表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第七章 少女
42/48

失敗と忌避の追憶

それは何度もある失敗の、その一つに過ぎなかった。また、ここか。前回はどうやって死んだっけ。

サミダレが消えて……


いやそれは前の前の前くらいの話だっけ?

前回はルインが死んだんだっけ。それで戦線が崩壊して。

いや確か魔王と戦ってローズに裏切られて……


そう……


確か前回は森を出た。古城に挑まないで逃げようとしたんだ。そしたらバルバルフの野郎に魔王の間に転移させられた。んでその後は……まぁ。


そうだ……

古城攻略って結局無駄で。バルバルフに捕まって転移させられるのが魔王への最短ルートなんだ。

バルバルフは赤い月の昇る頃に現れる。

リープのスタート時点から3日目の夜だ。


まあどんな道を辿ろうが同じ事……

決戦の古城は赤い月とともに……

人類最後の希望を殺す。


人類最後の希望「勇者ダグ」。

世間、主に酒場等で、自分は勇者をジョブとして獲得している!我こそは勇者である!などと言う愚か者もいなくはない。

だが勇者という職業は実の所、存在していない。

今後存在するようになる可能性はあるかも知れないが、とりあえず今は存在しない。


錬金術師かつ召喚士であるダグは、語り継がれる事で勇者となるのだ。仲間に裏切られて死んだ悲劇の英雄として語り継がれる。そして、彼ら以外、ただでさえ危険な〈魔の大陸〉の、〈黒の樹海東部〉にまで到達出来た者はいない。

そう、別に神々から神託があった訳ではない。

実力者故に、人々は彼らに希望を託していた。

ダグを、人々は勇者様と呼んでいた。


彼は生きている。何千年も何万年も生きている。

一人、無限廻廊の中で必死に生きている。

それが生きていると言って良いのかは知らない。

だが命はある。一種の〈封印状態〉と言える。


「こんな世界は認めたくないだろう?」

仲間を殺された後、とある魔王に囁かれた勇者ダグは頷き、屈辱の中、その魔王にリープ能力を付与された。そして、初めて別の世界線へと飛ばされた。つまり、敗北した勇者はとある魔王に封印されてしまったのだ。それはエルグインとはまた別の魔王である。


錬金術師ダグは、もう一度仲間に会いたいが為に、誘惑に乗った。忌避に手を染めたのだ。


忌避に手を染めた事で邪神に目をつけられたダグは、加護としてもう一つの人格を得た。それは世の理に触れる根元的な叡知であった。日本から来たという新たな人格は、この世界は戯れに作られた物が、命を持ってしまった物だと言う。


…………。

少女「ねえ、君たち!次のお話に行く前に、この小説の目次ページの、注意事項をもう一回確認した方がいいと思うなー!」


少女「だってね!だってね!この小説には……」





残 酷 描 写 が あ る ん だ よ ?


少女「え?最初に見たって?へえ、君は頭のいいお人形さんなんだね!ボクのオモチャ箱に招待してあげよっかなー」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ