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「がはははは、ヒロトのやつ、ここにいるのか」

 またしても、いるはずのない人類が現れた。それは大きな男で、名を野獣といった。

「まずい。ユウナを隠せ」

 ぼくが指示を出すと、カグヤが迅速に半裸のユウナを木の中に隠した。

「お前は誰だ? 見ない顔だな、黒い服」

 野獣が怒鳴った。

「わたしはカグヤ。月の民です」

「そうか。マサミ以外にも女がいたか。だが、世界一の美女はもらっていく」

 そして、野獣はシンデレラを力づくで連れ去っていったのでした。


 野獣の家で、シンデレラは、男根というものを初めて知りました。

「なぜ、乱暴をするの? 私を愛してはくれないのですか、あなたは? あなたも男なのでしょう?」

 すると、急にしおらしくなった野獣は、ぺこりとシンデレラに頭を下げました。

「私は醜い野獣です。力づくで、あなたを連れ去ったことをお詫びします。シンデレラ、私のことを愛してくれませんか」

「お食事をくれるのなら、考えなくもないわ」

 シンデレラはいいました。

「はい。食事でございます」

 野獣はとても美味しい肉料理を差し出しました。

 シンデレラはそれを食べてとてもご満悦。

 そのまま、野獣と、行為に及びました。

「ずっと、ずっと、この時を待っていた。世界を滅ぼしてでも、世界一の美女と寝る。それが男の夢ってやつじゃないか」

 野獣は<大淘汰>を秘かに生きのびた悪人なのでした。


 野獣がシンデレラとやってる頃、ヒロトはユウナと性交していました。それは、とても耽美で美しく、快楽に溺れる堕落した行為でした。

 ヒロトがユウナと三回目の射精を終える頃、野獣はやっとシンデレラと二回目の性交が終わったところでした。

「あん? マサミ以外にも美女がいるのか?」

 ユウナの存在に気がついた野獣は、ヒロトを殺した。

 部屋の機械を操作して、森にいるヒロトを狙撃した。


 そして、ぼくは射殺されて死んだ。


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