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ふくい好き  作者: 山月
4/7

4月3日


今日は東尋坊に行った。


それより気になる子がいるあの子は誰?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日は暇ではなかった。


学生仲間の前波 佳子からドライブに誘われたのだ。

彼女とはゼミ仲間でそこそこ顔もよく、正直恋愛感情もないとは言わないがそれは自分のうちに秘めている。


そんな彼女に暇だからと誘われたのだ。2人きりのドライブである。

運転するのは彼女である。

私が運転したら少なくとも2つの死体が生まれることになるだろう...

「今日は東尋坊に連れて行ってあげる!」

「東尋坊?なんでまた...」


「小学校の時とかは遠足で来たりするけど、意外と小さい時以降はそんなに来る機会ないでしょ。だから久しぶりにね」


そんなこんなで東尋坊に到着。

市街から40分ほどだ。

平日ということもあり人はまばら。

人が多くては自殺もできないじゃないか...


「東尋坊てふつうに怖いよな」

「岩の上を自転車で走ったら?」

「私に死んで欲しいのかい?」

「それじゃなんでわざわざ私の車にまで積んでまってきたのよ?」

「大事に足を置いていくわけにはいかないだろう」


the断崖絶壁を2人で歩く。

ここから落ちたら死ねるだろうなぁなどと思うが、意外と死に切れないらしい。

そのことを書いた方が自殺者は減るんじゃないだろうか...



「えっ...」

「なにどうしたのよ?」


目の前には例の女性がいた。


「あそこにいる女、昨日も一昨日も会った。これで3日連続だ...」

「えっ、あんたストーカー始めたの?」


佳子には馬鹿にされたが内心では少し恐怖が芽生えた。

むしろ俺が彼女にストーカーされてるのではないか?

しかし本当に偶然ということも...


「ちょっとなに突っ立てんのー」

彼女のことを考え込んでいると佳子に手を引っ張られた。

例の彼女はジッとこちらを見つめていた。



「はい到着〜」

佳子に家まで送ってもらい車から自転車を降ろす。

「ちょっとさっきから元気ないよ!明日はちゃんと学校来なよ。それじゃあ。」

明日は週に一度のゼミがある日だ。

春休み明け最初のゼミだしちゃんと顔を出せねば。


しかし頭の中には例の彼女のことが浮かんでいた。


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