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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第3章 魔王編
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王国の方針

「海斗君、ちょっといいかな?」


冒険者ギルドに来ていた海斗はアルフに見つかって声をかけられた


「今回の件で王国に報告をしていたんだ。例の『エゲツない誘導殲滅』も含めてね」


ちょっと待て!王国にもその作戦名で話したのか!?俺の評価が恐ろしい事になってないか!?


「ま、まぁあれは如何なものかと思うけど相手は魔物で、しかも数が1万だ。


どんなに卑怯な手でもこちらの危険を回避出来るならいいんじゃないかな。


何とか向こうを説得させる材料にはなったよ。実際悪魔のような作戦で立案者である君の危険度の評価が上がってしまった訳だが、気にすることはないさ」


ちょ、まっ、こらー!


なんか俺が魔王みたいになっているじゃないか!?なんだその危ない人認定は!


断固として抗議するぞ!


もっと時間かけて考えたらまだまだエゲツない作戦が出るけど言わなくて正解だったよ。ちくしょう


「話を元に戻すが、王国としてはその作戦に乗らせてもらおうと思う。」



え?あんなに非難轟々だったのに乗っかるんだ!?正々堂々と言っていた割にはエゲツない作戦に乗っかってきちゃうんだ


ふーん


ちょっと不貞腐れている海斗に苦笑いするアルフは頬を掻きながら説明してきた


「流石に王都にいる軍を全軍出すわけにはいかない。守る者が居なくなるのは不味いからね


それで君の作戦を聞いた王国側は少ない人数でも倒せる可能性が高いと判断したのだろう。


軍の半分と教会の回復要員を派遣してくれる事になった


これでかなりの確率で討伐出来るだろう」


ま、それならそれで良いんだけどね。王国の軍を少しでも借りられればこちらの危険が少しでも回避できるし


それにこの前取ったNEWアプリは多ければ多いほど役に立つからね。


今回は最初から全開でいくよ!やり過ぎない範囲内で出し惜しみ無しだ!やってやる!


密かに燃える海斗を見て


「君とは途中で止めてしまったけどこの殲滅戦が終わったら遠慮なく殺り合いたいね」


爽やかな笑顔で恐ろしい事を言い放ちよったぞコイツ・・


ちくしょう、絶対に逃げ切ってやる


第2のストーカーを生み出してしまったのだろうか?ぶるりと震える




王都からクマランの村までの距離は学園都市よりも近い。しかしどの軍を派遣するのかは今から話し合うので、到着するのが学園都市と同じ位の日になりそうだと


学園都市からは土魔法が使える人達を10人乗りのバギーボードで先行することにした


(名付け親は海斗で形状と使用を落書きした物が採用されてしまった)



バギーボードは馬車よりも速いとの事で、魔道具科学校が作った側から乗り合って向かっている。


だから王都の軍よりは早く着くと思う。


早く着けばそれだけ素早く準備が整って心の余裕が生まれるのだ


海斗はアルフと別れ、宿へと戻る。海斗が出発するのは明日だ。他の冒険者達は馬車かバギーボード待ちなので、乗り物がある海斗は先行で行く事にした。


ギルドから出る時にレオンとメアに会って2人も海斗と行きたいと言ってくる


丁度キキから貰ったキックボードを渡す事で一緒に行けるだろうと思い、了承した。


ちなみにサーニャも一緒だ


本当は止めるべきなんだけどたった1人の母親と自分の故郷だ、1人でも帰るはずだろう


なら近くで見ていた方が安心だ。


サーニャはポンコツのくせに無茶をする。本当に辛い事は隠してるんだからな


大人は頼れるんだって所を見せてやらないと。甘えられる事が出来ない環境で育ったんだから仕方ないんだけどまだまだ子供だ、俺達で守ってやらないと


海斗はベッドに座りNEWアプリを開く。今回の課金は良心的だ。


ハズレが無い。だって自分で選べるんだから


リストがズラリと並んでいる。あまりの多さに目が眩む


しかし、気合いを入れてじっくりと選んでいく。今回の殲滅戦は何があるか分からない


だから慎重に、何が起きても大丈夫なように選び課金していく。


そして今回も50万という大金を叩き出してしまった


「おっふ・・やり過ぎた・・」


後悔はしてなくは無い


けどやるべき事はやるんだ!そう自分に言い聞かせた


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