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バームクーヘン※

先輩「おー、いいものを食べているね」


男「あ、先輩。先輩もバームクーヘン食べます?」


先輩「愚問だね。バームクーヘンといえば私じゃないか。バームクイーンとは私のことだよ」


男「初めて聞きましたよ。そんなに好きなんですか?」


先輩「好きだよ。カブトムシの次くらいに好きさ」


男「ちょっと基準がよく分かんないです」


先輩「おいしいと思わないかい?」


男「えぇ、僕も普段あまり甘いものは食べないんですけど、

  バームクーヘンだけはたまに買っちゃいますね」


先輩「そうなのかい? 君の好みを知ることができて嬉しいよ」


男「はい。なんか子供の頃からずっと好きですね」


先輩「なるほど。君もバームクーヘンと共に、その年輪のように毎年少しずつ成長してきたってことだね」


男「いや、そんなにうまくないですよ」


先輩「あいかわらず厳しいね。じゃあもし君と結婚する際には、

   ウェディングケーキはバームクーヘンにしようじゃないか」


男「どちらかっていうと引き出物ですね、それ」



挿絵(By みてみん)

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