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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第12話 ダークホース

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@CHRONOS_STRIKEです!

「それではDivision S第三試合です!」


大型モニターに次の対戦カードが映し出される。


ORBIT


VS


LIBERTY


『きた!』


『頭脳派対自由人軍団!』


『予想できねぇ!』


実況の朝倉も笑う。


「このカードは本当に読めませんね」


村瀬も頷いた。


「ORBITが有利という声が多いですが、LIBERTYは毎年予想を覆してきたチームです」


そしてオーダーが発表される。


ORBIT


先鋒 白峰遥


中堅 鳴海悠人


大将 篠原海斗


控え 橘玲央


LIBERTY


先鋒 月島悠真


中堅 椎名奏


大将 如月悠斗


控え 天童翔


『篠原出てきた!』


『LIBERTY若手多いな』


『面白そう』


先鋒戦開始。


リーグ初出場の月島だったが緊張している様子はなかった。


試合開始から猛ラッシュ。


白峰を一気に画面端へ追い込む。


そのまま圧倒。


ストレート勝利。


「えぇっ!?」


朝倉が思わず声を上げる。


「これは予想外です!」


村瀬も驚いていた。


「新人とは思えないですね」


LIBERTYが先鋒戦勝利。


10ポイント獲得。


LIBERTY 10-0 ORBIT


続く中堅戦。


椎名奏と鳴海悠人。


ここも予想外だった。


鳴海が得意とする守備的な展開を椎名が高難度コンボで破壊する。


一度のチャンスから体力を奪い切る。


完璧な試合運び。


ストレート勝利。


「またLIBERTY!!」


朝倉が立ち上がる。


会場もざわめいていた。


LIBERTY 20-0 ORBIT


『なんだこのチーム!?』


『強すぎるだろ!』


『ダークホースじゃねぇか!』


そして大将戦。


ORBITエース篠原海斗。


対するLIBERTYエース如月悠斗。


会場の空気が変わる。


ここでORBITが意地を見せると思われていた。


しかし。


試合開始直後から如月が支配した。


独創的な動き。


見たことのないルート。


予測不能な攻撃。


ORBITの分析を完全に崩していく。


一本目。


如月。


二本目。


如月。


王手。


会場が騒然となる。


「まさか・・・」


朝倉が言葉を失う。


村瀬も信じられない表情だった。


「ここまで一方的になるとは思いませんでした」


そして三本目。


篠原も必死に食らいつく。


だが如月は止まらない。


最後は圧巻の逆転コンボ。


KO。


「決着ーーー!!」


LIBERTY勝利!!


40-0!!


会場が爆発した。


『うおおおおおおお!!』


『40-0!?』


『マジかよ!!』


『優勝候補相手だぞ!?』


実況席も興奮を隠せない。


「とんでもない結果です!!」


朝倉が叫ぶ。


「ORBIT相手に40-0!! 開幕節最大の番狂わせです!!」


村瀬も深く頷く。


「失礼ながら私はここまでの強さを予想していませんでした。LIBERTY、今年は本当に危険なチームかもしれません」


選手席では如月が静かに立ち上がる。


派手なガッツポーズはない。


ただ仲間たちと拳を合わせる。


その姿に会場から再び大きな拍手が送られた。


優勝候補たちが勝利する中、Division Sで最初に大波乱を起こしたのは自由奔放な異色集団LIBERTYだった。

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