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吉田郡山城と海野平の戦い… かと思いきや、越前からのお客様

 毛利元就から返信がきた。


「隠岐は構わんが石見銀山はダメ〜ぇ」的な内容だった。


『でしょうね、でしょうね」


 去年(一昨年からかも)から尼子氏の大軍とあちこちで戦い続けて、最終的に吉田郡山城で籠城しているところに、今年の年明けに大内氏の援軍がきて、尼子氏に大打撃を与えたようだ。


 てか、そんな中、よく佐渡(うち)の書状、届いたな(;´∀`)


 真田幸綱からは返事がこなかった。


 ので、武田晴信(信玄)に、


「信虎追い出して家督奪っても、北信濃までは攻めてこないでね。三河の方が海が近いよ」


 的な書状を出しておいた。


 村上氏は雪が溶けると田植え前から北信濃(こちら)に向かってきて、北信濃防衛ラインのカタパルト&バリスタと鉄砲隊に追い返された。

 田植え後は向きを変えて小県の方に攻め込んで行った。

 村上氏の動きは、今までは武田と戦って武田が奪っていた領地を奪い返して自領にしていたが、今年はどうやら武田と戦うのではなく、直接小県の領地を奪いにかかっているようだ。


 武田は去年同様に、諏訪と手を組んで佐久から小県まで手を伸ばしてきている。


 山内上杉憲政(かんりょうどの)からは佐渡(本間家)には返事はなかったが、上杉定実(しゅごどの)の方に、


「北条を討つ兵を出せ」


 的な命令がきた。


「今度このような態度をとったら、山内上杉を討つための兵を出す」


 と返信してくれと言ったら、本当に返信した。

 次の戦の相手は山内上杉家かもしれない… ^^; ^^; ^^;


 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜


『山内上杉鬱陶しいし、横柄な態度の返信こないかなぁ…』


 と、密かに期待して待っていると、川舟屋さんがいかにもエラい人にみえる御一行を連れて、加茂湖の温泉施設にやってきた。

 俺をご指名のようなので殿(クロード)を連れて行ったら、川舟屋さんが連れてきていたのは朝倉宗滴(あさくらそうてき)教景(のりかげ)(敦賀の郡司にして越前の軍奉行)と朝倉宗淳(あさくらそうじゅん)孝景(たかかげ)(朝倉家当主)だった。


「川舟屋が笙の川の整備をしたいと言いよっての」と宗滴。


「ここにくる前に下見じゃと、阿賀川を津川まで遡って見て参った」と孝景。


「それは、ようお越しくださった」とクロード。


「えろう荒れたじゃろうに、もう復旧しとって驚いたわ、ハッハ〜」と笑う宗滴。


「頑張り申した」とクロード。


「敦賀を流れる庄ノ川(笙の川)の上流に疋田と言う地がございます。あそこを津川のようにしたいのです。あそこにある疋壇城を津川城に見立て、船で遡上できるように河川整備をして川湊を作り、深坂峠、山中峠を越える馬借の基地を作ってもらいたいのです」と川舟屋さん。


「見てみないとわかりませんが、近江までつなぐことはできないのですか?」と俺。


「もちろん、それができれば一番いいのですが、それより先は水量が足りません」


「なるほど」と俺。


「見に行ってきたらどうじゃ、ショーゴ」とクロード。


「そうですね、それでお二方がこちらにお越しいただいていると言うことは、我々(佐渡のスコップ部隊)が立ち入ることを許可してくださると言うことでよろしいのですか」と俺。


「ああ、許可するぞ」と宗滴。


「距離的には津川よりも、その後に見た方くらいの距離じゃろう」と孝景。


「鷹巣の方のことです。あっちも案内してきました」と川舟屋さん。


「鷹巣(あそこ)はいかんな、面白すぎて浮かれてしまうぞ」と宗滴。


「是非こちらで、ごゆるりと湯治でもなさってください」とクロード。


 越前の当主と軍奉行は、たっぷりと佐渡カルチャーを堪能して帰って行った。

 なんでも、孝景の弟が謀反を企んでいたのを京に追放して、少し落ち着いたところらだったらしい。


『朝倉も結局のところ家督争いで廃れていった感じだなぁ… 確か宗滴がいるうちはまだ良かったのかな』

庄ノ川(笙の川)は敦賀の平野部の野坂庄辺まで遡れるようになっていたが、先の大雨でかなり荒れていた。

そこより先は川底が浅く結構な急流のため、距離は短いが手間はかかった。

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