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ふくい好き  作者: 山月
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現実が真実

「はい、お疲れさん」


「...」


俺はいったい...

目がさめると真っ白な天井。

俺は仰向けにされながら固定されているようだ。

周りには警官のような人間が数名。


「ここはいったい...?」


「なんだ?あっちの世界に染まっちまったのか?」


「ストーカーされた気分はどうだったよ?」


こいつらは何を言っているんだ。

俺が黙りこんでいると1人がさらに口を開いた。


「お前がさっきまで見ていたのは創られた世界。今お前がいるのが現実さ。」


どういうことだ。さっぱりわからない。


「お前が体験していたのは特別に開発されたストーカー被害の体験装置だ。ストーカー加害者に自身のやったことの恐怖を味あわせるためのな。」


...俺がストーカー?


「そうお前こそがストーカーだ。お前は女性に付きまとった。彼女が別の男と一緒にいたのを逆恨みしたお前はついに彼女の家にまで侵入した。」


彼女...だんだんと顔が浮かび上がってくる...


彼女の、彼女の名前はフクイ コウ。俺の好きだった女...


「自身がどれだけのことをしたのかこれで少しは実感できただろう。」


「...」


そう。俺は彼女を常に付きまとった。勝手に相愛の中と思い込んで...


そばを食べに行った。

カツ丼を食べに行った。

東尋坊に行った。

彼女の大学に行った。

そして彼女の家に行った。

そして彼女を...


彼女のブログにも俺のことが出てきた。

嬉しかった。

やはり俺と彼女は結ばれる。

そのように勝手に思い込んだ。


俺は...俺は...俺は...


どうしたら...


「牢屋には何もないよ悪いけど。」


「お前は外から誰にも見られず、影も形も抹消される。彼女を除いては...」


「どうせなら牢屋暮らしも好きになるんだな。結構暮らしやすいかもしれんぞ。」


「...」


俺はそれでも彼女がフクイが好きでいる。


俺は牢に閉じ込めていた方がいい。


俺は牢獄でいきていく。

明日も明後日も...


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