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戦士の受難  作者: とんぼ。
第2章 日常編
9/83

「人助け」

「おはようセイジ!今日はよろしくね!」

 起きてきたクロが眠たそうに目を擦りつつ、元気を底から呼び出して話しかける。

 「あぁ。よろしく。」


 今日はクロとの特訓だ。

―――――――――――――――――――――――――― 

 特訓の為、2人は以前にも来た平野を訪れていた。

 「今日も魔法を教えるけど、リクエストはある?」

 「そうだな…やはり、凄いやつがいいな」

 「凄いやつ…凄いやつね。分かった。」


 どうせ使うなら派手なものや、威力が強いものの方が役に立ちやすくもなるだろう。

 凄い魔法を頼まれたクロは少し迷って、何かを思い出したように大きな声を出す。


 「そうだ!エッフルを覚えよう!」

 「いい響きだな。どんな魔法なんだ?」

 「物を増やす魔法さ!凄そうでしょ?」

 「あぁ!」


 それを使って攻撃の瞬間斧を増やせば、物量で攻めきることが出来る。

 中々良さげな魔法だ。


 「早速練習しよう!」

 「うん。エッフルはヒートみたいに対象の武器によって使うエネルギーが変わるんだ。」

 「なるほど。」


 クロに買ってもらった斧を見る。やや重いが、持ち手が銀色に光るそれは格好よく、早く使いこなしたいと思ってしまう。


 「ヒートよりもかなりエネルギーを使うから多くエネルギーを取り込んでね。」

 黄色く光った魔石を見て、クロは忠告する。

 「了解。エッフル!」


 斧に付随する1つのダイヤルを右に回して、大気中のエネルギーを斧に取り込む。

 それを終えたらエッフルと唱える。


 セイジの言葉をトリガーに、斧は取り込んだエネルギーを放出する。

 その形は斧となり、見事、2本めの斧が出現したのであった。


 「出来たぞ!クロ!」

 「やったね!それじゃあ、エッフルを活かして戦いに行こうか!」


――――――――――――――――――――――――――

 「さて、どうしようかな。」

 立ち止まるクロが眺めていたのは、依頼が貼り付けられた板であった。

 彼はセイジの魔法を使った戦い方を研鑽する為に、適当な依頼がないか探していたのだ。


 依頼を受ければクロ個人の実績も上がって一石二鳥だと考えていたのだが、いざ何を受けるか考えると悩ましいものである。


 「あれー?おじさんとおじさんのお友達ー!」

 立ち尽くす2人に声をかけたのは、以前迷子になっていた少年であった。

 確か父親の容態がよくなくて、セイジが一緒に見舞いへ向かったこともあった。


 「久しぶりだな。どうしたんだ?また依頼なのか?」

 「うん!また受けてくれる?」


 見上げる少年の目は眩しくて、思わず依頼を受けてしまいそうになる。

 しかし、今回はエッフルを試すために依頼を受けるのだ。


 残念ながら他の依頼に手を伸ばそうとおもっていたが、クロは違ったらしい。


 「何か困ってるなら任せて!ごめん、セイジそれでいいかな…?」

 「……。俺は教わる身だ。文句なんてないさ。」

 「…!良かった!それじゃあ行こうか!」


 クロがこの依頼を受けると聞いてホッとした自分がいた。

 彼ならきっと目の前に困る人がいれば手を差し伸べてしまうのではないかと思っていたのだ。


 「やったー!!おじさんたちありがとー!」

 嬉しそうにはにかむ少年とセイジらは、手続きを終えてギルドを後にした。


―――――――――――――――――――――――――― 

 再び少年のお見舞いを護送する為、平野を歩く。

 しばらくすると3匹のスライムが3人の目の前に現れるのだった。 


 「2人とも、ここは任せてくれ!」

 意気込みセイジは2人の前に立ち、斧を構える。

 鞄から取り出した魔石は青よりの黄色を示していた。


 「ヒート!」

 まずは斧を強化してスライム一匹へ振るう。

 仲間がやられたことで動きが激しくなったスライム2匹は、セイジへ襲いかかる。


 「エッフル!」

 即座にダイヤルを右に回して、斧へさらなるエネルギーを取り込ませる。

 それを終えると、エッフルと唱えて吸収したエネルギーをもう一つの斧へと変える。


 振るう瞬間に量産した斧は、元の斧の動きをトレースして、勢いのまま相手目掛けて弧を描く。


 セイジの持つ斧は一匹のスライムへ。

 量産した斧はもう一匹のスライムへ。


 そうして無事に3匹のスライムを倒し終えたセイジだったが、問題が生じていた。


 「お、斧にヒビが…!」

 「うーん、取り込むエネルギーが多かったのかもね。連続で魔法を使う時はダイヤル調整に気をつけた方が良いかも。」


 「そうだな…。済まないクロ。お前にもらった斧なのに。」

 「良いよ良いよ!それよりスムーズに倒せて安心した!」


 平気だと身振り手振りで主張するクロ。

 後ろに居た少年は、以前よりもセイジがスライムに苦戦しなくなったことに驚いていた。


 「おじさんちょっとだけ強くなったんだね!すごい!」

 「ふっ、まぁな。もっと褒めても構わない。」

 「セイジが調子に乗っちゃうからそこら辺にしとこうか。」


 驚く少年に対して、セイジは誇らしげに鼻を擦る。余程嬉しかったのか、さらなる賞賛を求めていた。

 クロに静止され、やや残念がった後、セイジはセイジは倒したスライムの元へ駆け寄る。


 しゃがみ込んで鞄を漁るセイジが何をしているのか気になった少年は聞く。

 「おじさん、どうしたの?」

 「何かに使えるかもしれないから、鞄に入れておこうと思ってな。」


 得意げに話すセイジは開いた鞄にそのままスライムをぶち込んでいた。


 「おじさん、鞄にそのままスライムを入れるの?」

 「?あぁ。クロもそうしていたよな?」

 「うん。そうだけど。」


 少年は軽くカルチャーショックを受けた。

 不思議そうに顔をかしげ合う2人の下、開かれた鞄はベトベトでぐちゃぐちゃな中を覗かせている。


 「鞄が汚れちゃうよー!」

 「問題ない。帰ったらするさ。」

 「セイジは掃除上手だからね!大丈夫だよ!」


 そういう問題ではないのだが。

 そもそも汚さないようにすれば良いのではないか。


 そう訴えるような少年の顔を見たセイジは、安心させるように鞄から物を取り出す。


 「食料はこの通り袋に入れてある。問題ないぞ。」

 「スライムの方も袋に入れようよー!袋がないならこれあげるから!」


 「…………確かにそうだな…。ありがとう、受け取ろう。」

 「……僕も鞄整理しようっと…」


 自身より一回り幼い少年に諭されたセイジ達。

 少年から受け取った袋を使って、散乱した鞄の中身を一生懸命整理し始めるかのだった。


――――――――――――――――――――――――

 鞄の整理を終えた2人と付き合った少年らは、引き続き平野を横断していた。

 「それにしても、随分しっかりしているなお前は。」


 先の出来事を経てセイジは少年へと話しかける。

 

 「俺がお前ぐらいの頃は食器が転がるだけで面白がっていたぞ。」

 「えぇ!?それって面白いのかな…?」

 「比喩みたいなものだから流石に、本気で面白がってた訳じゃないと思う…多分。」


 セイジなら、食器が転がることに面白さを見いだしていたかもしれないが。


 「ぼく、パパとママに心配かけないようにしたいんだ!だからちゃんとしなくちゃ!」

 「そうか……なら迷子になっても泣かないようにしないとな…」

 「う、うん。頑張る!」


 迷子になった日のことを思い出した少年は、少し恥ずかしそうにする。

 だが、そう思うのも無理はないだろう。

 

 知り合いの居ない人混みで置き去りにされれば、子供は誰であれ不安がってしまう。

 ざわめきだつ群衆に反して孤独を感じざるを得ないのだから。


 「そういえば、おじさんは家族とお話し出来たの?」

 「一応会ってきた。ゆっくり話すのはもう少し後にするつもりだ。」

 「そっか。頑張ってね!」

 「あぁ。ありがとう。」

 「………。」


 少年の後押しのおかげで、ぼんやりとした物を確固たる目標とすることができた。

 今のセイジは、認定ギルドを目指すという一本道に進むことのみを考えていられる。



 「もうそろそろ街に着くみたいだよ。」

 後ろを歩いていたクロが言う。

 彼の言う通り、数十メートル先にはぽつぽつ建物が見えてくる。


 「ほんとだー!早く行こう!早く行こう!」

 「あはは。急がなくても、街は足が生えて逃げたりしないよ。それにまた迷子になっちゃうかも。」

 

 「た、確かに…迷子にならないよう、くっついてるね!」

 「うん。そうしよっか。はい。」


 はい、と言ってクロは手を差し出す。それを受けた少年は、彼と手を繋ぐ。


 幼い少年の手は高い体温で温かく、繋いだ自身の手がこそばゆく感じるのであった。


――――――――――――――――――――――――

 3人が着いた街にはそこらじゅうに金色のもやがかかっていた。

 「ここはね金雲街っていうんだ。」


 クロと手を繋いだ少年は辿り着いた街を紹介する。

 「そのへんにある雲は不思議なものなんだよ。これがあれば街の中の何処にでも、いつの時間にも行けるんだ!」


 「?つまりどういうことだ…?」

 「まぁ見てて!」


 少年は2人の手を引いて走り出す。側には空高く伸びる巨木がそびえ立っていた。

 そこから離れた所にはぽつぽつと家が建っている。


 手を引かれて進んだセイジは不思議な感覚になった。

 前へ進んでいるバズなのに、泥の中をもがくように停滞している感覚に陥るのだ。


 目先には、左右対称ぎみに家が建っている。しかし、その家々が近づくことはない。


 そして、走り出して気がつくと大きな氷の像が目の前にあった。

 間近に迫るまで存在には気付けなかった物。それに加えて突然空気は冷えていく。


 「…急に寒くなったな…」

 「これが金雲街の特徴ってこと?」

 「うん!金色のもやをくぐれば、本来存在しないような気候にも出会えるんだ!」

 

 「真っ直ぐ進んでいるのに、その通りに到着出来ないのはこのもやのせいという訳か。」

 

 不可思議な現象に納得する。中々面白い街だと関心を向けていた最中、少年を呼ぶ声がした。

 「カシルくんだね…?」

 「そ、そうだけどおじさんだれ?」


 焦りを見せて話しかけてきた謎の男は少年、カシルに急いで近づく。


 「おじさんは警察隊なんだ。それで君のお母さんのことなんだけどね、実は殺人の容疑がかけられているんだ。」

 「え!?」

 警察隊所属と言った男は、顔写真の付いた証明書を見せる。

 男の立場を理解した以上、彼の言ったことは少なくとも信用に値する。値してしまう。


 男の話に動揺したカシルは、セイジたちが心配になる程顔色を暗くしていく。

 「人殺しなんてそんなこと、ママはしないもん!」

 「信じたいのは分かるけど、証拠が山程あるんだよ。とにかく、これからのことを詳しく話したいから着いてきて。」


 母は容疑者、父は病に伏している。

 そんなカシルの側に居なければ、と考えたクロはセイジへ小声で提案する。


 「………僕は、あの子の力になってあげたいんだ。その、良いかな…?」

 「もちろん。お前ならそうすると思っていた。」


 「………ありがとう。あの!すいません!僕達もご一緒して良いですか?」

 「おじさん…」

 男についていく途中のカシルは、瞳を揺らしてクロを見上げる。

 クロにとって、その目は誰かに手を差し伸べてほしいように感じた。


 「え?でも君達関係者ってわけじゃないでしょ?」

 「そうですが……。彼は不安がっています。僕達がついていけば、少しは安心できるかもしれません。」

 男と顔を合わせつつカシルへ近づいたクロは、しゃがみ込んでカシルに話しかける。


 「君の力になりたいんだ。おじさん達もついて行っても良いかな?」

 「………!うん。一緒に来て。絶対、ママは人なんて殺してないんだ。」

 「そうだね。僕もそう信じるよ。」


 ゆっくりと落ち着いたトーンで話しかけるクロは、カシルの手を握って男についていくことにした。

 

――――――――――――――――――――――――――

 「そういう訳だから、カシルくんはしばらく親戚の人にお世話してもらってね。あと数日で来るはずだから。」


 警察隊の男はそう言った。それ以上は語らなかった。

 カシルの母親がどんな事件に関与してしまったかなんて、ほとんど話すことはなかった。

 男はただ、何時どこで事件が起きたかのみを伝える。


 男曰く、親戚が金雲街に来るまで、カシル自身は警察隊に身を寄せることになってるらしい。


 「あの、警察隊のおじさん。絶対夜には警察隊に行くから、それまではこの人達と一緒に居ていい?」


 「え?うーん、まぁ、それなら良いけど…。これ警察隊の連絡先と駐屯地の場所ね。」


 メモをしてある紙をカシルへ渡して、警察隊の男はいそいそと去っていった。


 それを見送ったカシルは周囲を気にしつつ、小声である提案をする。

 「あのね、おじさ…クロさんとセイジさんに手伝って欲しいことがあるの。」

 

 こちらも声を潜めて、腰を屈めながらカシルに近づく。

 「絶対、ママは人なんて殺してないよ。だから、調査したいんだ。」

 「勿論いいよ。それじゃあ、警察隊の人が言ってた場所にでも行ってみようか。」


 詳しい調査は警察隊に任せておけば良いのでは、と思ったセイジ。

 しかしクロは乗り気なようだし、警察隊ごっこでカシルの不安が拭えるのなら悪くはないか、と考え直すのだった。


――――――――――――――――――――――――

 3人は教えてもらった事件現場へ向かっている途中である。

 「調査する、といってもこの街はもやのお陰で何時でも何処にでも行けるんだろう?証拠らしい証拠なんて見つからないと思うが…」


 「えっとね、金雲街の空気は特殊でね、特別な魔導具を使うと、誰がどんな魔法を使ったのか分かるようになるんだ。」

 「その特別な魔導具とやらは持っているのか?」

 「それは、その、」


 バツの悪そうなカシルの様子で、特別な魔導具とやらを持ってはいないことは察せられた。

 ならばどうするというのだろうか。ない頭をひねりつつ考えるセイジ。


 「……………あのね、その魔導具は、警察隊の人が持ってるものなんだ…だから、」

 「………まさか、奪うのか………?」

 

 明確な答えは出せずとも、カシルの表情が、セイジの案を肯定していることははっきりしていた。

 

 だが、流石に警察隊に対して粗相をするべきではない。やはりここは任せておくべきだろう。

 

 そう思っていたのだが。

 「………よし。分かった。何とか警察隊の人から魔導具を奪おう。」

 「正気かクロ!?」

 「…………困ってる人を見捨てたくはないんだ。」


 「調査自体は警察隊に任せてもいいだろう!?」

 「………でも、この子が安心するには自分たちの目で確かめなくちゃ。」

 どうやら引き下がるつもりのないクロ。

 当たり前であるが、味方についたクロの裾を掴むカシルも意思を変えるつもりはないらしい。


 結局、流されたセイジは2人についていく。正しくないはずと思えども止めることは出来なかった。


――――――――――――――――――――――――

 「人がかなりいるみたいだね。」

 「う、うん。クロさん、セイジさん、いけるかな…?」

 「大丈夫だよ。きっと魔導具を手に入れるから。」

 「………」


 事件現場には人が沢山いた。無論警察隊の人間らしき人もいるが、そうでない人も見受けられた。


 「警察隊の制服を着てない人間はただの通行人か…?それにしても多いが…」

 「………あれは認定ギルドの人間だよ。警察隊の調査が済むまで護衛してるんだ。」


 「………それは、まずいんじゃないか。」

 「まずくても、やらなくちゃ…。セイジ、斧を貸して。魔法はなるべく使いたくないから。」


 焦るクロを止めるべきだったのだろう。

 人が少なくなった機会を見計らってクロは警察隊を襲撃した。

 セイジは足手まといになると思い、クロが気絶させた警察隊の人間を拘束するのに留める。


 だが、全てうまくいくはずもない。

 去ったと思われた認定ギルドの人間が、斧の側面で攻撃するクロを捕らえてしまった。

 セイジも共に拘束される。


 「あ?お前、この前S級ギルドになったとこの奴じゃねぇか。こんなことしてどうしたんだよ?」

 「…………どうしても、その魔導具が欲しい。少し使わせてもらうだけで良いんだ!」

 「はぁ、ワリィけどそれは無理な話だ。まぁ、お前らが例のギルド所属なら大事にはならねぇだろうから安心しろよ。」


 含みを持たせた言い方をした後、認定ギルドの男はクロの拘束を解いたのだった。

 クロが気絶させた警察隊の人間は目を覚ますと、認定ギルドの人間に状況を聞く。


 クロとセイジに目配せをしつつ説明すると、警察隊の人間は納得したような、嫌なような表情を浮かべる。

 かと思うと、クロ達のギルドリーダーに報告するとだけ言って、この場を去るのだった。


 「ごめんねカシル。僕達じゃ駄目みたいだ…。でも、他の方法で、」

 「…ううん。もう大丈夫。僕、そろそろ警察隊の所に行かなきゃ。」

 「…なら、明日にでも、」

 「平気だから。後は大人しく待つよ。」


 警察隊の駐屯地へ向かうカシルは、子供ながらも耐え忍ぶ様子である。

 それを見ながらも、これ以上彼の為に出来ることはない。


 「………僕が認定ギルド所属だったら、もっと役立てて…ちゃんと助けれたのに…」

 「クロ…」


 金色のもやが、重く2人にのしかかる。

 カシルの母親について、分かることはないまま、2人は金雲街を去るのだった。


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