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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第三章 海外遠征編 ― 世界を喰らう拳 ―

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第32話 表彰式

神谷蓮の優勝が決まってからも会場の歓声は収まらなかった、観客席では立ち上がったまま拍手を送る者、仲間と抱き合う者、スマートフォンでその瞬間を撮影する者が溢れ、REVOLT MAJOR 2026は最高の結末を迎えようとしていた。


メインステージ中央。


TOP3の選手たちが呼び込まれる。


第三位。


白石凛。


会場から大きな拍手。


ルーザーズを勝ち上がり数々の強豪を倒したその戦いぶりに誰もが敬意を送る。


「白石ぃぃぃ!!」


「最高だったぞ!!」


白石は少し照れたように笑いながら観客へ手を振る。


続いて。


準優勝。


エリック・ウォーカー。


大歓声。


神谷をウィナーズで破りグランドファイナルでもあと一歩まで追い詰めた男。


優勝こそ逃したが誰もがその強さを認めていた。


コメント欄。


『強かった』


『アーサルやばかった』


『準優勝おめでとう』


『また見たい』


そして。


司会者が声を張り上げる。


「REVOLT MAJOR 2026!!」


「優勝は――――」


会場全体が息を呑む。


「神谷蓮選手です!!!!」


爆発的な歓声。


紙吹雪。


照明。


拍手。


全てが神谷へ向けられる。


「うおおおおおおおおおおおお!!!!」


「神谷ぁぁぁぁぁ!!!!」


「おめでとう!!!!」


神谷はゆっくり立ち上がる。


まだ実感がない。


数日前まで夢見ていた場所。


その頂点に今立っている。


トロフィーが運ばれる。


重厚な金色の優勝トロフィー。


主催者から受け取った瞬間。


再び歓声が爆発した。


相馬優斗は興奮しながら叫ぶ。


「神谷蓮!!REVOLT MAJOR 2026チャンピオンです!!」


大原修司も笑顔だった。


「歴史に残る優勝でした。」


コメント欄。


『おめでとう』


『神谷最強』


『泣ける』


『伝説』


『主人公だろ』


司会者がマイクを差し出す。


「優勝おめでとうございます。」


神谷は少し笑う。


会場は静まり返る。


誰もが言葉を待っていた。


神谷はトロフィーを見つめる。


そして観客席を見渡した。


「本当に。」


少しだけ声が震える。


「本当に苦しかったです。」


会場が静かになる。


「負けて。」


「ルーザーズに落ちて。」


「何回も終わったと思いました。」


白石との激闘。


リーとの戦い。


エリックへの敗北。


全てが頭をよぎる。


「でも。」


神谷は笑った。


「最後まで諦めなくて良かったです。」


会場から大拍手。


コメント欄。


『泣く』


『おめでとう』


『最高だ』


神谷は続ける。


「応援してくれた皆さん。」


「大会を運営してくれた皆さん。」


「一緒に戦ってきた仲間たち。」


「本当にありがとうございました。」


深く頭を下げる。


大歓声。


拍手。


鳴り止まない。


ステージ横では白石も拍手していた。


エリックも拍手していた。


強者たちが優勝者を称える。


それこそが大会だった。


そして最後。


神谷はトロフィーを高く掲げる。


フラッシュが一斉に光る。


歓声が会場を揺らす。


REVOLT MAJOR 2026。


数え切れない激闘の果てに。


頂点へ辿り着いた男の名は――


神谷蓮。


その名は今日、この瞬間、世界中の格闘ゲームファンへ刻まれた。

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