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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第56話 首位攻防戦

第四節第一試合。


RAVEN’S NEST VS GENESIS。


会場のボルテージは開幕から最高潮だった。


現在首位のRAVEN’S NEST。


勝点100。


対するGENESIS。


勝点80。


この試合次第で優勝争いの勢力図が大きく変わる。


実況は白峰玲司。


解説は神谷駿。


「第四節最注目カードです!!」


白峰が声を張り上げる。


「首位RAVEN’S NESTと二位GENESISの激突!!」


会場から大歓声。


『きたあああ!!』


『神谷出ろ!!』


『早乙女頼む!!』


『楽しみすぎる!!』


そしてオーダー発表。


大型モニターに名前が映し出される。


RAVEN’S NEST


先鋒 神谷蓮


次鋒 黒崎豪


大将 九条迅


控え 藤堂玲奈


会場がどよめく。


『豪さん出る!!』


『九条大将!!』


『本気オーダーじゃん!!』


続いてGENESIS。


先鋒 朝霧湊


次鋒 水瀬優


大将 早乙女京介


控え 久遠翔


『早乙女だ!!』


『面白くなってきた!!』


白峰も興奮気味だ。


「両チーム本気ですね!!」


神谷駿も頷く。


「一つも落としたくないという意思を感じます」


先鋒戦。


神谷蓮。


朝霧湊。


ステージへ向かう神谷に大歓声が送られる。


第三節で武神タケルを披露し話題の中心となった男。


対する朝霧もGENESIS期待の若手だった。


試合開始。


キャラクター選択。


《武神タケル》


会場が沸く。


『武神だ!!』


『きたあああ!!』


神谷は落ち着いていた。


飛び道具。


差し返し。


対空。


武神の強みを最大限に活かして試合を支配する。


朝霧も食らいつく。


だが神谷の完成度が一枚上だった。


一本目。


神谷。


二本目。


神谷。


ストレート勝利。


RAVEN’S NEST先制。


10-0。


会場大歓声。


「強い!!」


白峰が叫ぶ。


「神谷蓮完勝です!!」


神谷駿も頷く。


「武神の精度がさらに上がっていますね」


続く次鋒戦。


黒崎豪。


水瀬優。


四十三歳のレジェンドと理論派若手の対決。


会場も興味津々だった。


『豪さん頼む!!』


『水瀬いけ!!』


試合開始。


序盤は水瀬が優勢だった。


研究してきた対策が刺さる。


だが黒崎は焦らない。


慌てない。


見る。


待つ。


そして少しずつ対応する。


一本目。


黒崎。


二本目。


水瀬。


最終戦。


会場全員が息を飲む。


最後は黒崎の経験が勝った。


差し返し。


最大コンボ。


KO。


試合終了。


黒崎勝利。


RAVEN’S NEST20-0。


『豪さん!!』


『レジェンドだ!!』


『うますぎる!!』


白峰も思わず笑う。


「黒崎豪!!やはり強い!!」


神谷駿も納得していた。


「試合中に攻略していましたね」


これでRAVEN’S NEST王手。


だが。


GENESISにはまだ絶対的エースが残っている。


早乙女京介。


そしてRAVEN’S NESTも。


九条迅。


Division Fを代表するトッププレイヤー。


会場が自然とざわつき始める。


『九条きた』


『早乙女だ』


『これ見たかった』


『大将戦やばいぞ』


ステージへ向かう二人。


誰も笑わない。


誰も油断しない。


勝点30を決める大将戦。


首位攻防戦。


そしてDivision F最高峰のエース対決。


九条迅。


早乙女京介。


運命の大将戦が、今始まろうとしていた。

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