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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第36話 若き才能たち

Division F 第二節。


本日最後の試合。


GENESIS VS METEOR。


両チームとも開幕節は黒星スタート。


ここで負ければ苦しくなる。


だからこそ負けられない一戦だった。


実況は桜庭誠一。


解説は久我竜也。


「どちらも若手中心のチームですね」


桜庭が話す。


「将来性ならDivision Fでもトップクラスです」


久我も頷く。


「この試合から一気に伸びる選手もいるでしょう」


オーダー発表。


GENESIS


先鋒 朝霧湊


中堅 水瀬優


大将 早乙女京介


控え 久遠翔


METEOR


先鋒 風間蒼空


中堅 結城晴人


大将 御剣颯


控え 橘悠真


『若手対決!』


『早乙女楽しみ!』


『御剣暴れてくれ!』


先鋒戦。


朝霧湊。


風間蒼空。


十八歳と十八歳。


将来を期待される新人同士の対決だった。


試合開始。


先に流れを掴んだのは風間。


積極的な攻めで朝霧を追い込む。


一本目。


風間。


『おおお!』


『風間やるな!』


しかし朝霧も冷静だった。


焦らない。


崩れない。


二本目。


三本目。


着実に修正し勝利。


GENESIS先制。


10-0。


「朝霧選手らしいですね」


久我が頷く。


「試合中の成長速度が速い」


続く中堅戦。


水瀬優。


結城晴人。


研究家同士の対決。


試合前から火花が散っていた。


一本目。


結城。


練り込まれた対策が刺さる。


だが水瀬も負けない。


二本目。


三本目。


徐々に対応。


最後は細かい読み合いを制する。


KO。


GENESIS勝利。


20-0。


『水瀬強い!』


『研究勝負面白い!』


『レベル高いな!』


そして大将戦。


早乙女京介。


御剣颯。


両チームのエース。


会場も期待していた。


「このカードは盛り上がりますね」


桜庭が笑う。


久我も頷く。


「間違いなく面白い試合になります」


試合開始。


一本目。


御剣。


圧倒的な攻撃力。


一気に押し切る。


会場が沸く。


『御剣ぃ!!』


しかし早乙女も負けない。


二本目。


怒涛のラッシュ。


攻め続ける。


KO。


一対一。


ここから完全に殴り合いになった。


三本目。


御剣。


四本目。


早乙女。


フルセット。


会場総立ち。


『どっちだ!?』


『熱すぎる!!』


『最高!!』


最終戦。


序盤は早乙女が優勢。


体力リードを奪う。


だが御剣は諦めない。


少しずつ追い上げる。


そして終盤。


最後の読み合い。


早乙女が前へ出る。


御剣も動く。


次の瞬間。


早乙女の攻撃がカウンターヒット。


最大コンボ。


KO。


試合終了。


GENESIS勝利。


40-0。


会場から大歓声。


「決まったーーー!!」


桜庭が叫ぶ。


「GENESIS今シーズン初勝利!!」


久我も笑顔だった。


「若いチームらしい素晴らしい試合でした」


『GENESISきた!』


『早乙女強い!』


『御剣惜しかった!』


『どっちも応援したくなる!』


ステージでは早乙女が拳を握る。


神崎黎斗も大きく頷く。


開幕黒星からの巻き返し。


未来のスター候補たちが、その才能を存分に見せつけた試合だった。


こうしてDivision F第二節全試合が終了。


RAVEN’S NEST。


BLACK WOLF。


GENESIS。


それぞれが大きな勝利を掴み取ったのだった。

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