料理
先輩「君は料理とかよくするのかい?」
男「基本的に食事は自炊ですよ。昼は社員食堂ですけど。
先輩はどうなんですか?」
先輩「私も自炊はするぞ。週に3,4回くらい」
男「へー以外ですね」
先輩「ふっふっふ。これでも一応、結婚適齢期の女性なのだよ」
男「どんな料理作るんですか?」
先輩「野菜炒めとか作るね」
男「また女子力低めのをチョイスしましたねー。何を入れるんですか?」
先輩「キャベツだ」
男「まぁ必須ですね。あとは?」
先輩「キャベツだ」
男「」
先輩「Cabbageだ」
男「キャベツ……だけ……?」
先輩「そういうことになってしまうのかな」
男「それは野菜炒めじゃなくてキャベツ炒めなのでは?」
先輩「キャベツも野菜だろ? なら何も問題ないじゃないか」
男「まぁそれはそうですけど……。肉とか入れないんですか?」
先輩「?」
男「『何言ってるんだこいつ?』みたいな顔してますけど、普通野菜炒めに肉は入れますよ」
先輩「なんで? だって"野菜"炒めだろう!? 肉が入ったらそっちがメインぽくなるじゃないか」
男「そんなこと僕に言われても分からないですけど、一般的には入ってますね」
先輩「まったく、最近の日本語の乱れは目に余るものがあるな」
男「キャベツ炒めを野菜炒めと言い張る先輩に言われたくないと思いますよ」