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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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お茶を作ろう

初めて投稿しています。

書きためることすら上手く出来ないへっぽこで、更新頻度も安定しないと思いますが気長に見守って頂けると喜びます。


みんなで朝ごはんを済ませ、片付けを終わらせてひと心地つきながら雑談を続ける中、ふと何か足りない気がした…


あ、お茶が無いな。


エールも木のさり気ないリクエストという名のプレッシャーをもらっている事だし…


よし。今日は飲み物を仕込もうか。


という事をみんなに伝えると木が年甲斐?もなくはしゃぎ、他の精霊達はお茶?という疑問を浮かべていた。


「お茶というのは木の葉や芽を摘んで、加工した物だよ。お湯を注いで蒸らしたりして香りや成分を抽出して楽しむんだ」


〖〖へー〗〗


「1つの木から4種類のお茶が作れるから仕込みだけすれば色々と楽しめるよ。紅茶は更に色々と飲み方にも幅があって面白い。砂糖を入れて甘いお茶にしたり、敢えて渋みを残して甘い物と一緒に食べてみたり。なんて具合にね」


甘い。という言葉に反応する何人かの精霊達。


そういえばお菓子は作ってなかったな。


砂糖は出来るけど、乳成分と卵が無いのでレシピが狭いのだ。

街を見に行ってみるかな。


魔牛も群れに連れて行ってあげないといけないし…


そんなことを考えているとトールが尻尾を振りながら駆けてくる。


「おはようトール。もう走れるのか。ちょっと体の具合を診せてもらっても良いか?」


〖きゃん〗


嬉しそうな様子で頷くトール。


そのまま体の組成を診ると血も順調に増えていた。


「順調そうだな。ご飯も柔らかい物じゃ無くても大丈夫そうだ。何か食べたいものがあったら遠慮なく言うんだぞ」


そう言うとトールは少しポトフの残る鍋を見た。


「ん?ポトフが食べたいのか?でも、玉ねぎは大丈夫かな…」


「あん!」


大丈夫。と言わんばかりに鍋の方に駆けていくトール。


料理の精霊に食べ易いように平皿によそってあげるようにお願いする。


夢中で食べ、あっという間に完食するトール。


再び抱えて組成を診る。


胃の中で玉ねぎの成分を見てみると…


うん。大丈夫だな。


「よしよし」


トールを撫でながら料理の精霊に重ねてお願いする。


「悪いんだけどトールが食べられるだけ残りをあげて欲しい」


〖分かった。この子にも喜んでもらえて嬉しい〗


トールと料理の精霊を同時に撫でながらその場を後にした。


さてと、じゃあ始めるか。


お茶の木はアッサム種っぽい大きめの葉の物と中国種っぽい普通サイズの2種類から始めよう。


果樹園を少し広げて2種類の種を撒く。


いつも通りにそのまま木が出来るので最初の木から種を確保し、それを広げて行く。


一応確認のために葉を摘んでみたら案の定すぐ葉が伸びて来たので本数はそこまで多くなくても大丈夫だろう。


日本やインドの標高の高い所なんかでは低木になるように剪定するけども…


収穫するの魔法だしな。


より自然な感じに育つ方が良い気がする。


なので畑に任せて育つまま使わせてもらおう。


あと、紅茶のセカンドフラッシュという2番摘みが良い。


というのを聞いた覚えがあったのだが、摘んだ傍から生えるのでは難しいかな…


なんて思っていたら、ちゃんと1番初めに摘んだものと2番目に摘んだものには違いがあった。


ということで、新芽と葉を片っ端から収穫する。


紅茶用に2番摘みも別に分けておく。


収穫用の籠を数えるのが面倒になって来たくらいで止めた。


新たにお茶の加工用の建物を体育館サイズで1棟建てる。


中に入ってまずは選別を行う。


セカンドフラッシュは紅茶に。


それ以外を緑茶と烏龍茶に分ける。


一応1番摘みの紅茶も味の比較として少し作る。


プーアル茶は後発発酵にこうじ菌がいるからな。

味噌と醤油を作る時までは保留で良いか。


大まかに分類出来たので、紅茶、烏龍茶は発酵のために広げて並べる。


烏龍茶は寝かせ12時間…


はっ!今から12時間後は寝ている時間では!?


ま、まぁ良い。たまには夜更かししようじゃないか。


紅茶は今回は寝かせ12時間→揉みだし→発酵6時間にしておこう。


これなら烏龍茶の工程と一緒に終えたあとに寝直せる。


緑茶はこのまま作業に入れるので宙に浮かべて魔力で囲い蒸気をあてて蒸しあげる。


粗熱を取るために魔力に冷気の指向性を与えて少し冷ます。


その後、あまり強くなり過ぎない程度に揉むのだが…


この量は…


魔法だとどうしよう…


んー。試しに魔力に揉みこむ力加減のイメージを注いで一掴みほど委ねてみる。


出来た…


万能だな。魔力。


残りもまとめて揉んでいく。


揉みながら更に少しずつ水分だけを抜くイメージで繰り返して行くと…


はい。完成。


最後にしっかりと水分を抜け切るまで乾燥出来るのは魔法の恩恵だろう。


これで保存も効きそうだ。


保存用に箱を作りその中に緑茶を詰め、倉庫と倉庫星に分けて収納した。


その後は期待に胸を膨らませ、こちらをチラチラと見てくる木の精霊の圧力に負けてエール造りへと向かうのであった。


誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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