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18個
「……そろそろいいか。」
マスターがコーヒーカップを机に置く。
先ほどまでの砕けた雰囲気は消え、その表情は真剣そのものだった。
「宝ちゃんと天音ちゃんにも、依頼の内容を話そうと思う。」
「構わない。」
平は短く答える。
宝と天音も自然と姿勢を正した。
マスターは一枚の古びた地図を机に広げる。
「今回集めてもらいたいのは二つ。」
「黄金鉱石を六個。」
「そして、カリ鉱石を十二個だ。」
「鉱石?」
宝が首を傾げる。
「ああ。」
マスターは地図の数か所を指差した。
「これらは世界各地に点在する鉱山や遺跡でしか採れない希少鉱石だ。」
「黄金鉱石は高い魔力伝導率を持ち、神器や魔導具の核になる。」
「カリ鉱石は強度と安定性に優れ、特殊な装甲や兵器の素材として使われる。」
天音は目を丸くする。
「そんなにすごい石なんだ……。」
「だからこそ危険でもある。」
マスターの表情がさらに険しくなる。
「採掘地には魔物だけじゃない。」
「鉱石を狙う盗賊や奴隷商、各国の私兵まで動いている。」
「簡単な依頼じゃない。」
平は地図へ視線を落としたまま呟く。
「……いつものことだ。」
その一言に、部屋は静まり返った。




