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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第31話 第二節開幕

数日後。


CHRONOS STRIKE PRO LEAGUE 2026。


Division F第二節。


会場には開幕節以上の観客が集まっていた。


理由は一つ。


神谷蓮。


開幕節で敗北を経験したREVOLT MAJOR王者がどんな戦いを見せるのか。


その注目度はさらに高まっていた。


『神谷きた!』


『今日は勝てるか!?』


『RAVEN’S NEST頼む!』


『VORTEX強いぞ!』


試合開始前からコメント欄は大盛り上がりだった。


実況席。


相馬優斗が笑顔でマイクを握る。


「皆さんこんばんは!Division F第二節です!」


隣では大原修司が頷く。


「第一節からかなり面白くなりましたね」


大型モニターに順位表が映る。


1位 AEGIS 40


2位 RAVEN’S NEST 30


3位 VORTEX 30


4位 BLACK WOLF 20


5位 GENESIS 10


6位 METEOR 0


「そして本日の注目カードはこちら!」


モニターが切り替わる。


RAVEN’S NEST


VS


VORTEX


会場が一気に沸いた。


『きたあああ!!』


『実質首位決戦!』


『楽しみすぎる!』


『神谷出るぞ!』


相馬も興奮している。


「優勝候補同士の激突です!」


大原も頷く。


「どちらも落としたくない試合ですね」


そしてオーダー発表。


まずはVORTEX。


先鋒 霧島蓮


中堅 白崎ルイ


大将 皇城龍之介


控え 久我原誠


『王道オーダー!』


『皇城大将!』


『やっぱりな!』


続いてRAVEN’S NEST。


先鋒 真田誠司


中堅 藤堂玲奈


大将 九条迅


控え 神谷蓮


発表された瞬間。


会場がどよめいた。


『え!?』


『神谷控え!?』


『マジか!?』


『九条大将!?』


相馬も驚く。


「これは予想外です!」


大原が頷く。


「ですが面白いですね」


「どういうことでしょう?」


「神谷選手は開幕節で対策されました」


大原が説明する。


「だからこそ今回は九条選手を大将に置いたのでしょう」


会場もざわつく。


『なるほど』


『確かにあり』


『九条もエースだしな』


『延長戦で神谷来る可能性あるぞ』


その頃。


RAVEN’S NEST控室。


九条が笑う。


「久々の大将だな」


真田も笑う。


「頼りにしてますよ」


玲奈も頷く。


「勝ってください」


九条は肩を回した。


「任せろ」


その横で神谷は静かにモニターを見ていた。


控え。


だが不満はない。


チームが勝つためのオーダー。


それだけだった。


黒崎豪が隣でお茶を飲む。


「面白くなりそうじゃのう」


神谷が頷く。


「そうですね」


穏やかな笑みを浮かべる黒崎。


「リーグは一人で勝つもんじゃない」


短い言葉。


だが重みがある。


「チームで勝つんじゃ」


神谷も小さく頷いた。


そして。


先鋒戦。


真田誠司。


霧島蓮。


両チームの実力者がステージへ向かう。


会場の歓声が響く。


Division F第二節。


優勝候補同士の大一番が、今始まろうとしていた。

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