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018

「どうひまわりちゃん?」


 「暁ちゃんは?」


 「やっぱり二人ともかい? 実は僕もだよ……」


 ここは室内、花咲の伝手で借りる事が出来た部屋である。


 「どうしても――なっちゃって……」


 「そうなんだよ……僕もその色にしかならないんだ……」


 「私も同じ……」


 夜空の元から離れて3日3人は、ある事に何度も挑戦していた。

 しかし、結果は一向に伴わず出来上がるモノはゴミと見間違うそんな物だけだ。

 すでに挑戦して3日3人で300回は超えた。

 その全ては失敗。

 それでも続けるのは3人の夜空への愛のなせる技だ。


 「どうする? 先生は諦めなさいって言ってたけど……」


 花咲の言葉に黒石は。


 「ひまわりちゃん駄目だよ! 弱気になっちゃ! 僕たちの愛の力で奇跡を起こすんだよ!」


 「そうだね! シズクちゃん。りゅー君は私たちのモノだもん! 奇跡をおこしてりゅー君を取り返さないと!」


 「分かった私諦めない! 恋する乙女は無敵なんだから!」


 「でもさっきので材料切れだよ……そろそろ失敗したのを片付けないと……」


 「そうだね先生はごみ袋に入れてまとめておけば、後で捨ててくれるって言ったけど……」


 「ちょっと量が多いね……先に片づけるひまわりちゃんシズクちゃん?」


 「そうだね。お金も、もう4分の一つかちゃったし、もう少し材料費を抑えないと奇跡を起こす前にお金が尽きちゃう……」


 「確かに由々しき問題だね。予想以上に僕たちがポンコツ過ぎて自分でもびっくりだよ……」


 「でも奇跡を起こさないと、私達のりゅー君が女髪さんに取られちゃうよ! それだけはやだもん!」


 「確かにそうだね! 僕たちの夫は流君だけさ! 他の男なんて願い下げさ!」


 「じゃあもっと頑張らないと! 私達の愛の力で旦那様を奪還だよ!」


 「そうだね! りゅー君の奧さんの椅子は私たちが取り返すんだもん!」


 「じゃあ再開しよう‼ 僕たちの愛の力で奇跡を起こすんだ!」


 3人は再び挑戦を開始する。

 その単価は低くとも大量に使えばそれなりの金額と、店にも迷惑がかかる。すでに近隣2軒のスーパーではできんをくらい。

 近所のコンビニからはそれを買い占めた。

 その大半を使いつぶしても一向に成長は見えない。

 もうセンスの有無の問題ではない。

 完全に病気レベルだ。

 この部屋を貸した者もそんなことは分かっていた。

 だが、ここまで愛の熱に燃える目で懇願されえれば心は動く。

 果たして3人の恋する乙女は奇跡を起こせるのか。

 されはもうすぐに語る事にしよう。

まだまだやべエのは書けなさげ・・・

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