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決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第四章 玉鋼
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~万物は流転する~ 玉鋼の魔将が起こしたイレギュラー

同じ河に二度入ることはできない

turn3までの振り返り


VS玉鋼の魔将・ギガントナイト伯爵、攻略作戦。

基本として、サミダレの刀で受け、ルインが奇襲ないし遊撃で削る。ダグのゴーレムがサミダレと入れ替わりでスイッチ式に連携し、サミダレが少し休めたらまたゴーレムと入れ替わり。

ダグ本人はゴーレムに指示を出すの合間にメンバー全員の指揮も務め、ローズは後方から回復アイテムでサポート。奴は魔法に耐性がある為、実質ローズでは攻撃をできない。故に。かなり偏っているが前衛3人体制とする。今まで、これで上手く回っていた。


ルインを猫にして挑むのは初めての試みだったが、マイナスになってはいないようだ。むしろ回避性能が素晴らしいので、ルインの運用に関しては良い感じに刺さっていた。


2turn目までは作業的だった。今回も、ギリギリだが何とかなるか……。


楽観のさなか、3turn目でイレギュラーは起こった。

奴め、見た事のないスキルを使って来た。

魔術師ばりの超広範囲攻撃。お前は剣士だろうが。

クソ、クソクソクソ!


奴め、闇色に光り輝く剣を天高く掲げたかと思うと、その巨体でクルクルクルリと横向き水平に数回回転し、ズバンと剣を振った。闇色の斬撃が水平360度にすっ飛んで行った。サミダレもすっ飛んで行った。斬撃の輝きを腹に抱え、いっそ面白いくらい「くの字」になりながら、壁まで飛んで、叩きつけられ、力なく倒れた。防具の性能と当たり所が良かったのだろう、幸いと真っ二つにはなっていない。


後衛のローズも決して小さくはないダメージを受け吐血、ダグはゴーレムでカバーしたがやはり大きく被弾し頭部から血を流し、ルインはなんとか回避した。あの体じゃかすっても死んでた。怖かったろう。


一人脱落すれば絶望。それがこのギガントナイト伯爵との戦いであり、魔将との戦いである。

ダグは、戦場には全滅の香りを感じていた。

そうはさせるものか。打開してやる。

何か手があるはずだ……絶対、何かが!

ダグ。お前は□を□□れる□□だ

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