第七話金髪の美少女ティリー「絵」
佐藤太郎達は神聖インド帝国に向かう途中馬で走り乍ら空が移り変わるのを知る。うーんと思い切り背伸びをして、凝り固まった身体をほぐそうとした瞬間佐藤太郎は馬から転がり落ちた。
佐藤太郎
「痛ってー!クソッ!何て日だ!」
ディセクター♂が手を差し出してくれた。
「お莫迦さん、手を貸すぜ!」
佐藤太郎は照れながらお礼をする。
「ありがとう!」
四人はそこで野宿した。
佐藤太郎は考えた。
(俺は役立たずだと思われているのだろうか?少し……というより、かなり悲しい。もちろん、危険な目にも何度もあったし、そのたびに自分の力で切り抜けてきた。俺は果たして足手纏いではないだろうか。僕は、大切に持っている絵を取り出していく。そこには、俺達四人の顔を描いた。)
次の瞬間佐藤太郎の絵はディセクター♂に取り上げられた。
「お前絵が絶望的に下手糞だな!」
ジョイス♂
「タロっちの絵は絶望的に下手糞だけど優しさがあるね!」
佐藤太郎
「ジョイスありがとう!」
デューク♂は鋭い指摘をした
「こんな絵一銭にもなりゃしない。」
ディセクター達三人は佐藤太郎を笑い者にした。
しかし佐藤太郎は傷付かなかった。
(これが現実。仲間の良さを引き出そうとしない周りが間違っている。)
佐藤太郎は自分の心を護る為に周りを悪者にした。
そんな所に腹を空かしたティリーという金髪の美少女が現れた。
「あの~すみませんが食べ物を恵んでくれませんか?」
佐藤太郎は人生で初めてこんなに可愛い美少女を見て泡を吹いた。
「ぷくぷくぷくぷくぷく!」
ジョイス♂
「タロっち大丈夫!?」
佐藤太郎は正気に戻りコミュニケーションの秘訣を思い出す。それは、いつもニコニコと微笑むことである。どんなことがあろうとも、俺はいつも笑顔だ。そうすると、ティリーは泣いたり悲しんだりすることなく、俺を見ると笑顔になってくれた。普段感情を思ったように表に出していないので厳しくて顔が歪んだ。
佐藤太郎はぎこちない笑顔で話した。
「いいよ!俺の分もたーんとお食べ!」
ティリー♀は佐藤太郎の不細工な笑顔を見て微笑んだ。
「こんなに笑顔が下手な人初めて見ました!」
佐藤太郎はジョイスに小声で話す。
「なぁジョイス♂こんなに綺麗な美少女初めて見たぜ!」
ジョイス♂
「そう?普通だけど...」
そうこの世界は途轍もなく顔面偏差値が高く佐藤太郎は俗に言う不細工にカテゴライズされていた。
ティリー♀
「私にこんなに優しくしてしてくれるなんて貴方が初めてです!私の名はティリーと言います。貴方の名は何ですか?」
佐藤太郎はティリーを好きになった。
「俺は佐藤太郎だ!」
ティリー♀
「へぇー!良い名ですね!」
佐藤太郎
「良ければ俺と一緒に旅をしませんか!」
それは余りにも唐突な話題だった。
ティリー♀
「良いですよ!」
こうして佐藤太郎のパーティは5人となった。
ティリー♀
(実は私『シャドウダーク』の団員を殺す代行者なの。それは秘密♡)
果たして佐藤太郎達はティリー♀に暗殺されずに生き残れるのか?
次回に続く...!




