入学の為に受験してみる
朝、久しぶりにスッキリと目を覚ます事が出来た
窓の外を見てみると空は晴々としている。
ストレスの原因が居ないだけでこうも違うのか!朝食を済ませて朝の街を散策する。
学園都市と言うだけあって、若い人が多い。
サーニャみたいにローブを纏っている人達は魔法科学校かな?
簡易的な胸当てに剣をぶら下げているのは騎士学校と見た!昨日外で見た格好よりは簡易的なんだね。
後は商業と魔道具科なんだけど、制服がよく分からないな?
ま、いっか。入りたいのは魔法科学校だし
街の人に聞きながら散策していると
魔法科学校は街の外側に三角形を描く様に位置しているとの事。
名前は普通に第1、第2、第3となっている。ちなみに優秀な順ではないけど今は第1に優秀な生徒が多いらしい。
学園都市では1年に1回、各学校の名誉と誇りを賭けて競い合う、大会が開催されている。
そうする事により生徒同士の研鑽にも力が入り、学校としての箔もつくのだ
ちなみに騎士学校にもそうゆう大会があるみたい。
どの世界も競争社会なんだねー。
どの学校にしようかな?と思い、優秀な生徒が多いのなら色んな事が習えそうだなっと思って第1魔法科学校へと向かって歩き出す。
第1魔法科学校を外から見渡すと日本の私立の学校を彷彿させる建築物だった。
「はぁー、凄い・・」
建物に感動していると周りの生徒達からクスクスと笑い声が聞こえきて、恥ずかしくなり門の前に立つ管理人に入学の案内を教えてもらう。
基本的に入学は1月なのだが、各地から集まって来るので魔法を使える適正が有ればいつでも門戸を開いている
と言うわけで中途半端な時期に来てしまった海斗でも入学出来る可能性は高い
管理人のおじさんに案内されて学校の事務室へと通された。
来客用の部屋に入って、椅子に座り待っていると事務室の女性が入って来た
「初めまして。第1魔法科学校へようこそ。
ご入学を希望されていると伺ったのですがお間違いないでしょうか?」
「あ、はい。そうです」
女性に椅子から立たされて部屋の一室に置いてある装置の前に案内された。
「では、先ず貴方の魔法の適正、及び属性の有無の確認をさせていただきます。」
ん?適正?属性の有無?
「あの?適正とか属性とか皆んな魔法を使える訳では無いのですか?」
「え?」
驚愕の表情で、こちらを見られた。あれ?これはやっちまったか?
「もしかしてそこからですか?どうして魔法科学校へ入学しようと思われたのですか?
魔法が使えたからではないのですか?」
「いえ、魔力はあるので魔法が使えるのかなって思って」
あっ!すっごい溜め息つかれた
「あのですね、魔力を持ってない人なんている訳ないじゃないですか!
適正は魔法を使える才能があるかどうか?属性の有無は、才能が有れば必ずどれかの属性が付いているのでそれを調べるんです。
たまに複数の属性を持っている方がいますので」
そうなんだ!日本じゃ魔力なんてカケラも無かったから知らなかっただけなんだけどなぁ。
取り敢えず調べてくれると言うので装置にある腰くらいの高さの円柱の前に立つ。
円柱の上に片手を置いて魔力を流して欲しいと言われて、その通りに魔力を流す。
円柱が真っ白に光って魔力を止めると光も収まった。
「こ、これは!?」
え?もしかして召喚者あるある来ちゃった?
全属性の最強チート野郎来ちゃったかな?
女性の方を見ると驚きの表情から目が死んだ様な表情へと移り変わった。
あれ?
「・・検査の結果、貴方に魔法の適正は有りませんね。」
え?ええ!?
「適正が無いと言う事は魔法を使う事は出来ないということですか?」
「ええ、そうゆう事になります」
うそ・・だろ
魔法使えないの?めっちゃ白く光ってたよ?ダメなの?
「白は只の魔力です。火の属性なら赤、水の属性なら青と色が出るんです。他に適正が有れば必ず白以外の色が現れます。」
そ、そうなんだ・・
肩を落として落ち込んでいると
「魔法科学校は無理でも騎士学校や魔道具科学校、商業学校なら魔法を使えない人も入れますよ」
そうなんだー、魔法が使えないなら興味は無いかな
せっかく異世界に来て、魔力が備わったんなら魔法を使えるって思うじゃん?
ネット小説では召喚されて全属性のチート野郎でやりたい放題なるじゃん?
現実って厳しい
残酷な現実を突きつけられて、第1魔法科学校を後にする。
他の魔法科学校に行っても同じなんだろうなと思い、魔法を使う夢は諦める事にした。
街を歩いてギルドにやってきた。
そう言えば、ここに来るまでに溜め込んでいた魔物の魔石やドロップ品を換金するの忘れていた
中に入ると思っていたより人が少なかった。なのでスムーズに順番が回ってくる。
「次の方」
せっかくだし、応対は女性が良いよね!と言う事でショートカットの青い髪が映える綺麗なお姉さんの所に並んでました。
「初めまして。換金をお願いします」
ギルドカードと一緒に魔石とドロップ品をバッグから取り出す。
かなりの量が溜まっていたので分けて保存しており、マジックバッグ風を装って取り出した。
「あら?珍しいタイプのマジックバッグですね!魔道具科学校で付与されたのですか?」
何!?今聞き捨てならない事を発言なさった?
「ま、魔道具科学校ではそんな事出来るのですか!?」
「え?そ、そうですが・・」
マジっすか!ちょっと興味が湧いてきたぞ。こりゃ行ってみないといけない
急いで魔石等の入った袋をカウンターに置くと受付のお姉さんが唖然と見ている。
「あ、あの・・」
「はい、これで全部です!換金お願いします」
お姉さんは他の職員を連れて来て査定をしに奥へと向かった。
海斗は魔道具科学校の興味に夢中で気づいてはいない。
職員達が海斗を化け物を見るような表情をしている事を
そしてギルドの端っこで海斗を観察していた騎士の視線に




