表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第七章 少女
44/48

VS□□□□□□□□ turn1-part① 敵の先制攻撃=絶望とかいうクソゲー

ダグ達は、白い空間に立っていた。

ここはどこだろう。周りを見る。

よかった。皆いる。


サミダレ。

「ここ、何処なんですか?屋内……さっきまで森にいましたよね」


ローズ。

「警戒して下さいよ、ダグの旦那ァ。この空間に漂う魔力…………尋常じゃない」 


ルイン。

「…………ダグ。この場所、なんか嫌」


「同感だ」

ダグは短く返した。ローズの言う通り警戒する必要を感じたからだ。凄まじい殺気を感じる。


「やあ、ボクの部屋へようこそ」

「…………四天王、バルバルフ」

「おやぁダグ君。キミとは初めましてのはずだよね」

「…………。」


相変わらずだな、コイツは。目の前にいるのに、ボヤけてよく見えない。声も高いのと低いのと色々混ざってる。大柄なヒトガタの黒いモヤモヤが喋ってるんだが、性別も分からん。


「ねえ。ボクがまだ名乗ってないのに、何故ボクがそうだと分かる?四天王の名前だって人間は知り得ない。知った者は即時排除しているんだけど?ああ、ボクは四天王のバルバルフで正解だよ。よろしくね。ダグ君」

「初めましてなら、貴様こそ何故俺の名を知っている?それに何故俺がそうだと分かる?」

「君は有名人さ。古城にまで来れる人間なんて面白いもの。我々の間では注目の的さ」

「…………〈今回〉はまだ、古城には行っていないんだが?」

「あはははは。ジョークだよ」


奴の殺気が膨らむ。


「笑えん。何者だ」

「四天王バルバルフ」

「仮の名だろう?」

「くくッ……」


巨漢にも見えた黒い人影は、ローブを脱ぎ捨てると今度こそ殺気を解き放った。出てきたのは金髪のロングヘアの白人の少女。何故か裸足。真っ赤なワンピースは血の色みたいで不気味だった。


「そーだよ!」

少女はにっこり笑うが、殺気が尋常ではない。手には髑髏がびっしりあしらわれた柴色のごっついデスサイス。


「ダグ君。君、さっき自分がした事覚えてるよね」


激しい頭痛に膝をつく。絶望の未来に関わる全ての真実。邪神の存在。自分で首をもいだ世界線の記憶。それらが泉から溢れるように、パンクするくらいの勢いで思い出される。この少女の仕業だろう。


「ぐああああッッ……!!がは!首、首、ぐぼぁぁぁぁ……げほ、ぐは」

ダグは嘔吐した。


他の三人も殺気にあてられているようで、膝をつき、苦しそうに唸ってる。


「君たちが幾つか前の世界線で聖炎のホロカイザーにやった先制攻撃を真似してみたんだけど、凄い効果だね。全員一瞬で殺せそうだけど、一応この世界の枠組みに従ってあげるね。お人形さん達ー、ほら立ってよ。ボクと遊んで下さいな!」


「ぐがはッ……お前はッ…………まさか!?」

「邪神だぞ?崇めるか?」

「断固ッ…………断るッ!!!」

「あはは」


「そー来てくれなくちゃあ、面白くないよね!」

少女はクスクス笑っている。


戦闘、開始。


…………。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ