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決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第四章 玉鋼
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VS玉鋼の魔将 turn4-part② 新たなる枝道

ダグは吠えるように叫ぶ。

「ローズ下がれ!スターフレアギドラ!!奴をくい止めて下さい!倒れた仲間を回復させる時間を作りたい!ワイバーン達よ!!魔力の許す限り王を援護せよ!行けェェ!」


「旦……那ァ……サミ……ダレがっ!」

「ルインを回復にやった!お前もルインの側まで早く下がれ!よく耐えた……!」

ローズのHPは8000くらいだったか。これは3000を切っているな。非常に不味い。

ルインのHPは約9500中満タンくらい。

ダグのHPは約8500中6000くらい。

サミダレのHPは約11000で、今は1000もないくらいだろう。今ある赤ポでは、一つ飲んでも6000くらいまでしか戻るまい。


ギガントナイト伯爵の新スキルは、距離毎に威力が大分違うようだ。至近距離で食らったサミダレは一撃で4000近くダメージを貰ってると見た。

もう一度回復しないと不味いが、ローズだって不味い状態だ。


「スターフレアギドラ!ワイバーン連中も上手く使って下さい!波状攻撃の合間に休んだり力を溜めたりするんだ!」


「ギュオオーン……(承知)」

ガン!

爪を振るい剣撃スキルを受け止めるフレアギドラ。

ギガントナイト伯爵は無言で次の斬撃を振るう。


「ギュア!ギュア!ガー!」

レッドワイバーンは火炎を吐き加勢。ギガントナイトは少しだけ鬱陶しそうに手をパタパタとして振り払う。やはり魔力依存の攻撃は効きそうにない。


「グゲゲゲゲ!」

これを見たブラックワイバーンは、落ちてる瓦礫を掴んで空中から投げ付ける。ズガン!ギガントナイトの十八連斬のうち一回分だけ、無力化に成功した。ナイス機転。


「グゲゲー!」

「ギュアー!」

レッドワイバーンも瓦礫を投げ始めた。

十八連斬のスキルは合計五回分、ワイバーン達によって相殺された。


「ギュオオォォーーーーン!!」

ガチン!ガン!ズバッ!

ガチン!ガチン!ガン!ズバッ!

被弾2、受け成功5、初手を含めて6。

フレアギドラも勇敢に迎撃している。

十三手が済んだ。


「あと五回か」


「ギュオオォォーーーーン!!」

ガチン!ガン!ズバッ!

ズバンッ!ズバンッ!

被弾1、受け流し2。

クリティカル2。

クリティカルでワイバーンが二体とも落とされた。


「両方一撃。どんな威力だ……計算狂わないだろうな!?」

被弾合計3、クリティカル2、受け成功合計8、援護相殺5。

奴の攻撃スキルの効果が切れたか。次は何をしてくるのか。


システムスキルで簡易的にフレアギドラの状態を見る。


スターフレアギドラ 王種翼龍/伝承個体

HP13650/15200

状態異常:なし


1550の減少。受け流しってダメージ入るのか?

人間基準だと、あんな怖すぎる連続攻撃は大きく回避するか、何か大規模なスキルで完全に無効化するしか考えられないんだが。

いや、ほぼ入らないか。サミダレはギガントナイトの攻撃を2ターン余裕で持ちこたえてた。


やはりスターフレアギドラは強いな。だがアレ一体で抑え込める相手なら最初から採用している。フレアギドラは火力不足なのだ。何せ、火力技のほとんどが魔力依存のブレス攻撃だからな。ギガントナイトの野郎めは対魔力性能ガチガチの装備で固めているのだから、相性悪いったらない。だが今出せるの召喚獣の中で耐久はダントツ。緊急時のタンクとして最高に優秀なんだ、こいつは。


さてフレアギドラは耐久力が凄まじい訳だが、奴の火力も凄まじい。どっこいだな。先ほどの大技を連続でやられたら、2ターンか3ターンで消える事もありうる。しかも奴め、更なるスキルを隠し持っている可能性すらある。全てのスキルを見たものと思っていたが、前提が崩れてしまった。これはかなりキツい。


ローズとサミダレ、両者を回復してやる余裕がないかもしれない。ギリギリの戦いだ。……削れるだけ削った上で、殿を残して一旦退き、再挑戦すれば確実に勝てる。召喚獣は残せない。スキルのレンジ外に出れば消えてしまう。もっともこれは、最後の手だがな。死者1の苦勝とはそういう事さ。畜生め。文字通りに捨て身の突撃で、勝ち筋を探る為の回として、命を捨てたり捨てさせた事だって何度もある。畜生め。 


後方でサミダレが回復中のようだ。どんなに高位のポーションでも即効性がある訳ではない。サミダレの顔色は、徐々に、死人から怪我人に改善されて行く。まだ立てはしない。……まだ次を飲ませるには時間がかかるか。


遠いので叫ぶ。

「気分はどうだサミダレ!」

「……サミダレは面目ない、情けないです!あのような大振りの攻撃を受けてしまい、一撃で沈むなんて……!」

「そんな事はない!俺もあんな大技は想定出来なかったので、久しぶりに傷なんて負ってしまった!」

怪我人に叫ばせてしまったが、今は戦いの真っ最中。状況の共有を後回しにしてしまう方がよほど危険だ。それこそ味方を殺し兼ねない。

しかし、大声が出るくらいには回復したか。よし。


「……にゃあ」

「サミダレは自分でもう一本赤ポ飲んどけ!ローズも後ろで赤ポ飲んどけ!ルイン、渡してやって!」

「にゃーにゃ」


ルインが駆けてきて、ダグの肩に乗った。

「よしよし、お前は俺と遊撃だ。今、スターフレアギドラがタンクを受け持っている。もちはするが、物理攻撃スキルがほぼないのでお前が頼りだ、今はルイン。俺のゴーレムとサミダレが戻るまで、二人で凌ぐぞ」

「にゃ」


「へへ……旦那とルインの姐さん……っとに仲いいな……デブネコも可愛がって下さいよォ」

「ジョーク言えるならまだまだ行けるな。奴を倒せば、またお前を猫にしてやるさ……いや、待て今全員猫になるか?ルインはあの大技を回避できた。スターフレアギドラもあと少しの間は持つ……」


「旦那ァ……?」

「ルイン、どうやら俺たちは、新たな運命の枝道を見つけたようだ。」

「……にゃあ」


「ローズ、自分を回復したら、気合いだ。意地でも、次の手番は二回行動のパッシブスキル〈電光石火〉を発動させてもらう。そして俺に、アイテムの効果範囲を広げる魔法を」

「……分かりやした。電光石火は良いとして、レンジ拡張のアレはMPが……キツい。一時しのぎの回復アイテムを使う為じゃあ……ないんですよね。あるんですかぃ……とっておきが……」


「ああ。ちょっと皆で猫になろう。生き残る為に」

「……はい?」

「ごろごろごろ」

初手計上してなかった。

18連攻撃の所19連攻撃してたので修正。

中途半端な数字を出すとややこしくなるね。

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