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第3章44話-2:壊滅2

「眠れ」


俺はサイコキネシスをふたたび発動した。


騎士団長を身体を圧縮していく。


「あ、あぐああああああ!!?」


悲鳴をあげる騎士団長。


やがて騎士団長は、サイコキネシスにより、人体の限界を超えて圧縮されたことで、死を迎えた。


かくして騎士団員は、一人残らず全てえるのだった。


静寂せいじゃくが辺りを包み込む。


(今更だが、アイテムバッグぐらいは残しておくべきだったな)


と俺は反省する。


敵を全員、アイテムバッグごと『球体化きゅうたいか』してしまったので、戦利品の回収ができない。


回収可能なのは、たったいま殺した騎士団長のアイテムバッグだけだ。


(まあ、騎士団長が一番良いものを持ってるだろうからな。これが残っていただけ良かったと思うべきか)


俺は騎士団長のアイテムバッグをサイコキネシスを使ってはぎとる。


ちなみに彼が身につけていた武器や防具などは、サイコキネシスによる圧縮で潰れてしまっていたので、回収不可能かいしゅうふかのうだ。


「この球体は、人目ひとめにつく場所に置いておかないほうがいいな」


と俺は思ったので、地面に埋めることにした。


サイコキネシスを使って、球体を大地にめりこませる。


やがて土に埋もれて見えなくなっても、さらにサイコキネシスで、下へ下へと埋めていく。


そして地中ちちゅうふかく……深度しんど50メートルぐらいの位置まで球体を降下させてから、俺はサイコキネシスを中止した。


「これだけ深い場所に埋めておけば、掘り起こされることはないだろう」


俺は安心する。


さて、それでは出発を再開するとしよう。




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