後書き
どうも、しがない小説家の九十九零(つくも ゼロ)です。
まずは、この小説を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
三年及び五ヶ月ぐらいの時が過ぎ、ようやく一段落がつきました。
正直、自分もかなり意外でした。以前も小説を書いたことがありますが、大体途中で投げ出すことが多かったのです。
今回でも色んな困難がありまして、少ないアクセス数で凹んだり、いいアイデアが浮かばなくてスランプに陥ったり、いつ執筆をやめてもおかしくない状況でした。
そういう時は、「諦めたらすべてが水の泡になる」とか、「せっかくここまで頑張ったのに、期待してくれた読者の皆さんやキャラクターたちを裏切るわけにはいかない」と、そう自分に言い聞かせるのです。
まだまだ本当の意味での完結まで程遠いのですが、こうしてようやく第一段階(Phase One)まで漕ぎ着けられただけでも、大きな一歩を踏み出せたと言ってもいいでしょう。
実はこの作品が思い付いたのは2011年の年末でした。とある「超高校級の生徒たちを学園に閉じ込めるゲーム」が原点です。でもさすがに推理ものが苦手なので、だったらいっそのこと、自分の好きそうな熱血系バトルものにしようと思いました。
最初に専門学校の先生にキャラクターの設定を見せた時は、「キャラクターが多すぎる」と指摘されました。ですが、今でも後悔していません。私はキャラクターを考えるのが好きですし、ジャンプ系のマンガもかなり出場人物が多いとお見受けしました。それに欲を言えば、キャラクターが多い方がより多くの声優さんと出会えるチャンスが増えますので(笑)ですが最初の時はただ設定作りに満足して、小説の本編はバスに乗ったところまでしか書いていませんでした(汗)
そして2014年の時にこの小説のことを思い出して、「このまま放置していいのか?」と反省し、スケールを大きくしようと思いました。菜摘や美穂を作ったのも、ファンタジー部分を作ろうと思ったのもこの頃でした。
キャラクターを一通り作って、いざ投稿しようと思ったら、「もし自分の小説が誰かに盗作されたら?」と思い、一時戸惑うこともありましたが、「ソードアート・オンライン」や「Re:ゼロから始める異世界生活」などの名作もこの「小説家になろう」というサイトで生まれていることを知り、ようやく投稿を決意しました。
これが、この「反逆正義(リベリオン・ジャスティス)」誕生の経緯でした。こうして改めて振り返ってみると、いかに波瀾万丈だったかお分かりでしょうか。
そしてここまで頑張れたのも、応援してくれた皆様のおかげです。また、イラストを描いてくださった絵師様の方々も、本当にありがとうございます。おかげさまで、キャラクターへのイメージも固まりますし、大事な場面を想像するのも楽になりました。
さて、ちょっとお話を変えますね。最終話を見て分かるとは思いますが、次のフェイズでは主人公たちは異世界に行くことになります。はい、皆さん大好きな異世界ファンタジーですね。
「最初からファンタジーのところを書けばいいのに」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりこれだけキャラクターが多いと、主人公たちとファンタジー世界の人間を同時に説明するのは混乱を招きますし、それを避けるためにも、やはり主人公たちを知るためのエピソードが必要なんじゃないかと判断しました。
ファイズ1を読んでおけば、「ああ、このキャラクターはこういう人間なんだな」と、主人公たちのイメージを読者の心に焼き付けることができ、次のフェイズではわざわざ主人公たちを説明する必要もなくなります。そう、このフェイズ1はいわば序章みたいなものです。
(たださすがにこのままだと待たせすぎるので、皆さんの興味を引こうとあのプロローグを入れてみましたが、いかがでしたでしょうか?)
最後は少しワガママを言うかもしれませんが、もしこの作品を読んで何か感じることや質問などがありましたら、メッセージを送って頂けたら幸いです。
それでは、また次のフェイズでお会いしましょう!
九十九零 より