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シスコン兄貴と妹の共同生活  作者: 暁一
三章
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フラグ?フラグなのか?②

今日は月曜日、部活再開の日だ。正直、琴羽と鈴菜の関係が不安ではあるが、仕方無い。殴り合いにはならないだろう、さすがに。女の子同士だしな。

「そう言えば、今日まだ友香里さん来ないね」

「たまに来るだけだからな……来るか来ないか分からん」

基本的には週2日か3日ぐらいだからな……。やっと、妹と2人で登校か(一回目は忘却)……。

ピンポーン、チャイムが鳴った。

なんだ、来たのか……。まあ、いい。馴れた。

「友香里、最近よく……あれ?」

「おはようごさいます♪」

ニコッと可愛らしく微笑み挨拶をしてきたのは鈴菜だった。

「鈴菜?どうしたんだ?」

「琴羽さんって言う人を見に来たのと一緒に朝の登校でも」

琴羽を見に来たのか……。めんどくさいことにならなければいいが……。

「……ちょっと待ってろ」

俺は琴羽を呼んできて、二人を会わせた。混ぜるな危険じゃあなければいいんだが……。

「琴羽さーん、おはようごさいます」

「えっ、お、おはようごさいます」

急に知らない人に挨拶をされてあわあわしているようだった。やだ、何この、琴羽……超可愛い。静まれ、俺のシスコン力……。

「え、えっと、どちら様ですか?」

「二宮鈴菜です。先輩の部活の後輩です」

自己紹介をし終えたようだ。琴羽も年下ということで少し安心したようだ。

「よ、よろしくね」

「はい♪」

喧嘩なく終わって良かった。一時はどうしようかと思ったけど大丈夫で良かった。

「先輩、やっぱり琴羽さんも部活入るんですか?」

「とりあえず、見学するらしい」

「そうですか」

「琴羽さん、是非入って下さい」

「う、うん」

鈴菜め、何か企んでやがるな……物騒なことするなよ……。

俺は小さな声で鈴菜に聞いた。

「何企んでるんだ?」

「うーん、内緒です」

「内容によったら怒るじゃあすまないぞ?」

「大丈夫ですって」

「本当だろうな……」

俺が軽蔑するようなことしでかす奴じゃあないし……大丈夫かな。

さっきからニヤニヤしているのは気になるが……。

「さあ、行きましょう♪」

俺達は妙にヒャッハーしている鈴菜に強引に連れていかれた。








授業も終わり、楽しい時間(仮)がやってきた。

「お兄ちゃん、部活行かないの?」

「うん、行くけどさ……」

大丈夫かな……。鈴菜がな……怪しいんだよな……。

「……とりあえず、行くか」

「うん♪」

琴羽はご機嫌みたいだ。スキップとか鼻歌みたいな分かり易いことはしてないけど、ご機嫌なのがよく分かる。

……大丈夫だよな?妹が不機嫌になるのはやめて欲しい。八つ当たりもきそうな気がするし……。誰か助けて!!

そんな間についてしまった。

「ここだよね?」

「……ああ」

部活の扉が鬼門に見える……。大丈夫だ、他の部員もいるんだ、大丈夫、大丈夫。

俺は自己暗示を済ませ、鬼門を開いた。

「遅かったではないか、我が友よ」

真っ先に喋りかけてきたのは上谷だった。こいうときに空気をぶち壊してくれるやつはいい。とても助かる。

「みんな、もう来てるのか?」

「いや、部長はまだだ。予算会議があると聞いてはおるが……」

「そうか」

一番大事な先輩が来てないのか……。久しぶりに先輩に会えると思ったのに……。そこまで経っていないが。

琴羽が知らないのが先輩だけだからな……。まあ、後からでも来るだろう……。

「ねえ、お兄ちゃん」

「ん?」

琴羽に服を引っ張られそちらを向いた。

「思ったより普通だね」

「一見な」

特におかしいことはない。だが、問題は個性が強過ぎることかな。特に上谷が。それ以外は部屋も改造なんてされてないし、学校一の問題児がいるわけでもない。だが、うるさい。よく、苦情がきて、生徒会に怒られる。まあ、そんなところだな……。

「まあ、そのうちわかるさ」

分かる前に入部する方がいいかも知れないが。

「おい、和人」

「なんだ?」

真に喋りかけられた。なんだ、居たのか。休みかと思ってた。

「琴羽ちゃん、部活入るのか?」

「さあな、今日は見学だ」

真は同じクラスだから一番面識があるだろう。他は一回会ったことあるだけだしな。

「おお、妹君もこの部活に!これはまた、愉快になりそうだ」

「決まってないですけど……」

さすが、空気を壊す男だ。空気も読めやしない。

琴羽は若干、上谷のことは苦手みたいだな。まあ、慣れれば大丈夫だろう。

「先輩、こんにちは」

「す、鈴菜……」

こんなところで鈴菜に会ってしまうとは……。まあ、同じ部活だから当たり前だけど……。

「何かやるつもりなのか……?」

俺はビクビクしながら聞いた。

「大丈夫ですよ、今日はしないですよ」

「今日はか……」

一生しないで欲しい……。俺は心底そう思うのだった。

「準備もありますしね」

「……」

ほんと、何やる気なんだ……。ニヤニヤと悪い顔をしている鈴菜が不安でしょうがなかった……。

「琴羽さーん、こんにちはー」

鈴菜は琴羽の元へ言った。

まあ、琴羽も俺以外なら鈴菜が一番喋りやすいだろう。年下だし、女の子同士だしな。

琴羽はベッタリしてくる鈴菜に戸惑ってはいるものの話せてはいるようだ。このままなら微笑ましいんだけどな……。

「はあ、先輩まだかな……」

俺は先輩を待ち続けるのだった。

どうも、暁一です。

結局今回は先輩出ませんでした。次は出るはず。

昨日は前期の入試をしてきました。受かっていればいいんですけどね……。

そういえば、みなさんはチョコもらいましたか?僕は家族以外なら1個もらいました。今年はもらえないかと思ってたんですけどね……。幼なじみちゃんがくれました。当日ではなく遅れてからもらったのですがなんかありがたかったです。

あと、活動報告とかも書いたりしようと思っているので、お気に入りユーザー登録でもしてください。紅のもやしで検索すれば出てくると思います。更新情報は主にTwitterでしています。

あと、感想やブックマーク、レビュー、評価、Twitterフォローなど宜しくお願いします。

@furan0225

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