ニューメンバー
スッキリさせたかったからこれを書きました。
あの新聞は多くの人々に大きな衝撃を与えた 誰もが口を開けば新聞に関する話をしている
しかしそれは、貴族が殺されたからではない
粛清騎士が現れたからである
「ねぇ、クロス。この粛清騎士本物だと思う?」
「さあな。ただ、この記事を見た瞬間何かを感じた。だから俺のところに慌てて持ってきたんだろ?」
「カンだけどね。この事件に関わる必要があるって」
「それに関しては大丈夫だろう。少なくとも、この王都から悪人が一人もいなくなるまではこの断罪は続くはずだ。前例通りならな。そして、いくら強いと言われている粛清騎士とはいえ、この王都中の悪人を殺しつくすのは時間がかかる」
「それまでに、冒険者ギルドに要人の護衛依頼がくるはず。その中で私たちが受けるべきだと思う依頼を受ければいい」
「そういうことだ。ただ、懸念点として、俺たちは今ゴールドだから声がかからない可能性があるんだよな。だから、俺たちは早急にランクをプラチナまで上げる必要がある」
「協力してくれるか?」
後ろを振り返りながらした俺の問いかけに
「「はい」」「いいよ」「ぴゅいっ!」"うん!"
五人が答えた
俺のパーティーも賑やかになったな。最初は俺とダイアの二人だけだったのが今では六人に。まぁ、そのうち二人は人外だが。
それにしても、マリカが俺のパーティーに入って冒険したいって言いだしたのは驚いたな
「クロス、明日からは別の依頼を受けるんだよね」
「当たり前だろ?じゃなきゃ冒険者をやってる意味がねぇしな」
「そっかぁ、それじゃ、クロスとはしばらく会えないんだね」
「まぁ、会おうと思えばいつでも会えるけど、なんだよ。さみしいのか?」
「バっ、バカじゃないの!そんなわけないでしょ。ただ、」
「ただ?」
「ただ…そう!うらやましいなって!」
「うらやましい?」
「そうだよ。クロスだけ私が知らない経験をできるのはずるいなって」
「なるほどな」
「…そうだ!クロス!私をクロスのパーティーに入れてくれない?」
「え?」
「一緒のパーティーならクロスと一緒にいれる。それに、知らなかったことを発見できるかもしれない。ね、いいでしょ」
「俺は構わないが、大学の方はいいのか?まだ卒業してないだろ?」
「あ~。私もう卒業論文まで書き終わってて、まだ大学に在学してるのって研究費を大学名義で好き勝手使うためなんだよね」
それはなんとも。マリカらしいっちゃらしいが
「ね、いいでしょ?」
「マリカに問題ないなら断る理由なんてないな」
それに、マリカの持ってる能力は唯一無二で尚且つ防ぎようのない強力な能力だ。断る理由なんて本当にない
むしろ、こっちからお願いしたいくらいだ
「それじゃあ決まり!また明日ね!」
こうして、マリカは俺たちのパーティーに加わった
昨日の夜は、動揺しすぎてダイアに伝えること忘れてたからダイアはびっくりしてたけど、すんなり受け入れてくれたし、これからもっと面白くなるぞ
・粛清騎士
数年前に唐突に現れた悪人のみを殺す殺戮者
殺す対象は悪事の代償に関わらず殺害。特に人を苦しめた人間は真っ先に殺害される
この闇の裁きは貴族や王族関係なく等しく降り注ぐ。都市によっては役人全員が殺害された都市もある
犯罪を犯したことのない人間にとっては天使、犯罪を犯そうとしている人間、犯したことのある人間にとっては死神のような存在である。
また、真偽は定かではあるが、暴漢に襲われそうになっている女性を救う姿を何度か目撃されているらしい
粛清騎士の特徴として、騎士のような装いである、殺害現場に殺害した対象の血で粛清と記していくこと、殺害者の罪状を書いた用紙を置いていくことが挙げられている




