No.1 転生の間
―――――気が付いたら真っ白い部屋にいた。
見渡す限りの白。白。白。
「あれ・・・・?なんでこんなところにいるんだろう・・・・?」
ヴォン
ふっと漏れた呟きに応じるように背中から音が鳴った。
「!?」
僕は驚いた。なんせそこには絶世と称しても足りないくらいの美女が座っていたのだ。
「ここは転生の間。前世に見捨てられ、選別された魂が来る場所だわ。」
「・・・・・・・・・」
なにを・・・・言っているのだろうか。
転生の間?前世に見捨てられた選別された魂?なんのこっちゃわかんない。ましてやこんなことは二次創作でしか聞いたことがない。大方、僕の夢か、誰かが仕掛けたドッキリだろう。
「ここ場所は、貴方の夢でも誰かが仕掛けたドッキリでもないわ。来るべくして来た魂が、第二の生を受ける場所。貴方には前とは異なる世界で、第二の生を受ける権利が与えられたのよ。」
うーん・・・・・。あの人の目からするに、あの人は本気で言ってるっぽいな。頭大丈夫なのだろうか。
「し、失礼ね!私はいたって真面目yゴホンッ!私は本気で言っていますよ。」
あ、さっきのが素なのだろうか。
「さっきのことは忘れて下さい!それより貴方、口がなくて、会話がしづらいでしょ?今起きている現象を信じさせるついでに実体を与えてあげるわ。」
ポウ・・・・っと僕の体の中が光るような気がした。
本当に気がしたのだ。僕は体がなく、さっきの光によって体が構成されていったのだ。
「そういえば僕、しゃべっていなかったのですね。だから思っていたことがすべてあなたに聞こえていたのですか。」
「ええそうよ。ようやくこのことについて信じてもらえたかしら?」
「えぇ・・・・信じなければならないようですね。」
「信じてもらえたことで、次のステップに参りましょうか。」
展開はや!!もう少しゆっくりでもいいのだけれど・・・・
「では、あなたにh「僕第二の生なんていりません」はぁ!?」
あ、素が出た。
「第二の生がいらないってどういうことよ!?今までここに来た人はみんな揃って喜んで受け入れてたのよ!?」
「いや、だって・・・・・そこまで興味のないというかなんというか・・・・・?」
「興味のないってどういうことよっ!あなたは選ばれた魂なのよ!?これはとっても幸運なことなの!いいから黙って転生しなさい!」
あぁママン・・・・・僕はとんでもないことに巻き込まれてしまったようです・・・・・。
自分でも、書いてて途中からよくわからなくなってきました・・・・