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地方公務員の課長補佐だったんですが、異世界とやらでも公務員です。  作者: もりお


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9/9

自治会にはもちろん入会だよな

不動産屋に向かった俺たち。どうやら住む家を決めるようだ。


「ちなみに、家賃補助とかって…」


「ああ、住居補助のことだな。スノー町に住んでいて、自治会に入会してれば、半分は補助がつくぞ。」


「なるほど、いいですね!!」


聞いた話ではあるが、こちらの通貨は貨幣で、銭貨=1円、銅貨=10円、鉄貨=100円、銀貨=1,000円、金貨=10,000円という感じらしい。


少し歩くと、不動産に着いたようだ。【ヤドカリ不動産】か、うん、わかりやすく賃貸に強そうで、店主が何の種族かもわかってしまうな。


「こんにちは〜」


「あら!町長、今日はお客さんと一緒だね♪そちらは?」


なるほどやっぱり、ヤドカリの魚人だ。


「ああ、こちらは【流れ人】のミヤモト=ルイ君だ。特例試験で役場に受かってね、今度入庁するよ。」


「企画政策課に配属になりました!ミヤモト=ルイです!今後ともよろしくお願い致します!」


「ハハハ!そんなにかしこまらなくてもいいよ!俺はしがない不動産さ!と、言うよりもうちに来たってことは、家探しだね?」


「はい、どんな物件があるか見せていただけるでしょうか?」


「んー、今の時期だと、コレとかどうだい?」


今の時期というのは、地球で言うとこの秋くらいらしい。こちらにも普通に春夏秋冬があるとのことだ。


閑話休題


「ふーむ、お!この家良さげですね!戸建ての賃貸!」


「お、良いのに目をつけたね!そこは最近人が抜けてね、それに合わせて少しリフォームをしたんだよ。部屋の数も3つあるし、家具は魔法式さ!」


「魔法式?」


「そうそう、本人の魔力でも動くし、何らかの事情で魔力がうまく使えない人も、魔石を使えば動く優れものさね。魔力0はそうそういるもんじゃないけど、たまに魔力を使う感覚が分からない人もいるさね。」


「俺がその魔力0の人なんだけども…」


「ありゃ、こりゃ失敬!でもこの街はそういう人にも優しい街だよ。魔力不活性支援補助があるからね!」


ほほう、そういう補助もやっているのか、優しいな、ほんと。


「なるほど…なら内見して、良さげならこの物件にします!!」


「あいよ!!」


「お、家が決まったか!ちなみにその家はどの地区だ?」


「ここはリバーノースね。川の北川だからリバーノース。安直ね。」


「良いところだな!リバーノースは会計課長と同じ地区だぞ。」


う、少し荷が重い。会計関係課っていつも少しピリついてるんだよな。


「がんばります…」


「ところで、自治会にはもちろん入会だよな?」


自治会?愚問だな!!


「もちろん入会します!!!」

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