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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第4章 帝国編
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依頼

メアの親父さんがトラブルを抱えてやってきた


勘弁してほしいなと思いつつ、重い腰を上げて付いていく事になった


街の中央通りにやってくると何やら人集りが。揉め事の中心のようだ


「だから無理なんだって!」


「そこを何とかお願いしたいんだよ」


「アンタらいい加減にーー」


一触触発の雰囲気の中、メアの親父さんが中心に入っていく


「待たせた。ウチの娘達が今日王都へ出発するとのことだ。だからそちらの負担は少なくなると思うんだが」


えーと、どうなってるの?


相手側の商人達と冒険者が海斗達を一瞥し、内輪で何か話し合っている


「すまないがこんなガキンチョ共、足を引っ張るだけにしか見えない。論外だ」


冒険者の1人で堅いのいいおっさんがこちらに向かって吐き捨てるように言ってきた


「なんだと!?」


レオンが怒りを露わにし、ヨシユキもカチンときたのか前に1歩踏み出す


それを海斗が制してメアの親父さんに質問してみた


「あの、訳が分からないので説明してもらえませんか?」


「ああ、そう言えば!」


メアの親父さんの説明では


彼等は商業都市から来たキャラバンなのだそう


街を周りながら仕入れと販売をしている。商業都市で集まった店舗で冒険者を雇いこの街までやって来た


そして商売が終わったので王都へ向けて行くという事だったので、それならばと、この街にいる商人達が王都までキャラバンに入れてもらえないかとお願いしたそうだ


すると冒険者側がこれ以上多くなると負担が大きくなる、だから商業都市側の金額も上がると言われてしまい断った


なら負担が減れば如何だろうかという事になり海斗達を連れて来た→今ココ



「成る程ね。それなら冒険者の言い分も分かるね」


確かにいきなり知らない冒険者が入ってきても信用なんて出来ないし、ましてやこちら側の年齢は相手側からみたら低い


相手の冒険者の負担が増すと言われても仕方ないよね


「海斗!言われっぱなしで良いのか!」


レオンも理解はしてるみたいだけど弱く見られたのが気に入らなかったみたい


「まあ、見た目だけで言えば仕方ないんじゃないかな?それよりもいい提案があるんですけど」


「「「いい提案?」」」


商人達と冒険者の頭にはてなマークが浮かび上がる


「この街の商人達が俺達に依頼して王都まで護衛していけば万事解決じゃない?」


沢山いるはずの人混みが一瞬静かになる。理解が追いついてないのだろう


先に口を開いたのは先程の冒険者だった


「な、何をふざけた事を言ってやがる!」


あれ?何で怒っているのだろうか?


「いや、そちらの負担が増すのなら別々に移動すれば良いんじゃないの?護衛位するよ?王都行くついでだし」


「護衛を甘く見るな!!」


海斗が軽い気持ちで提案してきたのが気に入らなかったのか冒険者のおっさんが怒りを露わにし怒鳴ってきた


海斗は気にした様子もなく


「いや、どうせ俺達も王都に行く予定だったし、だからこちらは構わないんだけど」


「護衛を舐めてるのか!ついでなんかでつとまるほど甘いもんじゃないんだぞ!」


「でも、そちらは彼等を連れて行くつもりはないんでしょ?」


「・・それはそうだが、ならここの冒険者ギルドで依頼を出して冒険者に頼めばいい話だ」


「いや、だからそれで俺達に冒険者ギルド経由で依頼してもらって護衛していけばいいのではないですか?」



「お前らみたいなガキに護衛が務まるわけないだろうが!」


そこまで言い切らなくても良くない?でもこのままじゃ平行線だ。如何しようか?


「チッ!ああもういい、金は通常料金で構わない。キャラバンの後ろをついてこい。


お前ら雑用位は出来るだろ!精々足を引っ張らない様にしろよ!」


冒険者のおっさんは頭をガシガシ掻きながらそう言ってきた。


何故に折れたんだろうか?もしかして俺達が無茶をするかもと思ったのかもしれないとか?


ま、いいや。見せてもらおうか?先輩の実力とやらを




「すまない!という訳で護衛隊に同行してもらえないだろうか?」


メアの親父さんが手を合わせて頭を下げてきた


俺としては全然構わない。どうせアルフさん達もまだまだ着かないだろうし


皆んなに確認をとったら了承してくれた。というより侮られた事に腹を立てているみたい


メアの親父さんに、頼むから冒険者同士で揉めないでほしいと言われたけどこれは無理じゃない?


商人の代表者と一緒に冒険者ギルドに寄って護衛依頼を受け付けてもらう


出発は明日という事で、延長して今日一日はゆっくりする事にした


一夜明け


海斗達は街の商人達が集まっている場所に到着する


話によると冒険者が3組の12人でリーダーが、昨日のおっさん


商業都市が40人、街の商人が8人という大所帯になっている


海斗達の所へ冒険者達がやってきた


「おはようございます。今日からお願いします」


海斗が挨拶すると冒険者達の殆どが面倒臭そうな顔をし、舌打ちする人までいる


「いいか!俺達の邪魔はするなよ!」


「せめて見える範囲くらいは警戒してよ!それくらいは出来るでしょう?」


「ふん、せめて足並みくらいは揃えられるよな?遅れるようなら置いていくぞ!」


冒険者達は言いたい放題浴びせてから所定の位置へ戻っていく


最後に昨日のおっさんが残っており


「まあ、皆んな口は悪いが事実を言っている。聞けば学園都市から来たんだってな。


何とかここまでやって来れたと思うが、人を護りながら移動するというのは想像と全然違うんだ!軽い気持ちで受けていいもんじゃない


いいか!俺達が警戒して護衛してやる。お前らは魔物や盗賊が来た場合に俺達が討ち漏らしたのを何とか食い止めろ!


俺達が助けに来るまでは何としてでも商人達を死守しろよ!それがお前らの役目だ!」



そう言って先頭へと去っていく



「・・何だろう、一周回って面白くなってきた」


「まあ、海斗の事知ってる俺達から見たら滑稽極まりないからな」


「海斗さんがやらかした時、彼等はどんな反応するでしょうか?」


「私もお兄も自重しない方が面白くなりそうだね」



おいおい、やめろよ。可哀想じゃないか・・・彼等が




海斗達は街の商人達と一緒に後方に着いて街を出発した

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