表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転移者魔王の珍英記〜俺は名前のせいで魔王と勘違いされたので、能力を駆使して本当の魔王になってやるぜ!!『魔王さま〜流石ですわぁ♡』〜   作者: みけ猫 ミイミ
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/54

次するべきこと

書斎で真生はライゼア達と次にすることを話し合っていたが……。

 ここは真生の書斎。真剣な表情で机に向かい真生はライゼア、ダランカル、ナシェル、アクスファハンを順にみた。


「ルウクシェスとスカリグとの面会は終わった。だが、まだやることは残っている。俺を召喚したヤツを探し出さないとな」

「やはり前魔王さまの御令嬢であるアルラセナ様なのでしょうか?」

「どうだろうな。だが一番に有力で可能性はある」


 それを聞き四人は、ユックリと頷いている。


「そうだけど……違ったら、どうするのですう?」

「違ってもいい。どっちにしろ逢って挨拶もしたいしな」

「そうなるってえと。デス鬼ごっこをする前にアルラセナがいる塔へ向かうってことか」


 そう言われ真生は頷き無作為に一点をみていた。


「それで、なんだが。俺一人でアルラセナに逢いに行きたい」


 四人同時に「えぇぇえええー!?」と驚き仰け反る。


「そんなに驚くことか?」

「魔王さまに何かあったら大変なのじゃ」

「そのとおりです。マオ様に何かあるとも思えませんが。お逢いになる相手はアルラセナ様ですので」


 四人は心配の眼差しを真生に向けていた。


「もし向こうから何か仕掛けてくるなら……俺もそれなりの対応をする」

「それならいいが……。只オレが心配してるのは……魔王さまが能力を使い過ぎねえかと」

「なるほど……俺って、そんなに信用がないのか?」


 そう問われ四人は即で頷き真生へ視線を向ける。

 真生は四人共に即行で頷かれて、ムッとし機嫌が悪くなった。


「そうか……そんなに俺のことが信用できないって言うんだな? だったら勝手にやる!」


 そう言い真生は、バンッと机を叩き立ち上がる。

 そばに居た四人は、ビクッとし恐怖した。

 扉の方へと真生は歩き出すがライゼアに腕を掴まれる。


「マオウ様……ごめんなさい。だけど、みんなも心配なのですう」

「そうだとしても……クッ……俺は一人で行動したいんだよ!」

「ハァー……じゃあ条件を付けるってえのはどうです?」


 そう提案され真生はダランカルの方へ向きを変えた。


「条件?」

「ああ……監視用の魔道具を付けていくなんてえのは?」

「付けていけば一人でもいいってことか?」


 そう問われダランカルは頷き真生を見据える。


「なるほど、それならば何か起きても……すぐに駆け付けられますね」

「それで構わない。だが、こっちにも条件がある。俺に異常なことが起きた時と本当の危機のみに駆け付けろ。それ以外は好きにやらせてくれ」

「承知した。その条件なら、まだ安心だからな」


 そう言うとダランカルは確認するようにライゼアとナシェルとアクスファハンを順にみた。

 それを察知し三人は、コクッと首を縦に振る。

 因みに真生の機嫌が直ったため四人共に、ホッとしているようだ。


「フゥー……机に戻るか。まだ話し合いも終わってないしな」


 そう言い真生は机の方へ向かい、そのあと椅子に座った。


「それで何時決行するつもりで?」

「明日にでもと思ってる。そんなに、ノンビリもしてられない」

「それでは早急に段取りを組んでおきませんと」


 そう言われ真生は、コクリと頷きアクスファハンを見据える。

 そして、その後も真生はライゼア達四人と話し合いをしていた。

読んで頂きありがとうございます(=゜ω゜)ノ


では次話もよろしくお願いします(#^^#)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ