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忍び愛〜心に刃を隠して〜  作者: 月海みやび


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Episode 6

仕事が終わり、会社を出る。


「未来、迎えに来た⋯」

「っ⋯ユウ!?あ、ありがとう⋯」


少し乱暴に手を繋がれ、引っ張られるように歩く。


「っ⋯あ、あの⋯ユウ?」

「⋯何?」

「⋯何か、怒ってる⋯?」

「⋯別に」


重い沈黙が流れる。

何かを話したいのに、ユウの雰囲気がそれをさせてくれない。

半歩先を歩くユウが、酷く遠く見えた。


「⋯なぁ、俺言ったよな?」

「っ⋯な、何を?」

「他の男と仕事以外で仲良くする必要ないって」

「⋯うん⋯」

「なのに、何で2人でカフェに居た?」

「っ⋯それは⋯仕事の話を⋯」

「仕事の話にしては、楽しそうだったけど?」

「っ⋯」

「言い訳はいいよ、未来は俺の気持ちをわかってくれないみたいだし」

「っ⋯違っ⋯」

「未来、明後日休みだよな?」

「えっ⋯?⋯うん、休みだけど⋯」

「俺の家に来るか?」

「っ⋯い、いいの?」

「ああ、未来に見せたいものもあるし⋯」


ずっと行きたかったユウの家に行ける。

嬉しいはずなのに、何故か胸がざわついていた。

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