登場人物まとめ ※ネタバレ有
盛大なネタバレがありますので、本編を読了後にご覧いただくのを強くお勧めします。
▷ユスト・アスンクリト
ユスト=公正、廉直、義にかなった
アスンクリト=比類のない
(本編中で使用した偽名『ドロス』は詐欺という意味)
冷静沈着なアスンクリト帝国の皇子。義を重んじ、例え敵が相手でも正当に裁かれる事を望む。弓の名手である。堅物かつ生真面目な性格のせいで、恋愛は奥手というより不得手。暗めの髪に青い目をした好青年。
ルミナとは幼少期に出会っているが、名前をルーナと聞き間違えていた。
ちなみに、ルミナに贈ったルドベキアの花言葉は「正義」
▷ルミナ・パテール・ホシオテース
(公の場ではテル・アゼカ姓を名乗る。後にルーナ・アスンクリトと改名)
ルミ=雪
ルーナ=月の女神
パテール=生み出した人、先祖
ホシオテース=忠節
真っ白な肌と髪、そして王族の証である金色の瞳の娘。普段は義母と同じ黒髪のかつらを着用。黒髪はロングだが、地毛はショートになっている。母イルエから伝授された槍術と、馬に乗るのが得意。
幼い頃に出会ったユストを慕い続け、彼のために闘うことを決意する。『我儘姫』などとは程遠い健気な性格で、城の中の誰よりも国の行く末を案じていた。
※この小説の題名である【白き月の女神は正義に誓う】は、 言い換えると【ルーナ(ルミナ)はユストに誓う】になります。
▷イルエ・パテール・ホシオテース
イルエ(=備え)
ルミナの母親。瞳の色だけは違うが、容姿はルミナにそっくり。珍しい見た目をバサノスに気に入られ、無理矢理愛人に迎えられる。そしてルミナを産み、ホシオテースの精神を教え込む。薬学の知識が豊富で、それは娘のみならず、シャーラ達にも受け継がれている。二人目を身ごもっていた時、カーラルに殺された。
▷シャーラ・ホシオテース
ルミナの侍女で、辛い境遇の主人を献身的に支える。人前では表情を変えず、淡々と仕事をこなすが、存外涙脆い。イルエから教わった薬の知識を生かして、幾度もルミナを毒から救った。
戦闘時は双剣を使用。
▷シャルテル・ホシオテース
シャーラの双子の妹。ルミナの諜報員として活動。貢ぎ物を金貨に換え、貧しい人々に分け与えていた。性格は姉より朗らか。怪力の持ち主で、戦闘時は大剣を振り回して敵を一掃する。
双子の母がルミナの乳母であり、三人は姉妹同然に育った。
▷ミーシャ・ホシオテース
双子の母親。イルエの侍女でもあった。誓いこそ立てなかったが、イルエに誠実に仕えた。イルエが亡くなってから暫くは城に留まり、ルミナの世話をしていた。体力の衰えを理由に、現在は城勤めを引退している。
▷オルナン
ユストの従者。皇子が人質になると決まった時、真っ先に挙手するくらい、ユストを尊敬している。素直で人懐っこい性格をしており、ユストも何かと彼には甘い。食いしん坊な一面もある。
▷ダグラス・ニッダー
ニッダー=憎悪
アスンクリト帝国が敗戦国になる前までは、高貴な家の息子だった。ユストとは幼馴染。何においても優秀なユストに勝てず、嫉妬を募らせていた。
皮肉屋で用心深いが、家族思いの青年。それ故に、両親を惨殺したバサノス王を憎んでいる。ユストと異なり、復讐の為なら汚い手段も厭わない。
▷バサノス・テル・アゼカ
バサノス=責め苦
アゼカ=鍬を入れる
富を愛する愚王。イルエのことも、カーラルのことも愛してはいない。自分の子供達も同様。彼にとって国民は税金を納めるだけの道具に過ぎなかった。
▷カーラル・テル・アゼカ
カーラル=呪い
バサノスの妻。バサノスに気に入られたイルエを激しく憎悪し、その娘であるルミナも憎み、迫害し続けていた。夫と同じく、国民の事などどうでもいい。賭博が趣味の息子が一人いる。
▷ロムファイア辺境伯
ロムファイア=武器、主に長い剣を意味する
風格ある初老の男性。アスンクリト帝国へ侵攻する事を唯一反対した為に、侯爵から降格させられ辺境に飛ばされた。バサノスのやり方に不満を抱いているが、何も変えられない現状故に諦めていた。ルミナの覚悟を見てとり、協力を誓う。その功績を称えられ後に公爵位を賜る。
ちなみに、ロムファイアは姓。名前は別にある。




