第三話 必殺のロイター
ジャングル型のランク2ダンジョンにきた。
ここには狙ている隠密系のアタッカーがいる。
隠密系のアタッカーを狙う理由は隠密系への対策を思いついたのと、そもそも防御力の高い敵に勝てるビジョンが一切見えないことだ。えへへへ~
俺はこの前買ったテントとお地蔵さんぐらいのサイズの女性像を、カードを使ってよびだした。
まずテントを解体して開けた場所にブルーシートみたいにひき、そこの真ん中に靴をはいて立つ、で右手に像を、左手に生肉をもつ、これで準備は完成だ。
しばらくして
[カーンカーンカーンカーン]
「ニャッ!?」
「フッ、かかったな!」
このテントは生物が触れたら鳴る。
隠れていてもな。
これが策士田中様の実力よ。
「どこにいるというのかね?」
大佐!敵が透明で見えません!
「でてきなさい!いるんでしょ!」
[ザクッ]
「痛ったーーー」
風景に溶け込めるランク2モンスター『カメレオパード』に苦戦しながらも、なんとか像を数度ヒットさせ勝利した。
「ふぅ、、」
「敵が来るタイミングが分かっても、どこにいるかが分からなければ意味がないとは、、、盲点だった。見えないだけにな。えへへへ~」
そこで俺はブルーシートのうえに水を張り、肉をそっとポケットにいれて、左手に、もってきていたプチトマト1つをもった
またしばらくして
[カーンカーンカーンカーン]
「ニャッ!?」
ある場所から水の波紋がひろがる
「ふっ、そこだ!」
[べちゃ]
トマトが急所に入った。
空中に赤い絵の具が広がる。
これで猫がどこにいるのか分かる。
「よし、おりゃ」
像を振り下ろし、
[ゴツッ]
「ニャーー」
豹は黒い霧になった
こうして攻略法を編み出した俺は、プチトマトが切れたら帰り、準備をしてからダンジョンに来て豹を狩る。他のモンスターに邪魔されながらもなんとか狩り続け、狩った数が150体を超えてようやく
「やっと、やっとだ」
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名前:未登録
種族:カメレオパード
性別:メス
ランク:2
状態:
HP 20/20
MP 60/60
トマト
未使用
スキル:変色 不意打ち
ステータス:
爪攻撃力60
最大MP60
隠密40
素早さ20
最大HP20
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やっと、やっとだ!
やっと普通のカードを手に入れた。
いやなんだよ状態異常トマトって!
せめてプチトマトにしろよ!
それに今回の成果はこれだけじゃない。
モンスターを倒したとき魔石は確定ドロップだが、それ以外にもたまに、そのモンスターと関係のあるドロップアイテムをドロップする。
それらを売り払い、そして経費を抜くと、この12日間でだいたい10万弱かせげた。
これでまた新しい魔道具がかえる。
また、イプスのスキル検証も済ませた
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『身体復元』
強化前の『再生治療』と同じくHPは回復しないが、
身体の損傷はたいていなおせる
モンスターであれば無機物でもなおせる
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最後の一文は『ニトロック』といった他の無機物の仲魔たちのためのものだろう。ほんとにやさしいスキルだ。
ただ、、、
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『ジャンプUP』
対象に跳躍力のみを強化する身体強化バフをかける
強化率は支援系魔力によってかわる
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実際に測って見ると跳躍力が2~3倍になった。
で?なんだよジャンプ力強化って!マリオぐらいしか使えんわ!
何よりコントロールが難しく慣れるのに丸1日。
今のところ使い道もひとつしか思いついていない。
しかも○○○が必要だし、、、
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「○○○ってありますか?小学校とかにあるやつ、さすがにないですよね?」
いつもお世話になっている受付嬢にダメもとで聞いてみた。
「あるよ」
「あ、あるんですか!買います」
「8万円となります。またのご利用お待ちしております。」
○○○のカードを受けとった俺はボスに挑むことを決意した。
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ランク2ダンジョンからはダンジョン内にランダムなところに一つ生成される通称『赤ゲート』をくぐった先にボスがいて、ボスはどのダンジョンでもおなじである。
ランク2ダンジョンのボスは中華風の重戦士タイプのオークで、戦場は草原である。
ちなみにボスオークはランク3だ。
「おっ『赤ゲート』発見」
「まずはイプス、『ジャンプUP』をできるだけ長めにかけてくれ」
「スーッ!『ジャンプUP』」
「!?」
「あ、ありがとう『送還』」
いきなり話すなよ、びっくりするわ
[ホヒューン]
そうして赤ゲートをくぐった先には
「ブーーーッ」
「よし、リベンジだ!ニトロック『召喚』」
「ニトロック『煽る』でヘイトを稼いで」
「ゴー」
オークがニトロックに攻撃を仕掛けているなか
俺はニトロックの後ろで
「跳び箱の踏み台、正確にいえばロイター板『召喚』」
十分に助走をつけ、補正ののった足で跳び箱の踏み台、正式名称はロイター板というらしい、を思いっきり踏みつけた。
『ジャンプUP』の補正、そして買った魔道具『おどロイター』の補正により俺はたぶん5メートルぐらいとび、敵の頭上に着た瞬間に
「ニトロック『送還』からの『召喚』」
ニトロック、いや巨石を呼びおとした。
[ドゴン]
「ブフォーーッ」
ボスは落石をもろに食らう
「きっ、、きまったーー!」
勝ちを確信したが
「ブッ!ブフォ!」
[バキッ]
「はぁ!?」
目を離したすきにロイター板を、『おどロイター』を壊しやがったぞ!あの豚野郎!
あれ8万もしたのに、、、
現状を整理しよう。
俺とニトロックは落下ダメージを少々、
そして奴は落石ダメージをたくさん、
うん、、勝てる!きっと!
「とりあえずニトロック、ロイター『送還』」
「イプス、カメレオパード『召喚』」
「スラッ」 「ニャッ」
「俺が避けタンクをするからイプスは支援、カメレオパードは攻撃を頼む」
この作戦は以外とうまくいった。
俺が避けられているのは、奴が重戦士型で遅いからでもあるのだろうが、一番の理由は『ジャンプUP』の補正だ。これがバックステップなどの避けるのに必要なステップを強化してくれるのだ。
「くらえ、俺の打撃力3」
[ボキッ]
「いってーーー」
俺が避け、イプスが支援し、カメレオパードが攻撃する状況が20分ほどつづき。
「ブフォーー!」
奴が怒り状態に入った。
「よし、残りあと1割!」
先ほどまでと同じように俺が後ろに避けたところ。
「ブー『猪突猛進』」
「!?ぐハッ」
回避の間に合わない速さのタックルが来た。
巨体の重みと暑い筋力を全身に感じる。
飛ばされた、自分で跳んだ時より飛ばされた。
衝突の勢いで俺は一度気絶し、目の前が真っ白になり、落下の衝撃と地面の味で目を覚ます。
体全体からようやく理解が追い付いたかのように痛みがやってくる。
たぶんHPは1割もない、
俺も怒り状態になった
二度目の落下のせいでうずくまってると
「ブフォッ『猪突猛進』」
「この、、、豚畜生が、、、」
やつは卑怯にも追い打ちをかけてきた
金髪豚ヤロウは迫ってくる。
物凄い勢いで迫ってくる。
もうHPも一割しかない。
もう一発食らえばおしまいだろう。
はっ!
ちょっと待てよ
猪突もうしんでもうしんじゃう~。えへへへへ~。
「ありがとうパニック耐性」
奴もまた一割もないのだ
「カメレオパード『送還』、ニトロック『召喚』」
「ブモッ!?」
「まっすぐ突き進むといい、そこが墓石だ」
[ゴッツーン]
俺は猪突猛進の進路にニトロックを配置した。
オークはとつぜん突進の進路に現れたニトロックをよけきれなくてぶつかった。
すごい勢いでニトロックに当たった卑怯な豚畜生は黒い霧になって消えていった。
安心したのもつかの間
「ふぅ、ようやく、ようやくボス戦だ」
そう言いながら赤ゲートから人が出てきた
もう勘弁して!!




