オイルはオリーブかな?〗


どうしよう…料理の精霊たんの進化が止まらない…


「そ、そうだね。やってみる?」


〖うん‼〗


そう言って嬉しそうに作業に取り掛かる。


何も言ってないのに玉ねぎとニンニクをみじん切りにし、ローリエの葉を用意するこの子に戦慄を覚える。


しかしそこでピタっと止まりこちらを見る。


〖…葡萄酒を少し加えると良いと思うんだけど…多分スッキリした味わいの…まだ、無いよね?〗


申し訳なさそうにそう告げてくるその様子に、明日の白ワイン製造が決定する。


「出来るだけ早く用意するからもう少し楽しみに待ってて」


〖うん!分かった‼〗


そう言うや、鍋にたっぷりとお湯を張り、沸騰させ、塩を投入したあと、ニョッキを入れる。


と同時にトマトソースの調理に取り掛かるその手際…


またも戦慄である。


パスタの茹で上がりに合わせて出来上がるソース。


それを絡め合わせて2人で味見をする。


1口食べて目を見開き、そのあと吟味するようにじっくりと目を閉じて味わっている。


とても幸せそうに顔を綻ばせながら。


「良い出来だね」


〖うん!みんなの分も作ろう‼〗


「よし。やろうか」


そうして振る舞われる晩ご飯はみんなにも勿論大好評なのであった。


種麹の手入れをし、お風呂を済ませ、布団に潜ると今日も心地よい眠気が……


…はっ!


お茶をやらねば‼忘れるところだった。


眠い目を擦りながらお茶の発酵小屋に向かう。


先ずは紅茶を揉んでしまおう。


揉み終わったらまた平らに均して休ませておく。

美味しい発酵をしてくれよ。


次いで烏龍茶。


魔力で枠を作り、その中に茶葉を入れる。


150度ほどの熱が均等に入るようにかき混ぜながら炒る→揉む→炒る→揉むと繰り返す。


5回目でお茶の水分を全て飛ばす勢いで炒りあげる。


カチカチになったのを確認して完成。っと。


ふぁ…よし寝よう。


朝。夜更かしした割にはスッキリと目覚める。


身支度を済ませ、先ずは種麹。


手入れ手入れっと。


次は紅茶。


良し‼良い香りが立ってる。

期待出来そうだ。


早速昨日、烏龍茶で使ったのと同じ魔力桶を作り、そこに紅茶を入れる。


紅茶は100度ほどの熱でじっくりと水分を飛ばして行く。


保水率が3%まで下がったところで、葉っぱの選別は初回は無し。


茎や小さい砕片を除いて完成とした。


あ、烏龍茶しまうの忘れてたなぁ…


ということで、烏龍茶と紅茶も倉庫と倉庫星に分けて収納しておくことにする。


朝ごはんは料理の精霊が今日はやってみたいメニューがあるとのことで任せる事にした。


さて、となればあれだな…


俺は酒造区画へと向かいワイン棟を増設して白ワインの製造を進めて行く。


1度やった作業は驚く程にスムーズに進むが…


やはり難しいのは葡萄の選定だった。


赤ワインは何となくわかるんだけど…


白はうーん。


貴腐ワインは甘口になると思うけど、今仕込めないしな。


というか、この畑では貴腐ワインは無理な気がする。


菌を房に付けても時間がかかるし…


大々的に酒造する場所が出来たら技術の1つとして教えてあげよう。


一応、甘み、酸味、コクの3つの組成のバランスの良いコイツで作って行くか。


大量に実を分けてもらい醸造所に戻る。


圧搾工程だが白ワインは皮と種を取り除く。


違いはこの程度なので魔法の力で解決する。


魔法の無い地球では機械が出来るまでは手作業だもんな…


一部のセラーは機械だと均等にならない。


と拘ってずっと手作業でやってた所もあった。


本当に頭の下がる思いだ。


先人の経験と知識、技術に改めて畏敬の念を覚えた。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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