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プロローグ 『私は』
稚拙ではありますがどうぞお楽しみください。
私は、高校生だ。
なんの変哲もない、どこにでもいる高校二年生である。
成績は中の下くらい。得意科目は国語で、密かに自分のことを「本の虫」と思っている。趣味は音楽を聞くことだろうか。ボカロが好きでボカロ狂いである。
部活はバスケをしていた。
私の性格を一言で表すならば「陰キャ」だろう。
そう、私は動ける陰キャなのだ。ふふん。
もともと人と話すのが好きではなく、人と距離を詰めることが得意ではない。
自分から話しかけることはできず、他人からのアクションを待つばかりである。そんな私に話しかけてくる人は一人もいない。したがって友達がいない。
自己紹介は振り絞ってこれが限界だ。そんなものである。
17年間生きてきて、特筆すべき点がこれだけとは逆に惚れ惚れしてくるものがある。
お父さん、お母さん、ごめんね。
そんな私でもこれは本にできるんじゃないかというネタを見つけた。
いや、見つけたのではない。今そのような状況に陥っているところだ。
目を開けたらそこは知らない世界でした。
そんなことがよもや本当に存在するとは。
私はただ一心にこう思った。
「帰りてぇ…」




