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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第29話 深夜の雑談

その日の夜。


神谷蓮は自宅のPCの前に座っていた。


久しぶりの個人配信。


配信開始ボタンを押した瞬間、視聴者が一気に集まる。


『きたああああ!!』


『神谷!』


『待ってた!』


『リーグお疲れ!』


『元気か!?』


神谷はコメント欄を見ながら軽く頭を下げる。


「こんばんは」


コメントが流れる。


『負けたな』


『狼塚強かった』


『大丈夫か?』


『落ち込んでる?』


神谷は少し笑う。


「落ち込んではないです」


『強がり?』


「いや普通に悔しいです」


『おお』


『珍しい』


『悔しいんだ』


「悔しくなかったら見直しませんし」


コメント欄がざわつく。


『もう見直したの?』


『何回?』


『絶対何回も見てるだろ』


神谷は少し考える。


「四回」


『見すぎwww』


『やっぱりwww』


『怖ぇよw』


神谷は苦笑する。


「結構面白かったです」


『負けたのに?』


「負けたからです」


コメント欄が止まる。


「勝った試合より学べること多いので」


『なるほど』


『プロだな』


『だから強いのか』


話題は自然と次節へ移る。


『VORTEXどう思う?』


『皇城強かったぞ』


『勝てそう?』


神谷は少し考えた。


「強いと思います」


『おお』


『珍しく慎重』


「でも」


コメント欄が待つ。


「勝ちたいですね」


『きた!』


『神谷らしい』


『安心した』


神谷は笑う。


「勝ちたい相手の方が楽しいです」


コメント欄が盛り上がる。


『それは分かる』


『格ゲーマーだな』


『皇城戦楽しみ』


その時。


一つのコメントが流れる。


『狼塚と再戦したい?』


神谷は即答した。


「したいです」


『早いw』


『即答w』


「普通にしたいですね」


少しだけ笑う。


「次は勝てると思うので」


コメント欄が爆発する。


『自信あるな!』


『待ってろ狼塚!』


『再戦見たい!』


その後も雑談は続く。


学校の話。


チームハウスの話。


黒崎豪の話。


『豪さんどんな人?』


神谷は少し考える。


「安心しますね」


『親父?』


「親父というか」


また考える。


「豪さんです」


『説明になってねぇw』


『神谷らしい』


『豪さん好きなんだな』


神谷は否定しなかった。


そして気付けば二時間が過ぎていた。


「そろそろ終わります」


コメント欄が流れる。


『早い』


『またやってくれ』


『VORTEX戦頑張れ!』


『応援してるぞ!』


神谷は最後に軽く頭を下げた。


「ありがとうございました」


少し間を置く。


「次は勝てるよう頑張ります」


『頑張れ!』


『応援してる!』

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