第一話 わたしをヒロインにするなー!!
絶対に甘々学園物語を書きたい作者です。
残念なことに、ヒロインがあまり乗り気ではないみたいで。まぁ、強制的に恋愛させるんですけどね。
ヒロインが反抗してきたら、作者を応援してください。
分からないことがあっても大丈夫です。ヒロインにバレないよう、少しずつ説明していきます。
──私はごく普通の女子高生である。
「待て!」
わたしは脳内に浮かんでくる文字を睨みつける。
「誰が普通だ。誰が。わたしの人生に普通という文字が一度でも存在したか?」
ただひとつ、私には秘密がある。
「プライバシーの侵害!しかもその秘密を作ったのは作者!おまえだろ!?」
私は月岡ユイ。天望学園に通う高校一年生だ。優星や、幼馴染である朝倉ハルも同じく天望学園に通っている。
「勝手に自己紹介するな!てかなにこの学園の名前。受験するつもりもなければ入学するつもりもなかったのに、なんでわたしは通ってるんだ?」
2人以外にも愉快な仲間が集まるこの学園で、新たな物語が幕を開けるのだった−−
「開けるな。閉めろ。シャッター下ろせ。」
なお、主人公は作者に反抗的な性格である。
「お前、今書いたな?」
主人公は作者の意図を理解していない。
「理解したうえで反抗してんだよ!」
主人公は非常に面倒くさい。
「お前が言うな!!!!」
誰でもわかるように改めて言い直させてもらおう。──私の複雑な恋愛模様が幕を開けるのだった。──
わたしは、自分の恋愛小説をぶっ壊すことにした。
「わたしをヒロインにするなー!!」




