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運命の赤い糸を足首に結び直した第二王子は、私を断罪させてでも奪い返すつもりだったらしい

作者:桜木ひより
最新エピソード掲載日:2026/02/11
3話完結!短期連載恋愛小説!

幼い頃、王宮で迷子になった私を助けてくれたのは、
銀灰色の髪を持つ、孤独な第二王子だった。

あの日、私たちの間には“赤き縁”が結ばれていたらしい。
けれど私はそれを知らないまま、王太子の婚約者となる。

六年間の冷たい婚約生活。
そして迎えた、公開断罪。

「――婚約を破棄する」

追放を宣告されたその瞬間、
私の目に“赤い縁”が見えるようになった。

王太子と別の令嬢を結ぶ糸。
そして――

私の足首に、幾重にも絡みつく、異様な赤い紐。

それは第二王子セレスタインへと繋がっていた。

彼は十年前、神への禁忌を犯してまで
私との縁を「奪われない場所」に結び直していたという。

断罪も、追放も、兄王子の失脚も――
すべては私を奪い返すための布石。

「狂っていると思うか」

そう問う彼に、私は告げる。

運命ではなく、
私自身の意思で選びたいのだと。

これは、
神が定めた縁をほどき、
それでもなお選び合う物語。

執着と純愛が交錯する、重く甘い王宮恋愛譚。
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