妹は兄のために兄は自分のために。
初めての投稿のためうまく書けてないかもですがご了承を。
妹は兄のために、兄は自分のために。
しかし、兄は永遠に世間から認められることはなかった。その時代において、兄の考え方はあまりに常識外れだったのだ。人間には同調主義があり、多数派の意見に従うのが基本である。常識外れの兄が持つ思想は、徹底的なマイノリティーだった。
妹は、自分には決してスポットライトが当たらないと分かっていても、執着的に兄へ献身する。一方、兄は魂を燃やし、燃やし尽くして、泥を這い上がろうとする。兄はそんな妹を心配し、案じた。しかし妹はただ微笑み、こう告げる。
「私無しで上手く幸せになって。私はあなたを支えるために生まれてきたのですから。そう母様から教えられてきましたから。兄さまもそうではありませんか? 兄はその妹の支えを受け成長していくのだと」
兄は眉を顰めたが、それが「妹なりの愛」であると信じ込むようにした。そうでなければ、きっと自分は罪悪感に押しつぶされてしまうから。
もっと別の形の愛が、人格が存在しているはずだった。母親が遺した言葉に、自己を捨ててまで支えるという意味はなかっただろう。「お互いを支えて生きてほしい」――そんな純粋な願いだったはずなのに。母親は気づかなかった。この二人の絆がどれほどの結びつきをもって、歪んで絡み合っていったのかを。
無知は罪であり、小さな勘違いは時を経て大きくなっていく。≪butterfly effect≫。
きっと二人は一生、その歪みに気づくことはない。教えてくれる者は、もうこの世には存在しないのだから。
語彙力弱い一般市民ですが見てくれてありがとうございました。




