4
「がはははは、ヒロトのやつ、ここにいるのか」
またしても、いるはずのない人類が現れた。それは大きな男で、名を野獣といった。
「まずい。ユウナを隠せ」
ぼくが指示を出すと、カグヤが迅速に半裸のユウナを木の中に隠した。
「お前は誰だ? 見ない顔だな、黒い服」
野獣が怒鳴った。
「わたしはカグヤ。月の民です」
「そうか。マサミ以外にも女がいたか。だが、世界一の美女はもらっていく」
そして、野獣はシンデレラを力づくで連れ去っていったのでした。
野獣の家で、シンデレラは、男根というものを初めて知りました。
「なぜ、乱暴をするの? 私を愛してはくれないのですか、あなたは? あなたも男なのでしょう?」
すると、急にしおらしくなった野獣は、ぺこりとシンデレラに頭を下げました。
「私は醜い野獣です。力づくで、あなたを連れ去ったことをお詫びします。シンデレラ、私のことを愛してくれませんか」
「お食事をくれるのなら、考えなくもないわ」
シンデレラはいいました。
「はい。食事でございます」
野獣はとても美味しい肉料理を差し出しました。
シンデレラはそれを食べてとてもご満悦。
そのまま、野獣と、行為に及びました。
「ずっと、ずっと、この時を待っていた。世界を滅ぼしてでも、世界一の美女と寝る。それが男の夢ってやつじゃないか」
野獣は<大淘汰>を秘かに生きのびた悪人なのでした。
野獣がシンデレラとやってる頃、ヒロトはユウナと性交していました。それは、とても耽美で美しく、快楽に溺れる堕落した行為でした。
ヒロトがユウナと三回目の射精を終える頃、野獣はやっとシンデレラと二回目の性交が終わったところでした。
「あん? マサミ以外にも美女がいるのか?」
ユウナの存在に気がついた野獣は、ヒロトを殺した。
部屋の機械を操作して、森にいるヒロトを狙撃した。
そして、ぼくは射殺されて死んだ。




